Powered by

Home 店舗運営 コーヒースタンドを開業するには何が必要?資金や必要な資格をご紹介

店舗運営 2023/02/07 2023/02/28

コーヒースタンドを開業するには何が必要?資金や必要な資格をご紹介

 

「コーヒーが楽しめるお店」と聞くとカフェや喫茶店をイメージする人が多いかもしれませんが、テイクアウト中心のコーヒースタンドも人気を集めています。コーヒースタンドは小規模店舗で営業できるので、コーヒーのお店をオープンしたいと考えている人におすすめです。

本記事では、コーヒースタンドを開業する方法についてチェックしていきましょう。資金や資格など、コーヒースタンドを開業するときに知っておきたいポイントを解説しているので、ぜひ参考にしてください。

 

この記事の目次

  1. 儲かる?コーヒースタンドを開業するメリット
  2. 未経験者は必見!コーヒースタンドを開業する際の流れ
  3. コーヒースタンドの開業に関する基礎知識
  4. コーヒースタンドを開業してみよう!

 

儲かる?コーヒースタンドを開業するメリット

コーヒースタンドの開業には、以下のようなメリットがあります。

  • 喫茶店やカフェよりも少ない資金で開業できる
  • テイクアウト中心のため運営しやすい
  • 回転率を上げやすい

コーヒースタンドはテイクアウトが中心のため、喫茶店やカフェのように広いスペースは必要ありません。小規模な物件でも営業できるため、開業資金や固定費を抑えられます。

テイクアウトが中心の小規模店舗は、運営しやすいというメリットもあります。少ない人数でお店を回せるので人員配置が簡単で、基本的に店内で飲食をしないためコロナ禍でもお客様が利用しやすく、安定した営業が可能です。

コーヒースタンドは店内の席が空くのを待つ必要がないため、回転率を上げやすいのもメリットです。コーヒーを早く提供するほど回転率が上がり、売上アップが目指せます。

 

未経験者は必見!コーヒースタンドを開業する際の流れ

コーヒースタンドを開業するには、以下のステップで進めましょう。

  1. コンセプトを決める
  2. 店舗用の物件を探す
  3. 資金を調達する
  4. 内装・外装の工事
  5. 必要な資格の取得と保健所への申請
  6. 開業

はじめに、開業したいコーヒースタンドのコンセプトを明確にしてください。ターゲット層や提供するメニュー、価格帯など、どのようなコーヒースタンドにしたいのかを具体的に決めていきます。

コンセプトが決まったら、それに合う物件を探しましょう。ターゲット層が多そうなエリアで、規模や家賃、周辺のライバル店の有無などを考慮して物件を決めます。

希望の物件が見つかったら、資金を用意します。どの程度の資金が必要かは後ほど詳しく紹介しますが、自己資金だけでまかなえない場合は金融機関の融資制度などを利用して、資金を調達しなければなりません。

資金を調達して物件を借りられたら、内装や外装の工事を始めます。施工業者に工事を任せている間に、必要な資格の取得や保健所への申請の準備を行いましょう。

工事が完了したら保健所の検査を受け、営業許可が得られればコーヒースタンドをオープンできます。

 

コーヒースタンドの開業に関する基礎知識

ここでは、コーヒースタンドを開業するために知っておきたい基礎知識を紹介します。

以下で、必要な開業資金・許可証・資格・設備についてそれぞれ解説するので、チェックしておいてください。

 

開業に必要な資金

コーヒースタンドの開業に必要となる資金は、「初期費用」と「ランニングコスト」です。初期費用はお店をオープンするためにかかる費用で、ランニングコストはお店を運営していくために必要な資金です。

以下では、初期費用とランニングコストの細かい内容をみていきましょう。

 

初期費用

コーヒースタンドの開業にかかる初期費用は、主に物件取得費と工事費です。物件取得費は店舗用の物件を借りるために必要な費用で、保証金や仲介手数料、前家賃などで家賃の半年から1年分程度の費用がかかります。工事費は内装や外装、厨房設備などの工事にかかる費用で、工事の内容によって金額が変わってきます。

例えば家賃が15万円の物件を借りる場合、90万円から180万円程度の物件取得費が必要です。工事に100万円程度かかると仮定すると、初期費用は200〜300万円程度になります。そのほか、コーヒーを提供するための専用機器の購入費用も見込んでおきましょう。

