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レジ 2021/07/20 2024/02/27

【比較】POSレジはいくらかかる?メリットや機能も徹底解説

POSレジは小売業において、商品の売れ行きや在庫管理に必要不可欠な存在となっています。しかし、従来のキャッシュレジとの違いがわからず、導入をためらっている事業者も多いでしょう。

今回は、POSレジを導入するべきかどうか迷っている事業者向けに、POSレジの価格、導入のメリット・デメリット、目的別の選び方などをお伝えします。注目度の高いPOSレジもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

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この記事の目次

POSレジとは?

POSレジとは、商品やサービスの販売に関する情報を記録・集計するシステムを備えたレジのことです。

POSレジの「POS」は「Point of sales」の頭文字。日本語では「販売時点情報管理」という意味です。販売時の情報を自動で管理するのがPOSシステム、それを搭載したレジがPOSレジです。

従来のキャッシュレジスターにはこのようなシステムは搭載されておらず、在庫管理や顧客情報などは手動で記録する必要がありました。そのため、情報の打ち込みや情報管理のミスが頻繁に起き、会計時の違算が発生することもしばしばでした。

次項からはその点を踏まえて、POSレジ導入におけるメリットとデメリットを見ていきましょう。

 

POSレジのメリット

POSレジのメリットとして、下記が挙げられます。

  • 業務の効率化が実現できる
  • データの一元管理ができる
  • 人的なミスを減らせる

業務の効率化はPOSレジ導入の最大のメリットです。POSレジでは会計時の手入力の手間が省けるため、従業員の負担やお客様の待ち時間短縮が可能。業務効率がアップし、売り上げの向上にもつながります。

また、POSレジを導入すると、データの一元管理が実現できます。これは、例えば多店舗経営している人にとっては大きなメリットです。どの店舗でどのくらいの売上があったのか、一つのシステムで管理できるようになります。膨大になりがちな情報をまとめて管理できるので、商品ラインアップ改善など経営戦略なども立てやすくなるでしょう。

さらに、POSレジは人的ミスにも役立ちます。例えば、レジの打ち間違いや計算ミス。0を2回押してしまい、金額が大きくずれる。POSレジでは金額を手打ちで入力しないので、このようなミスが防げます。さらに、自動釣銭機と連携させれば、お釣りの計算ミスもなくなります。

 

POSレジのデメリット

一方、POSレジ導入にも次のようなデメリットもあるので、検討する際には注意が必要です。

  • 初期費用が高め
  • 使い慣れるまで時間がかかる

1つ目のデメリットは、導入コスト。POSレジの初期費用は、高くなりがちです。一般的なキャッシュレジは5万円前後で買えるものもありますが、POSレジは10万円以上かかるものが多いです。さらに、キャッシュドロアやスキャナーも揃えるとなると、かなり高額になります。

2つ目のデメリットは、操作性です。POSレジは機能が多いので、人によっては慣れるまで時間がかかるかもしれません。特に、キャッシュレス決済や複雑なインターフェースを使っている場合、コンピュータやシステムが苦手の方には難しく感じるでしょう。

 

POSレジの選び方

POSレジには様々な種類があります。そのため、実際に導入の検討段階に入ると、数ある製品から何を基準に選べばよいのかわからず、思うように計画が進まないと悩む事業者も多いです。

そうした方のために、POSレジを選ぶ際のポイントを3つまとめました。

 

飲食店や小売店など、業種に特化した機能で選ぶ

POSレジ導入時は、業種に特化した機能を搭載したものを選ぶことが大切です。

例えば、飲食店は軽減税率の計算やテーブルオーダーシステムに対応しているPOSレジが使いやすいでしょう。今後変わる可能性のある税率も、POSレジであれば、アップデートするだけで対応できます。

また、小売店向けに在庫管理システムを備えたPOSレジもあり、システムに一任することで、食材や商品管理の手間や入力ミスが防げます。さらに、店舗間の在庫情報の共有や、売価の変更など細かな対応も可能です。

業種だけではなく、お店の規模感で選ぶのも良いでしょう。最近では、1店舗から600店舗などどの希望感でも使えるタブレットPOSなどもあります。将来的に店舗を増やしたい場合、使いやすいかもしれません。

