Shopify POSを活用することで、オンラインとオフラインでの店舗運営がスムーズになります。そのため、実店舗とネットショップの両方を運営したい方にはおすすめのサービスです。
本記事では、Shopify POSを導入するメリットや導入時の注意点等について紹介するので、POSシステムの導入を検討している方は情報収集にお役立てください。
この記事の目次
Shopifyとは
そもそもShopify(ショッピファイ)とは、誰でも簡単にネットショップを開設できるクラウド型のプラットフォームです。日本だけでなく、世界中で利用されているサービスで、数百万以上の店舗に利用されています。
オンラインサービスを起業するのに適しており、副業としてハンドメイド商品を販売したり、実店舗をオンライン化したりすることができるため、さまざまな形でビジネスをサポートしてくれるシステムです。
スマホアプリを活用すれば、商品の発送処理やデータ分析も可能になります。また、オンラインサービスに慣れていない方向けにストア開設ガイドブックが用意されているので、パソコン初心者でもはじめから使いこなせるでしょう。
他にも、越境EC(日本から海外に向けて商品を販売する電子商取引のこと)に挑戦する方向けにデータや事例も公開されているので、初心者から上級者まで網羅しているサービスといえます。
Shopify POSとは
Shopifyが提供しているPOSシステムの「Shopify POS」について説明します。Shopify POSとは、POSシステムが組み込まれているソフトウェアのことです。AndroidやiOSのスマートフォン・タブレットにダウンロードすることで、簡単にPOSシステムを導入することができます。
Shopify POSは、ビジネスの形態に合わせてカスタマイズできる点が特徴で、顧客管理や売上管理、発送管理など必要な項目を自由に追加することが可能です。小売店経営に必要なツールを網羅しているため、利便性が高く業務の効率化を図れます。
Shopify POSを使えば、ネットショップだけでなく実店舗でも簡単にPOSシステムを導入できるので、POSレジを検討する際に選択肢の一つとして考えると良いでしょう。
Shopify POSを導入するメリット
Shopify POSを導入する主なメリットとして、以下の4点が挙げられます。
- オンライン・オフラインの情報を一元管理できる
- 顧客のショッピング体験を向上できる
- データ分析機能でショップ運営を改善できる
- モバイルアプリで簡単に利用開始できる
Shopify POSの導入を迷っている方は、判断する際の参考にしてみてください。
オンライン・オフラインの情報を一元管理できる
Shopify POSを導入することで、オンラインとオフラインの情報を一元管理できます。Shopifyはオンライン販売のプラットフォームなので、もともとオンラインの情報を管理する機能が搭載されています。そして、Shopify POSを活用すれば、実店舗のデータを自動的に集計することが可能です。
ネットショップと実店舗の売上情報や在庫情報等を別々に管理するのは、かなり手間がかかるので、業務効率が低下します。Shopify POSでオンラインとオフラインの情報を連携できれば、効率良くデータ分析ができるので、効果的に経営戦略へ活かせるでしょう。
顧客のショッピング体験を向上できる
Shopify POSにより、顧客のショッピング体験を向上できる点も魅力的です。ネットショップと実店舗を相互利用することで、顧客は好きなタイミングで商品を購入できるようになります。顧客は実店舗で商品を下見して、家でじっくり吟味したのちに購入できるので、満足度の高い買い物を楽しむことが可能です。
また、メールカート(実店舗に来店した顧客に送信するメール)や商品QRを駆使することで、スムーズなショッピング体験を実現できるでしょう。たとえば、来店した顧客におすすめの商品情報をメールで提供したり、商品の近くにネットショップの商品ページにアクセスできるQRコードを設置したりすることで、自然な流れでネットショップに誘導できます。
ネットショップで購入した商品を実店舗で受け取ったり、予約販売・取り置き注文をしたりすることもできるため、顧客にとって利便性の高い機能が揃っているサービスです。
データ分析機能でショップ運営を改善できる
データ分析機能を駆使すれば、ショップ運営の問題点を早期改善できます。蓄積した売上情報や顧客情報をもとに、商品動向を視覚化することが可能です。一目で商品や顧客の動きが把握でき、店舗の上手くいっている部分と改善点が見えるようになります。
売上情報や顧客情報の分析は、顧客のニーズに対応できているかを確認するために重要です。顧客のニーズを捉えた商品展開をしなければ、安定した売上を確保することが難しいでしょう。データ分析機能を活用し、良い点はそのまま継続して行い、悪い点を改善してサービスの向上に努めることが大切です。
モバイルアプリで簡単に利用開始できる
モバイルアプリをインストールするだけで、簡単に利用開始できます。POSシステムの導入には、複雑な設定や操作が必要なのでは、と不安に思われている方は多いかもしれませんが、Shopify POSの使い方はいたってシンプルです。また、スマホやタブレットに専用アプリをインストールすれば、すぐに利用できます。iOS・Android端末のどちらにも対応しており、中古の端末を購入すれば格安で導入することが可能です。
