2023年のゴールデンウィークに大阪の鶴見緑地公園で、スマレジ特別協賛の地域密着型フードイベント「はらぺこサーカス」が開催され、5日間で12万人以上の方が来場し、各種メディアやSNSで話題になるなど、大盛況のうちにイベントを終えました!
このイベントの立役者である出店店舗さんにインタビューをおこない、お店のことや、イベント出店の背景、当日のエピソード、スマレジサービスをご利用いただいた感想などを伺いました。
今回インタビューしたのは、香り高い喜界島産ゴマと伝統的な中華料理との融合「ごま中華 喜界星」の白石さんです。
この記事の目次
希少な喜界島産ゴマを使用した「ごま中華」
力士を引退後、香港に本店がある本格中華料理店で修業をしていました。そのうち自分のお店を出すなら担々麵に特化したいと思い、ゴマについて検索したのが料理で使用している「喜界島産ゴマ」との出会いです。
さらに調べてみると日本で販売されているゴマの中で国産ゴマの割合は約0.1%で、それは鹿児島県喜界島のゴマでした。偶然にも喜界島出身の親戚がいたので帰省する際のお土産に頼んだのですが、その値段を聞いてびっくりしました。当時は500gで2,500円程度、今はさらに高価になっていると思います。
おもしろいことに、喜界島のゴマを食べる前からすでにメニューが頭に浮かんで、さらに実際に食べてみて「これで商売できる」と確信し独立を決意しました。
こうして喜界島のゴマに出会い、2017年に大阪の西中島に担々麺の専門店「喜界島 担々麺」をオープンしました。14席ほどの小さなお店だったのですが、テレビに紹介されたこともあり、多い時はランチで1日100人くらい来店していただけるようになりました。ただ、お客さんが座っている後ろを通れなかったり、調理スペースもかなり窮屈だったので北浜へ移転をすることにしました。
自分では中華料理の延長線上で担々麵を作っているつもりでしたが、ラーメン店の担々麵として見られることにずっとギャップを感じていたので、2022年に今の店名『ごま中華 喜界星』に店名を変更し、喜界島のゴマや食材をふんだんに使用した、中華料理のお店としてリニューアルオープンしました。
北浜はオフィス街のため、近隣で働かれている方の利用が多かったのですが、リニューアル後はファミリー層が増え、土日も多くのお客さんにも来ていただけるようになりました。まだコロナ禍の影響から完全に戻りきっていないため、とても助かっています。
お店を活気づけるための起爆剤として応募を決意
以前からイベント出店に興味があったことと、コロナが落ち着いてきたとはいえ客足が戻りきっていなかったので、お店を活気づける起爆剤になればと思い、はらぺこサーカスに応募しました。通らないだろうと軽い気持ちで応募したので、連絡が来たときは「まさか」とびっくりしたのを覚えています。
初めてのイベント出店で、売り切れてしまうのが嫌だったので多めに仕込みを想定していましたが、運営スタッフの方にも昨年の状況をお伺いし、最終的には1日400食想定で準備しました。おかげさまで2日以降は想定数を上回る注文をいただきました。最終日は雨の影響が大きく想定した数を下回ってしまいましたが、これもいい経験になったと考えて今後に生かしたいと考えています。
また、今回は担々麺と一緒に出していた水餃子の人気が高かったんです。こういったイベントに来られるお客さんは「一品でお腹を満たすより、少しずついろいろなものを食べたいんだな」と感じたので、もし次回出店するなら、仕込みや在庫の抱え方も考え「点心」でチャレンジしたいと思っています。
出店時の調理スペースはできるだけお店と同じ配置に
当日はスタッフ全員5~6人でオペレーションを回しました。お客さんの並んでいる数を見て、注文が入る前から麺を茹で始め、早く提供できるように工夫していました。大きなトラブルなく回すことができたのは、お店と同じオペレーションができるように厨房の配置をしたことが良かったのかもしれません。
想定外だったことを挙げるとしたら、公園ということもあり地面が少し凸凹していたので、調理器具をお店のようにまっすぐ置けなかったことくらいですね。スタッフのみんなは大変だったかもしれませんが、イベント自体を楽しんでもらえたことがとても良かったと思っています。
イベント中は他の店舗さんが買いに来てくださることもあり、私もできるだけ他の店舗さんに買いに行きました。イベント出店に慣れた店舗さんからお話しを聞いたり、見て学んだり、色々なやり方を知ることができてとても勉強になりました。
動作もスムーズ。野外&人が多くても通信エラーなし
イベント中に利用した決済端末「スマレジ・PAYGATE」は大きな問題もなくスムーズに使うことができました。ネット環境が原因のエラーもなく、人が多い環境でもポケットWi-Fiで十分に動くんだと感心しました。QRコードの読み込み感度もとても良く、不便を感じることはなかったです。
スマレジと連携しているモバイルオーダー「LBB Cloud」も2日目から、様子を見ながら徐々に受付上限を上げていきました。行列が途絶えた時もいい感じにモバイルオーダーで注文が入ってきたので助かりましたね。
取材を終えて
食べて健康になる「医食同源」をコンセプトに、喜界島の旬の食材を取り入れた中華料理を提供されている「ごま中華 喜界星」さん。多い時は月100個売れることもある人気の”食べるラー油”も販売しているので、北浜に来られた際はぜひお立ち寄りください。