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特集 2022/12/09 2023/09/01

【大阪-第1回】2022年11月25日(金)大阪にて、福岡に続き「アキナイラボ」Meetupを開催しました!

スマレジコミュニティのプロジェクトオーナーをしております真鍋です!

2022年11月に開催したスマレジユーザー会「アキナイラボ」Meetupの様子をご紹介いたします。

「アキナイラボ」Meetupはお店の運営に関わる人が参加しているユーザーコミュニティ。毎回店舗運営にまつわるテーマを掲げて、みんなで知見をシェアする場です。

Facebookグループもありますので、興味がある方はぜひ参加してくださいね!

 

大阪で第1回目となる今回のMeetupは、スマレジ本社がある大阪 本町のスマレジショールームにて開催。

冒頭ではスマレジが2年前の2020年に3ヶ月間だけ限定で運営していた「チキン調達」という屋台の経営について、当時店長を担当していた大阪産業局職員の野崎さんと当社の渡邉が登壇。

続いて、ユーザー様の導入事例として、スペシャルティコーヒー専門店「ROKUMEI COFFEE CO.」の平栗さん、SHUKA(京・甘納豆処 斗六屋)の近藤さんにご登壇いただきました。

 

この記事の目次

 

『チキン調達』レジ屋のスマレジが屋台やってみた

当社が大阪の天満にて3ヶ月限定でオープンしていた屋台「チキン調達」。

店長を務めていたのは、大阪産業局の職員でもある野崎さん。業務で開業支援や起業家支援に携わっている中で「自分自身、支援しているにも関わらず開業を経験したことがない」という思いに至り、店長に名乗り出てくださったそうです。店長としてお店に立つ以外にも、収支の管理やSNSの運用も担当。

そしてもう1名、当社の代表の秘書を務めている渡邉は、スタッフとして屋台に立つ以外にも仕入れの管理やシフトの調整などを担当、主に2人で屋台を切り盛りしていました。

そんな2人が、そもそもなぜ屋台を始めたのか。その理由は大きく分けて3つ。

  • 自社製品を使用し製品フィードバックに活かす
  • 飲食店を経営し店舗経営のノウハウを学ぶ
  • 経営者やスタッフが集まり交流できる場所作り

実際に自社の製品を使ってみて、まずは「リアルタイムで売上の把握ができた」と言います。

お店を運営しながらリアルタイムで売上が見れることで、売上が足らないと感じたら追加でオーダーを取ったり、お客さんを呼び込んだり、実際のアクションに繋げることができたそう。私も屋台には何度も足を運んだのですが、たしかにドリンクのお代わりを良いタイミングで勧めてもらった記憶が。ここでもスマレジが活躍していたんですね。

また屋台を出店していた場所では、毎日閉店後に売上の報告をする必要があったそうですが、スマレジのアカウントを運営側に共有することで、その作業を削減することもできた、と言います。

当時の3ヶ月間を振り返り「店舗経営はとにかく多忙!」だと語るお2人。

接客や調理など屋台に立つだけでも大忙しの中、日々の売上を振り返るのも大変だったそうですが、スマレジを活用することで曜日ごと、時間ごとの売上推移や仕入れにかかった費用など、なんとか把握できたと話します。

3ヶ月という短い間でしたが、多くの学びや自社製品への理解が深まったとのことで、ぜひまた屋台「チキン調達」が復活することを願っています!

 

より良い店舗体験を届けるために

続いて、実際に店舗でスマレジをご活用いただいているユーザー様に登壇いただきました。

奈良にある「路珈珈(ロココ)」という会社でバリスタをしながら、店舗のマネージャーも勤めている平栗さん。

株式会社路珈珈は創業47年の老舗企業。喫茶店経営から始まった会社だそうですが、現在はスペシャルティコーヒー専門店 「ROKUMEI COFFEE CO.」をメインに現在奈良県内に2店舗を展開、自家焙煎したコーヒー豆の販売という新規事業も展開されています。

奈良にあるお店2店舗にてスマレジの「プレミアムプラス」プランでご利用いただいています。屋台「チキン調達」の話と同様に、リアルタイムで部門別売上高が可視化でき、時間軸・商品軸・取引軸でのデータ収集がスタッフ誰でも簡単に行え、運営に活用いただいており、また自動釣銭機の導入でレジ締めの際に出ていた売上金の誤差がなくなり、業務改善に繋がっているそうです。

「店舗運営はチーム戦。店舗メンバー誰もが売上、予算、達成率をすぐに見れるので、ただ闇雲に目の前のことをこなすのではなく“あとこれだけ売れば今日の目標を達成できる!”と分かり、モチベーション維持に繋がっている。嬉しい機能です。」と語ってくださった平栗さん。

その他にも来店履歴を収集し、来店頻度によってはがきを送っていらっしゃるのだそう。お客様が購入された商品の履歴も残っているので、そういう情報を一言添えたり、​​会員登録からの日数に応じて、プレゼント付のはがきも送っているそうです。以前購入した商品を覚えてくれている、と分かるとイチ消費者としても嬉しいですし、また行きたい!と思いますよね。すごい!

