2023年のゴールデンウィークに大阪の鶴見緑地公園で、スマレジ特別協賛の地域密着型フードイベント「はらぺこサーカス」が開催され、5日間で12万人以上の方が来場し、各種メディアやSNSで話題になるなど、大盛況のうちにイベントを終えました！
このイベントの立役者である出店店舗さんにインタビューをおこない、イベントの出店背景や、当日のエピソードなどを伺いました。
今回インタビューしたのは、夜アイスとして話題の「21時にアイス」大正駅前店の店長 中澤さんです。
この記事の目次
夜アイスを広げたい想いから生まれた「21時にアイス」
弊社の代表が札幌へ旅行した際に“〆パフェ”という文化に出会い、それを大阪でも広めたいと思ったことが「21時にアイス」を開店したきっかけです。
１店舗目は本社がある堺市に近いことと、高速道路の出口近くのロードサイド戦略にも当てはまったため、大阪の八尾市で創業しました。
北海道の“〆パフェ”文化は、お酒を飲んだ後の〆のラーメンのように、若い方たちが遊んだ後に「最後にもう１件寄っていく？」といった感じで利用されると聞いたので、「21時にアイス」の営業時間も夕方～夜に設定しました。実際に１日通しての来店数を見てみると、21時～22時頃にお客様が増える傾向があります。
メインのターゲットはインスタグラムをよく利用される20-30代の若い方なので、アイスのトッピングやお店の外観・内装など、写真映えを意識して作っています。
そのおかげか、現在では21時のアイスの全インスタアカウントで10万人以上の方にフォローいただいています。お店によっては家族連れやご近所のお客様にも多くご来店いただくので、様々な層のお客様に楽しんでいただけるよう、チョコバナナなどの王道メニューも含め全22種類のアイスをご用意しています。
現在はフランチャイズも含め37店舗を展開していますが、全国都道府県に必ずあるような状態を目指し、まずは50店舗を目標にしています。
フェスにおけるスイーツの需要を知るために出店を決意
はらぺこサーカスへは、フードフェスでのスイーツ業態の需要を知りたかったこと、オペレーションがどうなるかなどの経験を得たいといった理由から出店を決めました。
実際出店してみると年齢・性別問わず多くのお客様に来ていただき、「21時にアイス」を知っていただくきっかけになったので、出店してとても良かったと感じています。
メニューは全部で４種類で、３つは通常の店舗でお出ししている商品、１つは夏らしいオリジナルの商品を用意しました。仕込数に関しては、昨年の平均の出数を参考に、それを越えたいという想いを込めた目標数で仕込みを準備しました。
近くの実店舗とも協力しトラブルを乗り越えた
初日は３人のスタッフで運営をスタートしましたが、想定以上の注文で開始30分の時点ですでに「オペレーションが回らなそうだ」と感じました。
その原因は通常の店舗業務とは異なる導線にありました。
通常の店舗だとレジの後ろを振り向くとすぐ作業台があるので、会計と調理の導線がコンパクトになっています。しかしイベントでは、お客様に商品をお渡しするテントの後ろにキッチンカーがあったため、キッチンカーで作った商品をお客さんがいるところまで持っていく必要があったためです。
その後にスタッフを７人まで増員し、導線も改善していったことにより、売上を伸ばすことができました。
また、ソフトクリームを作るサーバーは空気で冷やす空冷式を２台用意していただいたのですが、気温上昇で製造性能が落ちていってしまったので、近くの実店舗に連絡をしてストックを用意してもらうなど、協力をしてもらいながら運営しました。
スマレジ・PAYGATEはフェスなど小回りを利かせたい場面に向いている
イベント中はスマレジのマルチ決済端末「スマレジ・PAYGATE」を利用しました。
以前に百貨店の催事で別のキャッシュレス決済端末を使ったことがあったのですが、そちらと比べても操作が分かりやすく、アルバイトスタッフも１度説明しただけで使えるようになりました。
またイベントで利用する場合、通常のレジはレシートプリンターを用意しないといけないので持ち運びに苦労するのですが、スマレジ・PAYGATEはレシートプリンター一体型で、POS機能もついているので、野外フェスなどの小回りを利かせたい場面に特に向いていると感じました。
取材を終えて
大阪から夜アイスを盛り上げていきたいというコンセプトからスタートした「21時にアイス」さん。材料にこだわった本格的な味わいのアイスは、見た目も華やかで何度も通いたくなること間違いなしです。お店の近くに来られた際はぜひお立ち寄りください。