 

システムの使いやすさで選ぶ

システムを選ぶときは、使いやすさを考慮することも重要です。様々な機能が搭載されているのは便利ですが、使いこなせなければ意味がありません。システムがあまりにも複雑で会計がより遅くなったり、集計に時間がかかってしまったりしては本末転倒です。もともとシステムが苦手だという人も、中にはいるかもしれません。そのような人はあまり背伸びはせず、「どれだけ簡単に使えるか」を重視しましょう。

自分だけではなく、現場の人や従業員が簡単に使えそうかどうかも念願に置いておきましょう。

 

費用や値段で選ぶ

POSレジは導入時の初期費用と、システムを利用するための月額費用がかかります。

あまりにも安いPOSレジには注意が必要です。表示価格に含まれるものが、本体のみの可能性があります。ソフトは別売り…なんてこともあるので気を付けましょう。

 

POSレジの相場

POSレジには、大きくわけて3つの種類があります。それは、ターミナル型、パソコン型、そしてタブレット型です。

ここでは各POSレジごとに、特徴や初期費用の相場を紹介します。

 

ターミナル型POSレジ

ターミナル型POSレジは、現在最も導入数が多いタイプです。POS専用に作られているこの種類は、セルフレジや自動釣銭機などの便利な機能が備わっており、主にスーパーやコンビニで使われています。

高品質でオプション品が充実しているのは、ターミナル型POSレジの大きなメリット。しかし、だからこそ初期費用は50万円〜100万円とだいぶ高額です。個人で経営しているお店にはあまり向きません。

 

パソコン型POSレジ

パソコン型POSレジは、家庭にあるパソコンをPOSレジとして使用できるものです。初期費用がかからず、すぐに始められるのが大きなメリット。

とは言え、パソコンだけではレジとしての機能に不足を感じる場合があります。その場合は、自動釣銭機やレシートプリンターなどの機械を揃える必要があり、導入に数十万円がかかることもあります。

また、パソコン型POSは基本的に月額利用料がかかります。プランによっては高額になる場合があるので、注意が必要です。

 

タブレット型POSレジ

タブレット型POSレジは、iPadなどのタブレット端末にPOSシステム用のアプリケーションを入れ、POSレジとして使用します。軽量で持ち運びが容易で、場所を取らない点が魅力的です。また、機能面が充実しているシステムも多数あります。

キャッシュレス化がどんどん進んでいる中、タブレット型POSレジを導入する事業者も増えてきています。特に、飲食や小売業でよく見かけますよね。

初期費用は他のPOSレジと比べると低額で、周辺機器をそろえても25万円ほどで導入可能です。パソコン型POSと同様、月額費用はかかりますが、ほとんどのシステムが~1万円~低価格です。

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周辺機器の費用にも要注意

先ほど紹介したとおり、パソコン型やタブレット型のPOSレジは、必要に応じて周辺機器も購入しなければなりません。そのため、導入費用は周辺機器の価格にも左右されます。

ここでは、代表的な周辺機器の費用相場を紹介するので、チェックしておきましょう。

 

自動釣銭機

自動釣銭機は、会計時に現金を投入すると、計算したお釣りを自動で排出してくれる機械です。お釣りの金額を間違えるといったミスを防ぎ、会計作業の効率化につながります。また、現金の受け渡しがないので感染症対策としても有効です。

高性能で大型の機械なので本体代が高額で、新品の場合は1台30万円から100万円程度がかかります。

 

バーコードリーダー

バーコードリーダーは、レジ会計の際に商品のバーコードを読み取るための機械です。バーコードリーダーがあると会計する商品の登録が簡単になり、入力ミスも防げて作業の効率化につながります。

導入する製品によって価格に差がありますが、目安としては1台2万円から5万円程度で購入できます。

 

決済端末

決済端末は、クレジットカードやQRコード決済といったキャッシュレス決済を導入する際に必要となる機械です。クレジットカード用のICカードリーダーや、さまざまなキャッシュレス決済に1台で対応できるマルチ決済端末など、いくつかの種類があります。