 

デザイン経営を取り入れた、老舗和菓子店のIT化

続いてお話いただいたのは、SHUKA(京・甘納豆処 斗六屋)の近藤さん。

斗六屋さんは昭和元年創業、京都の地で名産品・甘納豆を製造されております。

4代目となる近藤さんは京都大学院卒業後、滋賀県の老舗和菓子屋さんで修業を積み、2016年に家業である斗六屋さんに戻ってこられました。

2022年10月には中川政七商店ブランディングの元、種と糖だけで作ったタイムレスな菓子ブランド「SHUKA」を立ち上げ、コンセプトショップもオープン。なんとこちら「種の気持ちになれる店」だそう。私も先日、実際にお店へ訪問させていただいたのですが、建物全体が種のカタチをしていて、店内は土壁に囲まれた落ち着きのある空間。小さな天窓もあり、心地よい光が差し込んでいました。

 

斗六屋さんではこれまでほぼBtoBで商売をしてこられ、近藤さんが家業を継いだタイミングではお店にレジはなかったそう。しかしコロナ禍で百貨店に卸していた商品の売上がなくなり、BtoCのサービスを始めようということで新ブランド「SHUKA」を立ち上げて、店頭で商品を販売することになり、スマレジを導入してくださいました。

オープン当初は特に営業時間など考えずにダラダラと営業を続けていた、と話す近藤さん。しかし、営業時間別・曜日別の売上をふと見た時に「この曜日、お店を開けていても意味がない」ということに気づいたそうです。そこで思い切って営業時間をこれまでの半分にしたところ店頭での売上は全く変わらず、しかも時間に余裕ができたことでEC販売をスタートしたり、新商品の開発やセット販売の開始を進めることができ、結果的に売上アップに繋がったと言います。

またバックオフィスの効率化も行っているそうで、当社が提供する勤怠アプリ「スマレジ・タイムカード」も導入し(ありがとうございます!)、パートさんは1分単位で勤怠を記録し給与を支払っているとのこと。近藤さんは「命は時間。うちは種を販売しているお店なので、一粒・一分でも大切にしたい」と考えているそうで、なんとも素敵なお考えです。

デジタル化を進める理由は「長く愛されるお店をつくるため」だそうです。

熟練スタッフではなく新人スタッフでもデータを見ることで常連さんなのかどうか、どういう接客をすれば良いのかが分かれば、来ていただいたお客さまに最高の体験を提供でき、それが長く愛されるお店に繋がるのだと近藤さんは言います。

「誰かに依存した店舗オペレーションだと、その人が急に何かあった時に対処ができないし、お客さまにも申し訳ない。それを仕組みでカバーできたらいいなと思っています。」

 

開催を終えて

今回のアキナイラボでは5名の方に登壇いただき、第2回も学びの多い会となりました。

また登壇後に実施した懇親会では、参加者30名ほども含めて濃いお店トークを交えた交流も。中でも印象的だったのが、学生で起業し飲食店を経営されている方にも参加いただいており、先輩方とコミュニケーションを取っていたこと。

美容業界、小売店、カフェ運営など業種を跨いだ交流以外にも、年齢や経験年数を超えた情報交換ができるのは「アキナイラボ」Meetupの魅力ならでは。

また参加された方からは「これまでデータを取ることはできていたが、うまく活用できていなかった。今日学んだことを早速社内に持ち帰って反映させたい」「現場体験を共有できる、貴重な出会いの場になった。今日で終わらず、今後も情報交換できるよう、繋がりを大切にしたい」と嬉しいお声もいただきました!

ご登壇くださった屋台「チキン調達」の野崎さん、渡邉さん、路珈珈(ロココ)の平栗さん、SHUKAの近藤さん、そして参加者の皆さん、本当にありがとうございました。

次回の開催が決まり次第、Facebookのグループでシェアしますので、登録がまだの方、興味のある方は是非グループにご参加ください。

執筆 真鍋 誠人

スマレジにて主にイベントマーケティング・コミュニティマーケティング・SNSマーケティング担当。スマレジユーザーのコミュニティ「アキナイラボ」の統括責任者をしており、店舗運営にまつわるヒント・コツを共有し相互発展していけるよう環境作りに日夜奮闘中。

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