ただし、店舗の規模や立地によってはもっと安い家賃で借りられるケースもありますし、工事費や機器の購入費用を抑える工夫をすれば、初期費用100万円以内で開業できる可能性もあります。

 

ランニングコスト

ランニングコストは運転資金ともいわれ、コーヒースタンドの経営が軌道に乗るまで営業を続けられるように確保しておくべき資金です。オープン直後から多くのお客様が来てくれるとは限らないので、万が一赤字が続いてもしばらくは営業を続けられるように、半年から1年分のランニングコストを用意しておきましょう。

コーヒースタンドのランニングコストとしては、家賃・食材費・人件費・光熱費などが挙げられます。これらの費用がどの程度かかるのか試算し、必要な金額を開業前に確保しておいてください。

 

開業に必要な許可証・資格

続いて、コーヒースタンドの開業に必要な許可証と資格について解説します。

法律に基づいて必要とされる資格もあるので、忘れずチェックしておきましょう。

 

食品衛生責任者はどの飲食店も必須

コーヒースタンドに限らず、飲食店を開業する場合は食品衛生責任者の届出が必要です。店舗の衛生管理を適切に行うために、飲食店は食品衛生責任者を選任するよう食品衛生法で定められていて、所轄の保健所に届け出る必要があります。食品衛生責任者になるには、資格を持っていなければなりません。各自治体が開催する講習会を受講し、講習会当日に行われる試験に合格すると取得できます。

食品衛生法では飲食店の営業許可についても定めていて、食品を提供する店舗を営業するには保健所の許可証が必要です。営業許可を得るには設備などについて細かい基準があるため、事前に保健所に相談しておきましょう。

 

その他に取得しておきたい資格もある

必須ではありませんが取得しておきたい資格として、以下のようなものが挙げられます。

  • 防火管理者
  • JBAバリスタライセンス など

従業員も含めた店舗の収容人数が30名以上の店舗では、防火管理者の選任が必要です。小規模なコーヒースタンドなら不要なケースも多いですが、将来的に店舗の拡大などを考えている場合は防火管理者の資格も取得しておくとよいでしょう。

JBAバリスタライセンスは日本バリスタ協会(JBA)の資格制度で、レベル1から3までのライセンスが用意されています。取得しておくとエスプレッソの抽出技術や知識があることを証明できるため、お客様からの信頼感につながります。

 

開業に必要な設備

コーヒースタンドの開業には、以下のような設備が必要です。

  • ドリップマシン
  • エスプレッソマシン
  • グラインダー
  • 焙煎機
  • 製氷機
  • POSレジ など

コーヒーを提供するためには、ドリップマシンやエスプレッソマシン、グラインダーなど専用の設備が必要です。アイスコーヒーを提供するなら製氷機、店舗で焙煎を行うなら焙煎機も用意しましょう。

コーヒー関連以外の設備としては、レジが必須です。電卓などを使って専用機器を用意していない店舗もあるかもしれませんが、業務効率化や売上アップを目指すならPOSレジを導入しましょう。POSレジは会計するだけで必要なデータを収集し、売上傾向などを自動で分析してくれます。バーコード読み取りやタッチ操作で会計ができるので、レジ作業がスムーズになるのもメリットです。

 

コーヒースタンドを開業してみよう!

コーヒースタンドはテイクアウト中心の小規模店舗で、「開業資金が抑えられる」「回転率がアップする」などメリットが多くあります。カフェや喫茶店の開業を考えている人は、コーヒースタンドも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

コーヒースタンドを開業するなら、POSレジを活用しましょう。特に、タブレットやスマートフォンを使用するアプリタイプのPOSレジがおすすめです。

スマレジ」はiPadやiPhoneをレジとして使用できるアプリで、直感的に操作できて小規模店舗の狭いレジスペースにも設置できます。基本のレジ機能だけなら無料プランで利用できるので、ぜひ活用してみてください。

執筆 菊池 勲

複数事業が存在するスマレジの中で、全社横断的にWebマーケティングを展開する事業戦略本部にてマーケティングを担当。 主にオンライン広告の取扱をメイン業務とし、各ベンダー様と共に出稿後のパフォーマンス・予算管理・データ分析および検証に基づくプランニングを担当。

このページの先頭へ