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お店ラジオ 2023/02/01 2023/08/11

ドムドムとはなんぞや!独自性の追求と再生で着実にドムドムの経営を進めていく

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「お店ラジオ」は、店舗経営にまつわるトークラジオ番組です。小売店や飲食店など各業界で活躍するゲストをお招きし、インタビュー形式でお届けしています。この記事は、InterFM・FM大阪で毎週日曜日にお送りしている「お店ラジオ」で放送された内容を未公開放送分も含めて再編集したものです。

今回のゲストは、人生で初めての就職が109のショップの店長。そして、新橋の居酒屋でのアルバイトから経営者、現在は株式会社ドムドムハンバーガーの代表取締役社長をされている藤﨑さんです。

1回目は、専業主婦から予約の取れない居酒屋の経営者になるまでについてでした。
2回目は、ドムドムハンバーガーのとの出会いから代表取締役に就任されるまでについてでした。
3回目の今回は、ドムドムハンバーガーの挑戦やこれからについてです。

この記事の目次

  1. 店舗巡回とスタッフへのメモで現場とコミュニケーション?
  2. ドムドムとはなんぞや!独自性の模索
  3. 新しいことへの挑戦の中で見えてきた独自性
  4. ドムドムハンバーガーの商品開発の強み
  5. ドムドムハンバーガーのこれから「お客様にとってオンリーワンのお店を目指す」
  6. ドムドムハンバーガーのこれから「本部と店舗の関係」
  7. ドムドムハンバーガーのこれから「出店はスモールスタート」
  8. お店は自身の経営を映し出す鏡

 

店舗巡回とスタッフへのメモで現場とコミュニケーション?

では、実際にはどのように現場の方々とのコミュニケーションをとっていたのか。
週のうち4日から5日は現場に行きましたし、巡回しても全てのスタッフがそこにいるわけではありませんので、メッセージを残していました。

「いつもありがとう」「ここの店舗いくら売上が上がったね」「ここ直すといいね」「今ほかの店舗ではこうなっていますよ」など、ドムドムの便箋を自分で作り、手書きのメモを書いて渡していました。そして、もし困ったことがあったら…と私のLINEのアドレスや電話番号をメモに書いておきました。

 

ドムドムとはなんぞや!独自性の模索

とはいえ、店舗ビジネスでそれなりの業歴もあって、売り上げが落ちている状態から改善するというのは、非常に難しいことです。

そもそもドムドムは都心の集客が良い店舗などはほとんどなく、ダイエーのスーパー内にあって売り上げが上がりづらいような店舗が殆どでしたし、お客様の層にも日々変化はありませんでした。

しかし、そこが好きで来ていただいているお客様もいるわけですから、変える必要もないと思っています。

では、何をどのようにして変えるのかというと “全体”です。ドムドムというブランドが変わろうとする様がスタッフの気持ちも変えますし、お客様の気持ちも変えることができると考えていました。なので、“ドムドムとはなんぞや”を考え、ドムドムハンバーガーの独自性を模索しようということを、社長になってからコロナになるまでやっていました。

 

新しいことへの挑戦の中で見えてきた独自性

一番過激だった出来事が、田村ゆかりさんという声優さんのイベントに出店したことです。田村さんが幕張メッセで6,000人から8,000人を集めるイベントを2日間開催される際に、「ドムドムハンバーガーが私の思い出の中にあって好きだから、キッチンカーを出して欲しい」とおっしゃってくださいました。

そもそもキッチンカーを持っていませんし、イベント出店もしたことがありませんでしたので、社内では反対が多かったです。ですが声優さんのファンの方はSNSも凄いので、これを機会に「ドムドムが今までコンタクトの取れなかった分野で、どのような形でコンタクトが取れるようになるか」ということを試してみたくなり、出店することを決めました。

田村ゆかりさんのファンの方は、“ピンク色”のTシャツを着ています。その時に私どもがコラボで「ゆかりチキンバーガー」を作りました。しば漬けを刻んで入れた“ピンク色のタルタルソース”とチキン南蛮を挟んだ商品でしたが、「ゆかりチキンバーガー」という名前のその商品をイベントで販売したところ、ファンの方が写真で撮ってSNSにアップしてくださいました。

