店舗を開業する際に必要になるのが、POSレジです。POSレジは製品の種類が多く、機能や価格帯も異なります。そのため、どのような商品を購入すればよいか、迷ってしまうかもしれません。
POSレジは、購入以外にも、レンタルやリース、アプリの導入のような方法もあります。今回はPOSレジを購入するメリットとデメリットに加え、その他の導入方法についても解説します。
この記事の目次
POSレジを購入するメリット
POSレジの「POS」とは「Point Of Sales」の頭文字を取ったもので、販売情報を集積するシステムがついたレジのことです。精算と同時に購入情報の収集や分析もできるため、店舗経営における業務効率化のためには欠かせません。
このPOSレジを導入する方法の一つが、POSレジの端末を購入する方法です。購入する方法の場合、ランニングコストや機能性の面でメリットがあります。
ランニングコストが抑えられる
POSレジの購入は長い目で見ると、ランニングコストが抑えられます。POSレジは購入にそれなりのコストがかかりますが、一度導入してしまえば、追加で費用が発生することはほぼありません。
そのため、長期的に考えれば店舗経営のコスト削減につながります。その反面リースの場合、導入後も毎月費用がかかり、長い目で考えるとコストが高くついてしまうこともあります。
購入は、ある程度長期的に固定のPOSレジを使いたいと考えている人にオススメの手段です。
高機能なものが多い
POSレジは通常のレジよりも、高機能なものが多いことが特徴です。特にターミナル型と呼ばれるPOS用のレジの場合、必要な機能の大部分は問題なく揃えられます。
釣銭を自動で排出する機能、お金の自動計算機能など、便利な機能がついた機種も多いです。また、必要に応じて後から機能を追加することも可能です。高機能なPOSレジを導入すれば、高精度な分析や情報の収集ができ、業務効率の改善にもつながるでしょう。
POSレジを購入するデメリット
POSレジ購入のデメリットは、初期の費用が高い点、アップデートが不便になってしまう点などです。一度購入したら、買い換える場合のコストが高くなるため、よく検討しなければいけません。
導入の初期費用が高くなる
POSレジ購入のデメリットは導入の初期費用が高くなってしまうことです。特にターミナル型POSレジの場合、高機能な分、レジ本体が高額になります。
当然、買い替えが必要になった場合には、また多額の導入コストを支払わなければいけません。買い替えが難しいため、購入時にはよく考える必要があります。
簡単にアップデートできない
支払い方法は、テクノロジーの発展によって目まぐるしく変化しており、現在では現金ではなく、キャッシュレス決済が主流になりつつあります。
従来型のPOSレジの場合、簡単にアップデートができず、そのような変化に対応できないケースがあります。場合によってはPOSレジの買い替えをしなければいけなくなり、高額な出費になってしまうこともあるでしょう。
「固定資産」としての扱いになる
10万円以上のPOSレジを購入した場合、店舗で長期的に使う設備として固定資産税の対象になり、減価償却管理が必要です。そのため、購入した年に全額一括で経費計上することができません。国税庁が定める「耐用年数表」に基づき、一定年数、経費処理を行う必要があるため、経営面で大きな影響を与えます。
長期的な事業の見通しがたっていない場合、POSレジのように減価償却管理が必要になる高額な設備を導入することはリスクといえるでしょう。
レンタルやリースという選択肢も
POSレジは購入以外にレンタルやリースという選択肢もあります。レンタルやリースを利用することで、購入する場合の課題を回避できます。レンタルやリースの場合どうなるか、それぞれの違いを解説しつつ、メリットとデメリットを紹介します。
POSレジレンタルのメリット・デメリット
POSレジをレンタルするメリットとデメリットをそれぞれまとめると、以下の通りです。
メリット
- 短期間でも利用でき、いつでも解約できる
- 別のレンタル会社への乗り換えも簡単にできる
- 審査がなくスピーディーに導入可能
- 減価償却や固定資産税が発生しない
デメリット
- レンタル会社によって取り扱う機種が限定されていて自由に選べない
- レンタル期間によっては購入よりもコストがかかる場合もある
POSレジをレンタルする方法は、短期的に利用する場合や、長期的な経営の目処が立っていない場合におすすめです。必要なくなったときにはすぐ解約できます。
しかし、レンタル会社で取り扱っているメーカーのPOSレジしか選択できず、要望する機能をもつPOSレジが選べない場合もあります。
POSレジリースのメリット・デメリット
POSレジをリースするメリットとデメリットをそれぞれまとめると、以下の通りです。
メリット
- 初期費用が少額もしくはかからない
- レンタルよりも毎月の支払金額が安い
デメリット
- 契約途中で解約することができない
- リース会社の審査が必要で導入に時間がかかる
- 法人化していないと利用できない
POSレジのリースは継続して安くPOSレジを利用したい場合におすすめです。ただし、法人化していなければ利用できず、審査も必要なため、個人経営では利用できない可能性があります。解約もできないため、ある程度経営の見通しも立てなければいけません。
手軽に利用できるようにも思えますが、解約は簡単にはできないため、購入する場合と同様にリスクはあります。
POSレジ購入やレンタル・リースのあらゆる課題を解消する「クラウド型POSレジサービス」とは
POSレジの導入は、購入、レンタル、リースの3つが主な選択肢ですが、それぞれにデメリットがあります。そのような課題を一挙に解決できるのが、「クラウド型POSレジサービス」（タブレット型POSレジ）です。
クラウド型POSレジサービスはスマホやタブレットにレジ機能を持つアプリをインストールして使います。そのため、スマホやタブレットがあれば、簡単に導入でき、従来の据え置き型POSレジよりもコンパクトで場所を取りません。専用機器を購入する必要がないので、導入にかかるコストを大幅に削減できます。
また、クラウド型はネット上でデータやシステムを管理しているため、常に最新の状態にアップデートされていることも特長です。アップデートの際にもネット環境があれば、すぐに完了するため、手間がかかりません。そのため、ターミナル型POSレジのように買い替えが必要なく、リスクも削減できます。さらに、高額な設備を導入する必要がないため、固定資産の扱いにもなりません。
クラウド型サービス（タブレット型POSレジ）の導入は、従来型のPOSレジのあらゆる課題を解決する策としておすすめです。
タブレット型POSレジなら「スマレジ 」がおすすめ
クラウド型サービス（タブレット型POSレジ）のなかでもオススメなのが「スマレジ」です。スマレジは高機能なうえ、初期の導入コストも低価格なため、多くの店舗に導入されています。
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