
スマレジコミュニティのプロジェクトオーナーをしております真鍋です!
今回のテーマは、「フードフェスで“売れる店”の作り方」。
いつもの店舗運営や顧客管理とは少し趣向を変え、スマレジが特別協賛する大型フードフェス「スマレジ presents はらぺこサーカス」を題材にした特別回として開催しました。
「はらぺこサーカス」は、大阪・鶴見緑地で毎年ゴールデンウィークに開催されている大型フードフェスです。2026年で5回目の開催を迎え、累計来場者数は100万人を突破。
直近の開催でも5日間で約26万人が来場するなど、大阪を代表するフードイベントのひとつとなっています。
今回は、「はらぺこサーカス2025」でアサイーボウルを販売し、売上2位を記録したatmark株式会社の海田ジョーさんをメインゲストにお迎えしました。海田さんには、イベント出店ならではの売上づくりやオペレーションの工夫をお話しいただきました。
また、同イベントで売上1位を獲得した「西成チャーライ」の米島さんには、コメンテーターとして、経験豊富な出店者の視点から実践的なコメントをいただきました。
本レポートでは、当日の様子をご紹介します。
Facebookのグループもありますので、興味がある方はぜひ参加してくださいね!
この記事の目次
5日間で約4,000食。売上約400万円の裏側
海田さんが「はらぺこサーカス2025」で販売したのは、アサイーボウルです。5日間で約4,200食、売上約420万円を記録し、1日平均では約800食、約80万円の売上となりました。
海田さんは、この結果について「単に商品が良かったからではなく、現場での工夫と気づきがあったからこそ」と振り返ります。

特に印象的だったのは、フードフェスでは「おいしい商品を用意する」だけでは、売上につながらないという点です。
来場者が多い分、いかに迷わせず、止まらせず、スムーズに提供できるか。
メニュー設計、価格設定、導線、人員配置など、店舗営業以上に“売れるための設計”が重要になります。
商品は絞る。価格は分かりやすく
海田さんが意識したポイントのひとつが、メニューを絞ることです。
イベントでは、来場者が短時間で多くの店舗を見て回るため、選択肢が多すぎると迷いが生まれ、注文までの時間が長くなります。
そこで海田さんは、商品を1つに絞り、価格も1,000円に統一。注文から決済、提供までの流れをシンプルにしました。
米島さんからも「基本は3商品。増やしても5商品まで」というコメントがあり、商品数を絞り、お客様を迷わせないことの大切さが共有されました。

売上を左右するのは、商品以上にオペレーション
セッションでは、オペレーションの重要性についても多く触れられました。
海田さんのブースでは、当日6名体制で運営。役割を固定し、流れを単純化することで、提供スピードを高めていました。
一方、米島さんのブースでは8名体制で、レジ、調理、盛り付けなど、工程ごとに役割を分担していたそうです。
特に重要な役割として挙がったのが、ブースの外に立つ「整列・呼び込み係」です。
行列は集客効果にもつながりますが、並びすぎると離脱も起こります。行列をどう見せるか、どのように案内するか。こうした細かな現場設計が、売上に直結するポイントとなりました。
売り切れとロスのバランス。想定外に備える仕込みの考え方
「はらぺこサーカス2025」では雨の日もあり、天候によって売上が左右される場面もありました。
雨による来場者数の変動、通信環境の不安定さ、スタッフの欠勤など、イベント出店では想定外の事態が起こります。
なかでも参加者の関心が高かったのが、仕込み量の考え方です。
売り切れは避けたい一方で、仕込みすぎると食品ロスにつながります。
米島さんからは、仕込み量を決める際に「聞けそうな人に遠慮なく聞く」という実践的なアドバイスもありました。運営側や周囲の出店者に見込みを確認しながら、売り切れとロスのバランスを取ることが重要です。
また、イベント側が持つ過去実績や売上上位店舗のデータを参考にし、自分たちの商品がどの程度売れるのかを客観的に見極めることも大切です。
天候や来場者数はコントロールできないからこそ、事前の情報収集、仕込み量の調整、ロスが出にくい商品設計が成果を左右します。
SNSは告知だけでなく、イベント後の資産にもなる
海田さんが有効だと紹介したのは、イベント前の告知だけでなく、イベント中のライブ配信や動画撮影です。
TikTokライブやInstagramライブは、イベント中に実施すると伸びやすく、来場者の熱気をそのまま届けられる手段になります。
また、スタッフが忙しく動いている様子、仕込みの様子、行列ができている様子など、イベントならではの臨場感を
撮影しておくことも重要です。
こうした素材はイベント後のSNS投稿にも活用でき、普段の店舗では撮影しづらい“現場の熱量”を残すコンテンツ資産になります。
スマレジ・モバイルオーダーの使用感
今回のセッションでは、「はらぺこサーカス」当日のスマレジやモバイルオーダーの使用感についても話題に上がりました。
海田さんからは、モバイルオーダーについて「画面が見やすく、操作もスムーズだった」との感想があり、決済のスムーズさも待ち時間の短縮につながったとのことです。
一方で、今後への要望として、お客様が会場内をどの順番で回ったのか、どの導線で店舗にたどり着いたのかといった回遊データが見えると、出店場所や導線設計をより戦略的に考えられるのではないか、という意見もありました。
参加者同士で学び合える場に
セッション終了後は、参加者同士やスマレジ社員を交えた懇親会を実施しました。
当日のテーマがフードフェスだったこともあり、イベント出店に興味を持つ方、すでに催事やキッチンカーへ出店されている方、今後の販路拡大を考えている方など、さまざまな立場の参加者が情報を交換しました。
登壇者の話をきっかけに、普段の店舗営業だけでは得られない視点や、同じ店舗経営者同士だからこそ話せる悩みも共有され、会場は最後まで活気に包まれていました。


アキナイラボは、スマレジユーザーさんを中心に、店舗ビジネスに関わる方々が業種を越えて学び合うコミュニティです。
店舗運営、フードフェスや催事出店、SNS活用、オペレーション設計など、日々の商いに役立つテーマを取り上げながら、リアルな情報交換の場をつくっています。
スマレジユーザーさんはもちろん、スマレジをご検討中の方や、お店づくりに関心のある方も大歓迎です。
今回もご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました!