そして、それがイベント中に拡散され、キッチンカーの前は行列ができ、大成功でした。

他には、NECのバレーボールチームとのコラボや街の縁日への出店、アパレルとのコラボなど、様々なチャレンジをしてきた中で、しだいに独自性というものが見えてきました。お客さんは増えないだろうと思われた町場のスーパーのお客様が増え、土日の集客ができるようになっていきました。

 

ドムドムハンバーガーの商品開発の強み

ドムドムハンバーガーの商品開発の強みについてお話しさせていただきます。
それは、店舗と商品開発部がタッグを組んで商品開発をしているということであろうと思います。

例えば、“丸ごと!! カニバーガー”という商品があって、かなりヒットしました。
これは、まず冷凍のカニをお店に届け、店舗でその冷凍のカニを流水解凍します。そして店舗のスタッフが水をよく切って、手足が取れないよう丁寧に粉をつけて優しく揚げていきます。

このオペレーションが大変なのですが、我々本部は美味しいと考えているわけです。
商品開発も私も美味しいから絶対売れるとは思っているのですが、手間が掛かるから店舗には迷惑をかける。

だけれども、この商品を売ることによってドムドムがまた復活する、お客様が喜んでくれるということを店舗のスタッフにも認識してもらう。本部と店舗スタッフとの気持ちの融合が、今のドムドムの売り上げを支えているのだと思います。

こうした取り組みを続けていくと、SNSでバズるための企業戦略のように思われるかもしれませんが、私は気にはしていません。

私は、“美味しいかどうかということだけ”を気にしています。“美味しい”はお客様との最低限の約束というのが、経営理念にあるのです。

今の時代はどこで何を食べても美味しいです。殆どのものが美味しいのだとするならば、それに付加価値が付いた“美味しい”でなければならないと思っています。

そういった意味でも、“ドムドムは絶対に美味しいです”と、自信をもって言い切れます。

 

ドムドムハンバーガーのこれから「お客様にとってオンリーワンのお店を目指す」

今では、新生ドムドムとして再認知され始めていると感じていますので、店舗も少しずつ増やしていこうと考えています。

しかし、チェーン店を経営されていると「目標として何年度までに何百店舗」と言われる社長さんもいらっしゃいますが、それはお客様に関係はありません。私はお客様にとってオンリーワンのお店を増やしていきたいと考えています。

 

ドムドムハンバーガーのこれから「本部と店舗の関係」

FC業態においては店舗によっても売上のばらつきがありますが、原因はこちら側にあると思っています。何故なら出店は本部で決めていますので、店舗のスタッフの責任ではなく、本部の責任として本部側で何かできることを考えます。

ですから、売り上げが落ちている店舗にも理由を問い詰めるような冷たいことも絶対にしませんし、何をすればいいのかということは本部側で考えることだと思っています。

 

ドムドムハンバーガーのこれから「出店はスモールスタート」

これまでは黒字にすることが第一義であったため、人材育成やオペレーションシステムの体系化までは十分にできていません。ですので、それらをこれからの目標としてやっていきます。

また、出店についてはスモールスタートで考えています。マイナスになるような出店はなるべく避け、トントン以上もしくは利益が出ていけば良いという目線で新しい地域を攻めていき、お客様に付いて来ていただける様にするということが大事だと考えています。

まだまだ店舗数は少ないですが、お店を出してくださいというメールが毎日一般の方から会社に届き、非常に嬉しく感じています。

出店をしていくということは、そういったお客様に対する信頼のお返しになるので、これからも積極的にやっていく方針ですが、足元がグラグラしている状態で新しい事をやるということは無く、堅実にスモールスタートで展開していきます。

 

お店は自身の経営を映し出す鏡

最後に、「私にとってのお店とは」をお話しします。私は「店は自身の経営の鏡」だと思っています。

自分のやってきている経営判断が店舗には凝縮されています。そのため、店舗に行けば商品やスタッフの対応などで経営状況がわかると思っており、今でも現場に行きますし、現場は私の大好きな場所です。

これからもドムドムハンバーガーの応援をよろしくお願いいたします。

 

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執筆 横山 聡

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