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店舗運営 2023/02/16 2024/02/19

古民家カフェを開業するには? 手順必要な資格、注意点を説明

改装した日本家屋で、和の趣を感じながらくつろげる古民家カフェ。郊外の静かな場所で営業していることも多く、落ち着ける空間が人気でもあります。この記事では、古民家カフェの開業を検討している人に向けて、開業の流れや資金の目安について解説しています。加えて、古民家カフェを開業するメリットや注意点もお伝えしていますので、カフェを始める際の参考にしてください。

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この記事の目次

古民家カフェを開業する流れ

古民家カフェを開業するには、物件探しや店内の改装、資格取得、開業手続きなどが必要です。ここでは7つのステップに分けて、開業の流れを紹介します。

 

コンセプトを決める

古民家カフェを成功させるためには、コンセプトを決定しましょう。コンセプトとは、お店のテーマや方向性のことです。コンセプトがしっかりと定まっていれば、お店の内装や店名、メニューを決める際の指針になります。

また、ターゲットとなる客層も重要な要素です。年齢・性別・職業などを細かく設定しておくと、コンセプトをイメージしやすくなります。コンセプトは「5W2H」を意識して決定すると良いでしょう。

  • When(営業時間)
  • Where(出店エリア)
  • Who(ターゲット層)
  • What(メニュー)
  • Why(開業動機)
  • How much(価格)
  • How(宣伝方法)

 

必要な資格を取得する

飲食店の開業には「食品衛生責任者」の資格が必須です。食品の製造・販売を行う際に必要な資格で、店舗に対して1人以上の設置が義務付けられています。自分で取得するか、資格保有者を雇用しましょう。

「食品衛生責任者」の資格は、各自治体で開催されている食品衛生責任者養成講習を受講することで取得できます。ただし、栄養士・調理師・製菓衛生師などの資格保有者は、申請のみで取得が可能です。

また、30人以上収容できる店舗の場合は、消防計画の作成や防火管理業務を計画的に行う「防火管理者」の資格も必要になります。開業する古民家カフェの規模によって、取得を検討しましょう。

 

開業する地域を絞り込む

次に開業する地域の絞り込みです。地方なのか、首都圏なのか、あるいは駅周辺や郊外などある程度絞り込む必要があります。この際に参考になるのが、前述したコンセプトです。設定したテーマやターゲット層をもとにすると、古民家カフェをどのように利用してもらいたいかが見えてきます。

例えば、「自然豊かな場所で、地域に密着したお店」を目指すなら、必ずしも人通りが多いエリアである必要はありません。ただし、周辺の調査は実施した方が良いでしょう。人口・交通量・世帯構成などは立地を決める際のポイントとなります。

 

物件を探す

物件は、古民家カフェに向いている空き家を探す必要があります。そもそも「古民家」の定義はどのようなものでしょうか。一般社団法人全国古民家再生協会によると、一般的には建築後50年経過した建物であり、昭和25年制定の建築基準法以前に建てられた「伝統的建造物の住宅」とされています。

古民家の空き家はインターネットでも検索できますが、開業エリアにある不動産屋で情報収集しながら探すのが良いでしょう。もし、近隣に古民家カフェがあるならば、オーナーに話を聞いてみるのもおすすめです。

参考:一般社団法人全国古民家再生協会「古民家の定義について

 

改装する

物件が決まったら、必要に応じて改装工事を行います。古民家の多くは断熱性や気密性が備えられておらず、外気が入り込みやすい構造です。夏は比較的涼しく過ごせると思いますが、冬は寒さが厳しく感じるでしょう。冷暖房効率を上げるためにも、断熱性と気密性の確保が必要です。また、場合によっては耐震補強工事も必要になるかもしれません。

ただし、古民家の良さを残すためにも、内装や間取りはあまり変えない方が良いといえます。年月を感じられる柱や壁、伝統構法による開放感のある天井などは、そのまま活用すれば工事費用も抑えられます。古民家鑑定士と相談しながら検討しましょう。

 

開業の申請手続きを行う

開業の申請手続きも忘れてはいけません。古民家カフェ開業時に必要な手続きは、以下になります。

  • 飲食店営業許可
  • 個人事業の開廃業等届出書
  • 事業開始等申告書
  • 防火対象物使用開始届
  • 火を使用する設備等の設置届

「飲食店営業許可」は保健所へ申請を行い、審査に合格することで取得できます。申請には食品衛生責任者の資格証明書類が必要になりますので、事前に取得しておきましょう。個人事業主として開業する場合は、税務署に「個人事業の開廃業等届出書」の提出が必要です。

「事業開始等申告書」は事業開始を自治体へ報告するための書類となり、その他、消防署には「防火対象物使用開始届」「火を使用する設備等の設置届」が必要になります。

 

設備や器具を揃える

最後に設備・器具の準備です。以下は一例になります。

  • 厨房機器
  • 調理器具
  • 食器類
  • 什器
  • レジ用品
  • 空調機器
  • 音響設備

上記すべてが必要なわけではありませんが、予算を考慮しながら古民家の雰囲気やコンセプトに合うものを揃えると良いでしょう。ただし、会計システムはさまざまな決済方法に応えられるものがおすすめです。

