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レジ 2021/07/09 2024/02/27

POSレジ4種類・周辺機器8つの機能・価格・おすすめ店舗を紹介

多くの店舗で導入が進んでいるPOSレジですが、まだどういうものなのか理解できていないという人もいるでしょう。そこで今回は、POSレジについて詳しく知らないという人に向けて、代表的なPOSレジの種類から必要な周辺機器の種類まで、まとめてご紹介します。

POSレジの種類ごとにおすすめの店舗や業種があるため、そちらも紹介しています。ぜひPOSレジ導入の参考にしてください。

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この記事の目次

 

POSレジとは?

POSレジとは、POSシステムが搭載されたレジのことです。POSシステムとは販売データの収集や分析を行うシステムで、会計管理や在庫管理が簡単に効率的に行えるのが特徴です。

POSレジを使うと、会計業務や在庫管理の手間を大きく軽減できます。キャッシュレス対応が求められていることや、比較的安価に導入できるPOSレジが登場したこともあり、POSレジを導入する店舗が増加しています。

 

POSシステムとの違い

POSレジとPOSシステムは混同されがちな言葉ですが、厳密にはそれぞれ違う意味があります。POSシステムは「POSという仕組み」を表し、POSレジは「POSという仕組みを搭載したもの」という意味で使われます。

続いて、代表的なPOSレジの種類を見ていきましょう。

 

POSレジの種類

POSレジは大きくわけると、「ターミナル型POSレジ」「パソコン型POSレジ」「ハンディ型POSレジ」「タブレット・スマートフォン型POSレジ」の4種類があります。

まずは一覧表で、それぞれの特徴を確認してみましょう。

  • 種類
  • 導入費・維持費
  • 操作性・サポート
  • おすすめの業種
  • ターミナル型
  • ・導入代50万円以上
    ・保守管理費が必要
  • ・ボタンが多いため慣れるのに時間がかかる
    ・手厚いサポートが受けられる
  • スーパー、コンビニなど
  • パソコン型
  • ・パソコンがあれば導入費なしで導入できる場合も
    ・サービスの月額利用料が必要(数千円)
  • ・パソコンの操作に慣れていれば問題なく操作できる
    ・タブレット型に移行を進めている場合はサポートが十分でない場合も
  • 病院、福祉施設など
  • ハンディ型
  • ・ハンディとして利用する端末代(数万円×導入台数)
    ・無料で利用できるサービスもあり
  • ・ハンディ端末にタブレットやスマートフォンを使うなら直感的な操作が可能
    ・利用するサービスにもよるが、手厚いサポートが受けられる場合も
  • レストラン、カフェなど
  • タブレット・スマートフォン型
  • ・タブレットやスマートフォンの代金(数万円)
    ・無料で利用できるサービスもあり
  • ・直感的な操作が可能
    ・手厚いサポートが受けられる
  • 理美容院、小売業、飲食業など

 

①ターミナル型POSレジ

ターミナル型POSレジは、もっとも一般的なPOSレジです。スーパーやコンビニなどでよく目にするレジで、バーコードスキャナやキャッシュドロアなど必要な機器が一体化しています。

周辺機器が一体化したものに専用のシステムが入っているため、必要な周辺機器やシステムが一通りそろった状態で導入できるのが特徴です。ただしその分、導入費用も高額となります。

 

メリット・デメリット

ターミナル型POSレジのメリットは、高性能のレジが利用できる点です。お金の自動投入や釣銭の自動排出など、手間がかかってヒューマンエラーの起きやすい会計業務を効率化できます。

一方、デメリットは導入や運用にコストがかかる点です。ターミナル型POSレジは導入費用が50万円以上かかるものもあり、機器自体やシステムのメンテナンスにも費用がかかります。

 

おすすめの業種

ターミナル型POSレジは、スーパーやコンビニなどにおすすめのPOSレジです。連続して会計作業をしなければならないスーパーやコンビニは、釣銭の自動排出など便利な機能が利用できるターミナル型POSレジが便利なためです。

 

②パソコン型POSレジ

パソコン型POSレジは、パソコンでPOSシステムを利用するタイプのPOSレジです。パソコンに専用のシステムをインストールし、パソコンをレジとして使用できるようにします。

パソコンをレジとして使用するためには、キャッシュドロアやレシートプリンタ、バーコードスキャナなどの周辺機器が必要です。普段お使いのパソコンがあれば、周辺機器を購入するだけでパソコン型POSレジを導入できます。

 

