スマレジコミュニティのプロジェクトオーナーをしております真鍋です!
2024年6月に大阪で開催したスマレジユーザー会「アキナイラボ」Meetupの様子をご紹介いたします。
「アキナイラボ」Meetupはお店の運営に関わる人が参加しているユーザーコミュニティ。毎回店舗運営にまつわるテーマを掲げて、みんなで知見をシェアする場です。
Facebookのグループもありますので、興味がある方はぜひ参加してくださいね!
「アキナイラボ」Meetup大阪 第6回目は、2024年6月27日にスマレジ大阪本社のセミナールームにて開催しました。
今回のテーマは、前回のMeetup後のアンケートで企画要望があがっていた「実店舗とECの融合について」です。
スマレジとECサイトの連携に関しては、スマレジ・アプリマーケットで公開されている連携アプリを利用されているケースが多いこともあり、当日はスマレジユーザーさんとスマレジアプリベンダーさんがペアとなり3社の成功事例を共有するという形で進行しました。
この記事の目次
スマレジ×Shopify 会員・ポイント連携を用いた成功事例
■スマレジアプリベンダー
株式会社フィードフォース 井形さん
■スマレジユーザー
株式会社HEAVEN Japan 今川さん
Shopify連携アプリ「Omni Hub」
株式会社フィードフォース 井形さん
株式会社フィードフォースは、「スマレジ」とECプラットフォーム「Shopify」間で会員情報とポイント情報を一元管理するアプリ「Omni Hub(オムニハブ)」を提供しています。
多くの事業者が店舗とECサイトの連携強化を目指し、その第一歩として会員・ポイント情報の一元化による顧客体験の向上に取り組んでいます。
しかし、こうした連携は既に消費者にとって当たり前のサービスとなっており、業界のトレンドは「連携後のさらなる施策」へと移行しています。
今回は、連携アプリ「Omni Hub」を活用している株式会社HEAVEN Japanの今川さんと共に、連携後の具体的な施策や成功事例をご紹介します。
ポイントを活用した「紹介制度」でロイヤルティが高い顧客を獲得
株式会社HEAVEN Japan 今川さん
株式会社HEAVEN Japanは、女性の下着や身体の悩みを解決する「適正下着」を製造・販売するブランド「HEAVEN Japan」を展開しています。
このブランドにて、ポイント制度を活用し「スマイルリレー」という紹介プログラムを実施しています。これは、既存のお客様が新規お客様をご紹介いただくこと、双方にポイントをプレゼントする仕組みです。
この取り組みには2つの狙いがあります。
1.年々上昇する広告CPAの対策として、自社で集客する仕組みを作る
2.信頼できる人からの紹介が持つ影響力を活用したロイヤルカスタマーの創出
実際に、「スマイルリレー」を経由して獲得した顧客は、ロイヤルティが高い傾向があり、リピート購入率も高くなっています。
また、「スマイルリレー」をYoutuberから紹介いただく施策も実施しており、配信後は数値がぐんと上がるなど大きな効果が得られています。
スマレジ×BASE 在庫連携を用いた成功事例
■スマレジアプリベンダー
合同会社ITサポート恵 福島さん
■スマレジユーザー
株式会社イトー 山田さん・岡本さん
BASE連携アプリ「BASE在庫連携」
合同会社ITサポート恵 福島さん
合同会社ITサポート恵は、「スマレジ」とネットショップ作成サービス「BASE」間で在庫情報を一元管理するアプリ「BASE在庫連携」を提供しています。
多岐にわたる仕事を抱える店舗業務において、各システムでの在庫調整作業を自動化することは、ネットショップでの売り越しの防止や、より創造的な業務に注力できる環境の創出につながります。
今回は、「BASE在庫連携」を活用している株式会社イトーの山田さん・岡本さんと共に、在庫連携によって図れた業務効率化やメリットをご紹介します。