Shopify POSの設定方法
Shopify POSの導入方法について説明します。まずShopifyと契約をしてShopifyストアの基本的な設定をしましょう。Shopifyの管理画面に移動し、販売チャネルの追加から「POS」の「+」を選択します。POSチャネルを追加したら、App StoreやGoogle Play Storeで使いたい端末に「Shopify Point of Sale (POS)」をインストールしましょう。
インストールしたアプリにログインして、PINコード(4桁の数字)を作成します。PINコードはPOSアプリにアクセスする際に必要なので、忘れない番号に設定しましょう。PINコードを作成したら、スマートグリッド機能で管理画面をカスタマイズします。業務に必要な機能を揃えておくと、素早い切り替えが可能です。
なお、「顧客を追加する」機能を使って、実店舗に来店した顧客情報を登録しておくと、その顧客がネットショップを利用したときにオンラインとオフラインのデータを連携させることができます。
Shopify POSを導入する注意点
Shopify POSを導入する上で、注意しなければならないことがあります。それは、直接連携できる外部決済サービスがないことです。つまり、Shopify POSを導入しただけでは、キャッシュレス決済を導入することができません。
Shopify POSにキャッシュレス決済のデータを反映するには、決済サービス端末を導入し、Shopify POSの管理画面と連携させる必要があります。最近はキャッシュレス決済の普及が進んでいるので、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済等に対応できるように、マルチ決済サービスと提携しておきましょう。
Shopifyと連携可能なPOSレジを使う方法も
Shopifyと連携できるPOSレジを導入することで、外部決済サービスと直接連携できないデメリットを克服することが可能です。スマレジでは、Shopifyと連携可能なPOSレジを提供しています。スマレジについて紹介するので、ぜひ導入を検討してください。
スマレジとは
スマレジとは、タブレットやスマホを活用したクラウド型のPOSレジです。市販のタブレット等がレジ代わりになるので、従来のPOSレジよりも安価に導入することができます。機能も適宜アップデートされるため、常に最新の機能を使うことが可能です。導入コストを抑えつつ、店舗に最適なシステムを導入できるので、多くの事業者から支持を得ています。無料プランも設けているため、まずはお試し感覚で利用してください。
スマレジのShopify連携アプリとは
スマレジのShopify連携アプリを利用すれば、Shopifyと簡単に連携することができます。リアルタイムでデータを連携するため、スマレジで得た顧客情報や売上情報を素早くShopifyと共有することが可能です。
実店舗とネットショップのデータを一元管理できるだけでなく、商品の発送や店頭での受け取り・返品・交換がスムーズになります。業務効率が格段にアップするので、アプリを使ってスマレジとShopifyの両方を活用してはいかがでしょうか。
スマレジとShopifyを連携するメリット
スマレジとShopifyを連携することで、さまざまなメリットがあります。たとえば、オンラインとオフラインの会員情報やポイント、売上を一元化することで、顧客に高い利便性を提供することが可能です。また、実店舗とネットショップの在庫をリアルタイムで更新するため、在庫切れ時の販売など顧客とのトラブル回避にも役立ちます。
他にも、ネットショップで購入した商品の実店舗での受取や実店舗で購入した商品の自宅への発送など、柔軟に対応できる点も魅力です。スマレジとShopifyを連携すれば、業務効率化だけでなく、顧客満足度向上につながる機能も十分発揮することができます。
スマレジのShopify連携アプリを利用する手順
スマレジのShopify連携アプリを利用する手順について説明します。まず、2つのサービスを連携するためには、Shopifyと契約した上で、スマレジのプレミアムプラスプラン、フードビジネスプラン、リテールビジネスプランのいずれかと契約する必要があります。
スマレジのプラン内容や見積り額等を確認したら、電子署名をして申込みましょう。初期費用の振込み完了後、スマレジ側で作業を行います。作業完了後にShopifyアプリを有料プランに切り替えて、アプリ連携をONにしましょう。担当者が動作の確認をして作業完了報告書を送付するので、署名捺印をした後に利用開始できます。
ShopifyとPOSレジを連携しよう
Shopifyは、オンラインショップを開業するのにおすすめのサービスです。Shopify POSを導入すれば、実店舗との連携も可能になり、あらゆるデータを一元管理できます。POSレジもあわせて導入すれば売上管理や顧客管理がスムーズになるので、ShopifyとPOSレジの両方の導入を検討しましょう。スマレジでもShopifyとの連携が可能なPOSレジを提供しているので、興味のある方はお気軽にご相談ください。