最近は電子マネーやQRコード決済などキャッシュレス決済が浸透しています。POSレジなどを導入すれば顧客のニーズに応えられる上、会計業務の効率化や顧客満足度につながるでしょう。

例えば、スマレジPAYGATEは幅広い決済方法に対応しており、アプリの活用でお店に合ったシステム構築が可能です。0円から利用できる上、マルチ決済端末との連携もできます。

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古民家カフェの開業資金

古民家カフェ開業の流れを確認したところで、気になるのが開業資金ではないでしょうか。ここからは、古民家カフェ開業に必要な資金の目安と内訳、その調達方法についてお伝えします。

 

開業資金の目安と内訳

古民家カフェの開業資金は、1,000~1,500万円程度が相場となります。主な内訳は次の通りです。

  • 古民家   購入費用
  • 80~500万円
  • リフォーム  費用
  • 600~1,000万円
  • 厨房機器   設備費用
  • 約300万円
  • 什器    備品費用
  • 50~200万円

物件については購入・賃貸・持ち家によって変動します。賃貸の場合は賃料の6~10ヶ月分を目安に準備しておくと良いでしょう。リフォームにはインフラ工事や建具工事、トイレの工事などが含まれます。建物の状態やこだわり具合によって異なり、状況によっては高額になりやすい費用です。費用を抑えたい場合は、可能な部分のみ自力でリフォームしたり、素材のランクを落としたりといった工夫が必要になります。

 

開業資金の調達方法

古民家カフェの開業資金の調達方法として、次の3つが挙げられます。

  • 自己資金
  • 友人からの借入
  • 金融機関からの融資

全額を自己資金でまかなうのは現実的ではありませんが、金融機関などから融資を受ける際には必要になりますので、貯蓄はあった方が安心です。友人からの借入は返済日や利息に融通が利く一方で、トラブルの際に信用問題に発展しやすいというデメリットがあります。

開業資金の調達方法としては金融機関からの融資が一般的で、例えば政府が出資している日本政策金融公庫などが挙げられます。経営実績などが問われない上に、融資が受けやすい点がメリットです。一定金額までは無担保無保証も可能で、比較的早い期間で融資を受けられます。

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古民家カフェを開業するメリット

古民家カフェの開業には、以下のメリットがあります。

  • 固定資産税の軽減
  • 初期費用の削減

それぞれのメリットについて確認していきましょう。

 

定資産税を軽減できる

1つ目のメリットは、固定資産税の軽減です。固定資産税とは、土地と建物を保有している人にかかる地方税で、土地への税額は変わりませんが、建物の税額は「築年数」によって決定されます。

そのため築年数が古い古民家は固定資産税が低くなり、税額を抑えることが可能です。ただし、リフォームによって増築を行った場合は、増築部分が新築とみなされ、評価額を引き上げられるケースがあるため注意しましょう。

 

初期費用を抑えやすい

古民家カフェは、空き家の有効活用としても注目されています。古い物件のため比較的安い価格で売買されており、物件の取得費用を抑えることが可能です。また、高い天井や重厚感のある柱、開放感のある縁側など古民家独特の雰囲気を活かせるため、内装にあまり手をかける必要がありません。そのため内装費用の削減にもつながるといえます。

 

古民家カフェ開業の注意点

固定資産税が安くなり、初期費用が抑えられるなどのメリットが得られる古民家カフェですが、注意しなければいけない点もあります。ここからは、古民家カフェ開業時の注意点を確認しておきましょう。

 

リフォームの内容によっては余計に費用がかかる

老朽化による修繕は仕方がない部分もありますが、コンセプトに合わせるための大掛かりなリフォームなど内容によっては費用がかさみ、初期費用が高額になります。また前述した通り、古民家は固定資産税が安くすみますが、増築した場合は評価額が引き上げられる可能性も考えなければなりません。加えて、木造や土蔵などの耐火性が低い建物では、火災保険が高額になりやすいため覚えておきましょう。

 

競合との差別化ができないと経営が難しい

空き家ビジネスが注目されたことで、古民家カフェは増えつつあります。「古民家」という特徴だけでは弱く、明確なコンセプトを定めなければ、競合との差別化は難しいといえるでしょう。例えば「ここでしか味わえないオリジナルメニュー」「立地を活かした空間演出」など、オリジナリティを加えることで話題にもなりますし、口コミやリピート率向上にもつながります。同じ古民家でも、独自性を出せるようなアイデアで集客効果が高まるはずです。

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計画的に古民家カフェの開業準備をしよう

古民家カフェの開業は空き家の活用につながり、固定資産税の軽減や初期費用削減といったメリットがあります。ただし、こだわりすぎるとリフォーム費用がかさむため、古民家本来の趣を活かした店舗づくりが望ましいといえるでしょう。また、カフェを成功させるためには、コンセプトやターゲットを定め、競合との差別化を図ることが大切です。

執筆 菊池 勲

複数事業が存在するスマレジの中で、全社横断的にWebマーケティングを展開する事業戦略本部にてマーケティングを担当。 主にオンライン広告の取扱をメイン業務とし、各ベンダー様と共に出稿後のパフォーマンス・予算管理・データ分析および検証に基づくプランニングを担当。

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