店舗とECサイトの在庫自動連携で、攻めた商品仕入れが可能に
株式会社イトー 山田さん
株式会社イトーは、DIY・アウトドア用品を販売するショップ「WHATNOT HARDWEAR STORE」を運営しています。
実店舗は兵庫県三木市の1店舗のみで、Instagramを主要な集客チャネルとして活用しています。現在約6.5万人のフォロワーがおり、日々コンテンツを配信することでECサイト「BASE」へ誘導し、購入に繋げる販売戦略を取っています。
DIY関連商品という特性上、多種多様な商品を取り扱っており、中には在庫数2個程度で仕入れる商品もあります。
以前は、そのような少数在庫の商品が店舗で売れた場合、すぐにECサイトの在庫状況を更新する必要があり、非常に手間になっていました。
現在は、「BASE在庫連携」で店舗とECサイトの在庫が自動連携され、少数在庫の商品も積極的に販売できるようになりました。
スマレジ×makeshop LINEミニアプリ連携を用いた成功事例
■スマレジアプリベンダー
北海道デジタル・アンド・コンサルティング株式会社 大橋さん
■スマレジユーザー
株式会社サンウェル 高橋さん
makeshop ポイント連携 | LINEミニアプリ EDWARD
北海道デジタル・アンド・コンサルティング株式会社 大橋さん
北海道デジタル・アンド・コンサルティング株式会社は、LINEミニアプリ上で会員カードが作れるアプリ「EDWARD」を提供しています。このアプリは、スマレジやmakeshopとの連携により、店舗とECの両方で利用いただけます。
実店舗からECへと販路を拡大する場合、まずは実店舗で会員管理の基盤を作ることが重要です。
会員登録においては、店舗で確実に会員になってもらうために、煩わしい入力作業を簡素化するなどの工夫が不可欠です。また、蓄積した顧客情報を活用してセグメント配信を行い、来店促進やファン獲得の施策を展開することも効果的です。
今回は、連携アプリ「EDWARD」を活用している株式会社サンウェルの高橋さんと共に、LINEを用いた会員登録の成功例をご紹介します。
運用3年で会員数1万人を突破、店舗購入履歴からユーザーが欲しい情報を配信
株式会社サンウェル 高橋さん
株式会社サンウェルは、調剤薬局と化粧品販売を手掛けており、化粧品メーカーから仕入れた商品をカウンセリング販売しています。
お客様の会員化は、リピーター創出につながり、出店初期投資費の早期回収を可能にします。そのため、いかに早く、多くの方に会員になってもらえるかが重要です。
この点において、「EDWARD」はQRコードを読み取るだけで会員登録が即時完了し、従来は紙で行っていた個人情報同意もウェブ上で完結するため、多くの方に会員になってもらえるチャンスが増えています。
我々の店舗では、「会員登録を行うと、即利用可能なクーポン獲得できる」という案内で会員登録を促しており、運用開始から3年で会員数は1万人を超えました。
また、カウンセリング販売ですので、スマレジの購入履歴をもとにセグメントをかけ愛用ブランドの新商品紹介や事前予約のご案内を行っています。これにより、リピート購入の機会が増え、顧客満足度向上にもつながっています。
40名を超えるユーザーが自由に意見交換
3組の成功事例紹介の後は、集まったユーザー同士の交流会。
今回は過去最多の40名を超えるユーザーさんにご参加いただいたこともあり、交流会も大盛況でした。
毎回様々な業種のユーザーさんが集まるので、今回の「実店舗とECの融合」をテーマにした話題はもちろん、同業種同士で店舗運営や組織作りのお話をされるなどの意見交換も活発に行われました。
今回大阪で6回目の開催となりましたが、今回も本当にたくさんの方にお越しいただきました。参加者の皆さん、本当にありがとうございました!
次回の開催が決まり次第、Facebookのグループでシェアしますので、登録がまだの方や興味のある方は是非グループにご参加ください!