メリット・デメリット

パソコン型POSレジのメリットは、ターミナル型POSレジと比べて各種費用を抑えられる点です。パソコン本体があれば導入できるため、高額な機器を購入する必要はありません。パソコンを買い換えても、新しいパソコンにシステムを入れ直すだけで使用できます。

一方、デメリットは周辺機器をそろえなければならない点です。どんな機器が必要になるのか調べた上で、導入する業種や店舗に適した機器を選んで購入する必要があります。

 

おすすめの業種

パソコン型POSレジは、すでにパソコンを使用している小規模店舗や施設での利用がおすすめです。例えば、予約システムを使用しているレストランや、電子カルテを使用している病院などは、使用中のシステムとPOSレジを連携して便利に使うこともできます。

 

③ハンディ型POSレジ

ハンディ型POSレジは、薄型でコンパクトなハンディ端末にPOSレジ機能を搭載したものです。専用のハンディ端末を利用するケースもあれば、タブレットやスマートフォンをハンディ端末として利用するケースもあります。レシートを印刷する必要がある場合は、別途レシートプリンタなどの周辺機器が必要です。

タブレットやスマートフォンをハンディ端末として利用するなら、普段からスマートフォンに慣れている人なら操作をすぐに覚えられます。

 

メリット・デメリット

ハンディ型POSレジのメリットは、多様なシーンで利用できる柔軟性がある点です。端末はサイズが小さく持ち運びできるため、飲食店や移動販売店舗、倉庫での棚卸や在庫管理まで、多くの場面で利用できます。

一方、デメリットは端末を複数導入しなければならないケースがある点です。端末を持ち運んで利用するので、端末が1台では業務に支障が出るかもしれないためです。ハンディ型POSレジを導入する場合、何台の端末が必要となるのかを事前に検討する必要があります。

 

おすすめの業種

ハンディ型POSレジは、端末を持ち運ぶ必要のある業種におすすめです。それぞれのテーブルに注文を取りに行く飲食店や、棚卸や在庫管理を行う倉庫での利用などに適しています。

 

④タブレット・スマートフォン型POSレジ

タブレット・スマートフォン型POSレジはその名の通り、タブレット端末やスマートフォンに、POSレジが利用できるアプリをインストールして使用するPOSレジです。タブレット端末とは、iPadなどの携帯用コンピュータのことを指します。

初期費用0円、スタンダードプランなら無料で利用できる「スマレジ」をはじめ、タブレット・スマートフォン型のPOSレジアプリが多く提供されています。タブレットやスマートフォンの操作に慣れた人なら直感的に操作でき、ターミナル型POSレジやパソコンを購入するよりも安価に導入可能です。

持ち運びが必要な業種なら、一度に使用する従業員の数に応じたスマートフォンを用意しましょう。小規模店舗のレジとして使用するなら、お客さんが会計する場所の数だけ(例えば、レジが1か所なら1台の)タブレット端末が必要です。

メリット・デメリット

タブレット・スマートフォン型POSレジのメリットは、アプリと連携できる拡張性がある点です。クレジットカード決済アプリや顧客管理アプリ、会計アプリなどと連携することができ、店舗運営を効率化できます。

一方、デメリットはキャッシュドロアなどの周辺機器を揃える必要があることや、便利な機能を利用するためには月額利用料がかかるケースがあることです。フリープランでも多くの機能が利用できるサービスもあるため、必要な機能をなるべく安価に利用できるサービスを選ぶのがおすすめです。

おすすめの業種

タブレット・スマートフォン型POSレジは、業種を問わず多くの店舗で利用できます。小売店や飲食店、理美容院などの店舗から、即売会や移動販売などの店舗を持たないケースでの利用がおすすめです。

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POSレジ導入時にそろえる周辺機器の種類

POSレジを導入するには、周辺機器をそろえる必要があります。ただし、ターミナル型POSレジの場合は必要な機器が一体化されているため、基本的に周辺機器を別途購入する必要はありません。

パソコン型やハンディ型、タブレット・スマートフォン型のPOSレジの場合は、レシートを印刷するプリンターやクレジットカード決済に必要なCAT/CCT端末など、会計作業に必要な周辺機器をそろえましょう。

POSレジ導入に必要となる主な周辺機器は、以下の8つです。

  1. キャッシュドロア
  2. 自動釣銭機
  3. バーコードリーダー/スキャナ
  4. カードリーダー
  5. カスタマーディスプレイ
  6. プリンター
  7. RFIDリーダー・ライター
  8. CAT/CCT端末

それぞれの周辺機器について説明するので、必要かどうか検討する際に参考にしてください。

 