対応できるキャッシュレス決済の種類や価格は製品によって異なるため、求める機能によって導入費用が変わってきます。例えば、クレジットカード・電子マネー・QRコードに対応するマルチ決済端末の価格は、3万円程度です。

 

キャッシュドロア

キャッシュドロアは、現金を保管するための機械です。機能は製品によって異なりますが、セキュリティ対策のために鍵がかかるタイプのものを選びましょう。

キャッシュドロアの価格相場は、1万円から2万円程度です。ただし、レシートプリンタ内蔵など多機能なものは、5万円を超える場合もあります。

 

カスタマーディスプレイ

カスタマーディスプレイは、お客様に見えるように設置するディスプレイです。合計金額や預り金、お釣りなどを見やすく表示できます。

カスタマーディスプレイの価格相場は、25,000円から35,000円程度です。

 

レシートプリンター

レシートプリンターは、その名のとおりレシートを印刷するためのプリンターです。レジスペースに設置する据え置きタイプや、持ち運びできるモバイルタイプがあります。

据え置きタイプは4万円から5万円、モバイルタイプは2万円から3万円程度が価格相場です。

 

安い?注目度の高いPOSレジの価格を徹底比較

それでは、数あるPOSレジのなかでも注目度の高いものを見ていきましょう。ここでは導入費用の安さや手軽な操作性などで人気を集めているPOSレジを、7つピックアップしました。

それぞれの価格や特徴をあげていくので、POSレジを選ぶ際には参考にしてみてください。

 

スマレジ

スマレジは、iPadやiPhoneなどのタブレット端末にアプリをインストールして使えるPOSシステムです。業種や規模を問わず、幅広い業態で導入されていて、これまでに97,000以上の店舗で取り入れられた実績があります。

レジとしての機能も充実しており、売上分析やスタッフの勤怠管理、給与計算ソフトとの外部システム連携など、使用用途は幅広いです。これほどの機能が揃ったPOSレジでありながらも、「スタンダード」プランであれば月額0円から使用可能です。

  • 初期費用
  • 要相談
  • 月額費用
  • スタンダード:0円
    プレミアム:5,500円(税込み)
    プレミアム プラス:8,800円(税込み)
    フードビジネス:12,100円(税込み)
    リテールビジネス:15,400円(税込み)※1店舗あたりの料金です

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blaynレジ

ブレインレジは飲食店に特化したPOSレジ。導入費用が業界トップクラスに低いのが特徴です。このPOSレジはテーブル会計システムやキャッシュレスシステムなど、飲食店にとって嬉しい機能が詰め込まれています。

また、食品の残数管理や原価管理などの機能もあり、大きな業務改善効果が期待できます。導入もお手軽なので、初めてPOSレジを利用する事業所に最適です。

  • 初期費用
  • 要相談
  • 月額費用
  • 無料プラン:0円
    スタンダードプラン:3,080円(税込み)
    プレミアムプラン:10,780円(税込み)

 

ユビレジ

ユビレジは操作が簡単で、かつ機能も充実しているタブレットPOSレジです。飲食店を中心に導入が進んでいる特徴があります。

ユビレジは10分で覚えられるほど操作が簡単なのがポイントです。集計システムやキャッシュレス決済サービスにも対応しています。機能が充実していながらも、操作が簡単なのは嬉しいですね。

  • 初期費用
  • 要相談
  • 月額費用
  • ユビレジお試しプラン:0円
    ユビレジ プレミアムプラン:7,590円(税込み)
    ユビレジ ハンディ:1,650円(税込み)
    ユビレジ 在庫管理:4,950円(税込み)

 

POS+

POS+(ポスタス)は飲食・小売りに限らず、幅広い業種に対応できるように、様々な機能を備えたPOSレジを提供しています。POS+のPOSシステムは、会計のほかに勤怠や顧客情報管理を標準装備するなど、多彩な機能を搭載している点が魅力です。

