スマレジコミュニティのプロジェクトオーナーをしております真鍋です!
2025年1月に大阪で開催したスマレジユーザー会「アキナイラボ」Meetupの様子をご紹介いたします。
「アキナイラボ」Meetupはお店の運営に関わる人が参加しているユーザーコミュニティ。毎回店舗運営にまつわるテーマを掲げて、みんなで知見をシェアする場です。
Facebookのグループもありますので、興味がある方はぜひ参加してくださいね!
「アキナイラボ」Meetup大阪 第8回目は、2025年1月24日にスマレジ大阪本社のセミナールームにて開催しました。
今回のテーマは「必要在庫(在庫管理)の妥当性をアジャイルに考える会」です。
保有する在庫の状態や数量の把握、受注を予測して過不足のない数量を維持するための管理業務、原材料管理の効率化など、課題と解決方法にスポットをあてた内容で開催しました。
この記事の目次
登壇者紹介
■株式会社ミレニアムダイニング 代表取締役 重森様
株式会社ミレニアムダイニングは、2000年の創業以来 大阪を中心に飲食事業を展開。
現在は「お弁当物語」「しげちゃんの唐揚げ」などの店舗運営に加え、冷凍食品販売や温蔵型自販機での食品提供など、多角的な事業展開を実施。
■タビオ株式会社 井上様
タビオ株式会社は、靴下専門店として日本をはじめ、フランス、中国、韓国に展開するグローバル企業。
現在は約330店舗を展開し、年商は166億円規模に。レッグウェア専業メーカーとしての専門性と、多品種小ロット生産による柔軟な商品供給体制が特徴。
飲食業界編:インフォマート×freee×スマレジ連携による原価管理から店舗管理
飲食店を運営するにあたり「仕入れ管理」「売上管理」「会計管理」が必要になります。ミレニアムダイニングでは、システム導入と各システムを連携により効率的な運営を図っています。
株式会社ミレニアムダイニングでの施策
1.受発注システムの導入
20年前から受発注プラットフォーム「インフォマート」を導入しています。
電話・FAXでの発注を電子化に以降することで発注ミスの削減、価格管理の統一化、棚卸の簡素化を実現しています。
2.スマレジの導入
以前利用していたレジは導入費用が1台60万円と高額で、これが加盟店の初期費用を押し上げていました。また、売上管理ソフトの併用が必要で管理コストも掛かっていました。
スマレジに切り替えたことで、導入コストが削減でき、機能に売上管理があるので売上管理ソフトの併用が不要になりました。また、加盟店オーナーがスマホで売上確認できるため利便性も向上しています。
3.会計システムの導入
京セラフィロソフィの輪読会で「ガラス張りで経営するためにどうすれば良いか?」というテーマに触れたのをきっかけに、経理業務の内製化を図ろうと考えました。
ミレニアムダイニングでは、会計ソフト freeeを導入し、現在は各ツールを以下のような形で連携しています。
成果
これらの取り組みにより、以下のような成果が得られました。
- バックオフィスのスリム化
- 売掛金が回収されているかどうかの可視化
- 毎月の損益把握のスピードが向上
- ペーパーレスでの運営
- 経理業務簡素化による人件費の削減
小売業界編:スマレジ「リテールビジネスプラン」を駆使した在庫管理
タビオの強みは、創業時から築き上げてきた仕入先との強固な関係性にあります。
自社工場を持たない当社は、自社で生産管理を構築し仕入先と共に運用したり、少量単位でテスト販売を実施し売れ行きに応じて追加生産を決定し供給の迅速化を実現しています。
具体的な施策
1.サプライチェーン全体での在庫可視化
タビオでは、店舗、通販、卸の売上・受注・出荷数を可視化すると共に、仕入れ先の製品在庫から半製品の在庫まで把握できるようにしています。
2. スマレジによる在庫管理
オムニチャネル化が進む中で、より正確かつリアルタイムでの在庫管理の必要性が高まりました。特に、店舗での在庫切れによる販売機会損失の防止、EC在庫連携による効率的な在庫管理、店舗受取りサービスへの対応が求められていました。
そこで、タビオではスマレジの「リテールビジネスプラン」を活用しています。
在庫管理機能を用いてリアルタイムでの在庫数やカラー別での在庫状況を確認したり、在庫の店舗間移動の管理やロス・破棄登録の一元管理を行っています。
3. システム連携で発注~仕入れ管理を一元化
発注作業もスマレジを活用していまして、その際に過去4週の売上データも閲覧できるようにすることで発注支援を図る他、入荷予定がリアルタイムに更新されますので入荷までの進捗が分かるようにしています。
スマレジと基幹システム、倉庫システムを連携させることで出荷依頼からピッキング、入荷予定が一元管理できるようにしています。
また、現在タビオではAIを活用した在庫発注の自動化にも着手しています。
スマレジの売上在庫データを「FULL KAITEN」というサービスとAPI連携することで最適な発注数の提案を行わせスタッフの発注判断を支援する施策です。
参加者の交流・意見交換
セッション終了後は、交流会を実施。
今回は初参加の方も多く、新たに飲食店を出店するにあたりどのようなオペレーションが最適化など、ざっくばらんに意見交換をいただきました。
今回大阪で8回目の開催となりましたが、今回もたくさんの方にお越しいただきました。参加者の皆さん、本当にありがとうございました!
次回の開催が決まり次第、Facebookのグループでシェアしますので、登録がまだの方や興味のある方は是非グループにご参加ください!