①キャッシュドロア

キャッシュドロアは、現金を管理するための引き出しのことです。紙幣や貨幣を種類ごとに分けられる仕切りが付いていて、会計作業の際にレジから指示を出すと引き出しが開くようになっています。

現金を取り扱う店舗で、ターミナル型以外のPOSレジを使用する場合は、キャッシュドロアを用意しましょう。

 

②自動釣銭機

自動釣銭機は、お釣りを自動で計算して排出する機器です。自動釣銭機は、受取金額やお釣りの金額を間違えることがないことや、会計作業やレジ締めにかかる時間や手間を軽減できることがメリットです。

会計作業を頻繁に行うスーパーやコンビニ、大型店舗などでは、自動釣銭機を導入するとお客さまを待たせずに済みます。ターミナル型以外のPOSレジで自動釣銭機が必要な場合は、別途購入する必要があります。

自動釣銭機(自動レジ)については、次の記事でもくわしく紹介しています。

 

③バーコードリーダー・スキャナ

バーコードリーダーは、その名の通りバーコードを読み取るための機器です。会計などの際にバーコードを読み取る必要がある場合は、バーコードリーダー・スキャナを導入する必要があります。

小売店で商品管理にバーコードを使っている場合は、バーコードリーダー・スキャナを導入しましょう。ターミナル型以外のPOSレジにはバーコードリーダー・スキャナが付いていないため購入する必要があります。ただし、ハンディ端末やタブレット・スマートフォンでバーコードをスキャンできる場合は、購入は不要です。

 

④カードリーダー

カードリーダーは、クレジットカード決済や電子マネーを扱う際に必要となる機器です。カードを直接差し込んで読み取るだけでなく、カードやスマートフォンなどをタッチして電子マネーを読み取るタッチ決済に対応したカードリーダーもあります。

現金以外での決済に対応する場合は、カードリーダーが必要です。カードリーダーが付属しているターミナル型POSレジ以外は、カードリーダーを購入する必要があります。

 

⑤カスタマーディスプレイ

カスタマーディスプレイは、お客さまが金額を確認できるように会計金額を表示させるディプレイのことです。

カスタマーディスプレイは、店舗や業種にかかわらずお客さまとのスムーズなやりとりのために必要な機器です。ターミナル型POSレジ以外を利用の際は、別途購入する必要があります。

なお、タブレット・スマートフォン型POSレジの中には、タブレットやスマートフォンをカスタマーディスプレイとして利用できるものもあります。

 

⑥プリンター

プリンターは、レシートや注文票などを印刷するために必要な機器です。据え置きタイプとモバイルタイプがあるため、用途に応じて適したプリンターを選びましょう。

会計時にレシートを印刷する店舗や、受けたオーダーをキッチンに即時印刷する飲食店などでは、プリンターが必要です。ターミナル型POSレジ以外のPOSレジは、プリンターを購入する必要があります。

 

⑦RFIDリーダー/ライター

RFIDリーダー/ライターは、複数の商品に向けてかざすとタグを一括で読み取れる機器のことです。一つひとつ商品をスキャンする必要がないため、読み取り作業の効率化が可能です。

小売店やアパレル業など、多くの在庫を管理する必要がある場合はRFIDリーダー/ライターを導入すると在庫管理や棚卸を効率化できます。RFIDリーダー/ライターが付属しているターミナル型POSレジ以外のPOSレジでは、別途購入する必要があります。

 

⑧CAT/CCT端末

CAT/CCT端末は、クレジットカードの信用情報を問い合わせて決済する機器です。信用照会端末ともいわれ、これがなければクレジットカード決済を行えません。

店舗や業種にかかわらず、クレジットカード決済を導入する場合はCAT/CCT端末が必要です。CAT/CCT端末が付属しているターミナル型POSレジ以外のPOSレジでは、別途購入する必要があります。

¥0から始められる

幅広い業種に対応 | カンタン操作

くわしく見てみる

 

 

POSレジの選び方・周辺機器についてはスマレジへ

POSレジには今回紹介した4つの種類があり、それぞれにメリットとデメリットがあるため、店舗や業種などによって適したPOSレジを選ぶことが大切です。

POSレジは、周辺機器の種類も多種多様です。今回紹介した機器以外にも多くの周辺機器があるため、どのような周辺機器が必要になるのかも検討しておきましょう。

執筆 菊池 勲

複数事業が存在するスマレジの中で、全社横断的にWebマーケティングを展開する事業戦略本部にてマーケティングを担当。 主にオンライン広告の取扱をメイン業務とし、各ベンダー様と共に出稿後のパフォーマンス・予算管理・データ分析および検証に基づくプランニングを担当。

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