また、アフターサービスも充実しています。365日対応可能のコールセンターや、無制限での駆けつけサポートなども完備しています。

初期費用は他のPOSレジと比較するとやや高額ですが、サービス内容はかなり充実しています。POSレジ導入後も手厚いアフターフォローを望む方におすすめです。

  • 初期費用
  • 小売店:495,000円~(税込み)
    飲食店:440,000円~(税込み)
    飲食店(小規模):151,800円~(税込み)
    美容・サロン:440,000円~(税込み)
  • 月額費用
  • 小売店:13,200円~(税込み)
    飲食店:13,200円~(税込み)
    飲食店(小規模):6,600円~(税込み)
    美容・サロン:13,200円~(税込み)

 

Airレジ

Airレジは大手家電量販店でおなじみのビックカメラが提供するPOSレジのサービス。機器とインターネット環境があれば0円で始められます。※提供元自体はリクルートです

ビックカメラの店舗にある「Airレジサービスカウンター」へ足を運べば、実際に機器の操作が可能。気になるものがあれば、その場で購入もできます。

POSレジの多くは、導入するまで操作性などはわかりません。しかしAirレジであれば、手に取って実際に試せるので、慎重派の方も安心でしょう。

AirレジはAirPAYやAirPAY QRなど、キャッシュレス決済をするための外部サービスとの連携が容易です。煩雑な手続きがないため、導入のハードルも低めです。

  • 初期費用
  • 0円
  • 月額費用
  • 0円

 

Square POSレジ

Square POSレジは初期設定が簡単で、最短で申し込み日当日の使用が可能なPOSレジです。全世界で利用されており、のべ200万以上もの導入実績があります。3億4000万以上のクレジットカード決済での取引が行われており、多くの事業者に愛されている製品です。

決済、顧客・商品情報管理など様々な機能を盛り込みながら、導入時の手続きは非常にシンプル。アカウント作成とアプリのインストールをおこない、決済方法と端末の設定をするだけで使用できます。

POSレジの導入では、事前の手続きが煩雑なことも多いです。しかし、Square POSは簡単に設定できるので、導入を急ぐ事業者にも大変おすすめです。初期費用もかなり安く、他のPOSレジを展開する会社と比較しても遜色がありません。

  • 初期費用
  • Square Reader 7,980円~(税込み)
    Square Stand 32,980円~(税込み)
    Square Terminal 46,980円~(税込み)
    ※決済端末費用のみ
  • 月額費用
  • 0円

 

BCPOS

BCPOSは株式会社ビジコムが提供するPOSレジです。発売されてから20年となる老舗ですが、キャッシュレス化などの時代の変化にしっかり対応しています。レジ機能はもちろん、販売管理やクラウド連携など、事業者が使いやすいと思うかたちに最適化されています。

2021年の3月には、先ほど紹介したSquare POSレジのターミナル端末と連携できるようになっており、さらなる進化が見込まれます。

様々な業種で採用されており、飲食から病院まで幅広く活躍しています。使いやすく、導入も容易だからこそ様々な業種で愛されているのでしょう。

  • 初期費用
  • Square Reader 7,980円~(税込み)
    Square Stand 32,980円~(税込み)
    Square Terminal 46,980円~(税込み)
    ※決済端末費用のみ
  • 月額費用
  • ベーシックプラン:5,500円(税込み)
    スタンダードプラン:11,000円(税込み)
    ダブルプラン:14,850円(税込み)
    トリプルプラン:17,600円(税込み)
    追加オプション:+4,400円(税込み)※1台あたりの料金です

 

コストパフォーマンスを重視してPOSレジを導入してみよう

POSレジ導入のメリット・デメリット、選び方や各社による違いなどに触れてきました。POSレジを選ぶ基準は人それぞれ異なりますが、導入費用、操作性の2点はとくに重要なポイントとなります。導入にはある程度の資金が必要でが、業務効率の向上に大きく役立つので、その値段以上に価値があります。今ぜひ本記事の内容を参考に、POSレジの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

スマレジは、高機能ながら無料でスタートできるPOSレジアプリです。30日間はすべての機能が無料で利用できるので、ぜひ機能や操作性をチェックしてみてください。

執筆 菊池 勲

複数事業が存在するスマレジの中で、全社横断的にWebマーケティングを展開する事業戦略本部にてマーケティングを担当。 主にオンライン広告の取扱をメイン業務とし、各ベンダー様と共に出稿後のパフォーマンス・予算管理・データ分析および検証に基づくプランニングを担当。

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