「POSレジの導入を検討しているけど、どこのメーカーを選べばいいか迷っている」という人もいるのではないでしょうか。従来の据え置き型から、モバイル端末を使用するアプリタイプまで、さまざまな種類のPOSレジがあります。
製品やメーカーごとに特徴があるので、それぞれの機能やメリットを把握して、自社に合ったPOSレジを選ぶことが大切です。
この記事では、POSレジの人気メーカーを徹底比較します。それぞれのメーカーの特徴や、使いやすいPOSレジ製品を紹介しているので、参考にしてみてください。
この記事の目次
【シェア・トレンド】POSレジの市場規模
株式会社矢野経済研究所のPOSターミナル市場に関する調査によると、2019年度までは好調に推移していたPOSターミナル市場が、2023年度にかけて徐々に縮小していく見通しとされています。
2019年度までに多くの企業でPOSシステムのリプレースが完了し、しばらく買い替え需要が見込めないことと、新型コロナウイルスの影響で企業の業績が落ち込んだことなどが要因です。
一方、スマートフォンやタブレットを利用するアプリタイプのPOSレジは、導入する店舗が年々増えています。タブレットをレジとして使っている店舗をよく見かけるようになったと感じている人も多いのではないでしょうか。
POSレジ導入を検討している方に向けて、「業種別 POSレジの選び方・比較の資料」をご用意しています。無料ダウンロードできますので、ぜひご活用ください!
POSレジのメーカー一覧
以下が、POSレジを提供するメーカーです。
- Airレジ
- スマレジ
- 東芝テックPOS
- ユビレジ
- blaynレジ
- poscube
- クラブネッツ
- エスキュービズム
- VID
- POS+
- USENレジ
- Square
- ユーエステス
- NEXPO
- でん票くん
- 寺岡精工
- Regipad
- マイドシステム
- JPS
- MFクラウド
- BeSHOKU
- はんじょうPOSレジ
- NECモバイルPOS
- Bionly
- FreePOS
- SOSIA
- BeSALO
- VERSE
- Okageレジ
- ダイニングPOS
- SHARP
- パワーナレッジPOS
- ビジコム
- 楽オーダー
- Salon de Net
- ONレジ
- ワンレジ
- Store Touch
人気の高いPOSレジメーカー・企業を徹底比較
大手メーカーからも、POSレジが販売されています。ここでは、人気の高い大手POSレジメーカーの特徴を、それぞれ紹介します。
東芝テック
https://www.toshibatec.co.jp/products/pos/
POSレジ市場でトップのシェアを誇っているのが、東芝テックです。アプリタイプのPOSレジの普及が進む中、高性能で画期的な機能を搭載したPOSターミナルを開発している人気メーカーです。
取り扱っている機器の種類が豊富で、POSレジの各種周辺機器はもちろん、店舗バックヤード機器や複合機なども製造しています。
自動釣銭機や電子マネーチャージ機など、周辺機器によってPOSレジの機能を拡張できます。また、お客さまのスマートフォンで商品をスキャンして買い物できる「ピピットスマホ」など、画期的なサービスを提供しているのも特徴です。
必要な機能や周辺機器をひと通り取り扱っているので、東芝テックで必要なものをすべて揃えられるのも、人気の理由のひとつです。
富士通フロンテック
https://www.fujitsu.com/jp/group/frontech/solutions/industry/retail/pos/
富士通グループの富士通フロンテックは、さまざまな業種に適したPOSレジを取り扱っており、約20%の業界シェアを占めています。
レジ本体とそれに搭載するシステムの両方を取り扱っていて、量販店向けシステム・専門店向けシステム・飲食店向けシステムのように業界ごとに最適な仕様のシステムを提供しているのが特徴です。
商品登録は店舗スタッフが行い、会計はお客さま自身が行うセルフ精算レジも取り扱っています。慣れたスタッフがすばやく商品を登録し、お客さまは会計のみを落ち着いて行えるので、レジ業務の効率化だけでなくセルフレジ化によるお客さまのストレスも軽減できます。
NECプラットフォームズ
https://www.necplatforms.co.jp/product/twinpos.html
NECプラットフォームズは、東芝テックに次いで業界2位のシェアを誇るメーカーです。コンパクトに設置できるプリンター一体型や縦型モデルなど、あらゆる店舗のスペースや店内の雰囲気にマッチするPOSレジを提供しています。
周辺機器を柔軟に設置できる「TWINPOS 9700Ui」や、省スペースなレジでも広い表示エリアを確保できる縦型ディスプレイの「TWINPOS 9700Ti」など、デザインと機能性を両立した製品が特徴です。
業種別のPOSシステムが用意されており、飲食店向けや小売業・専門店向けから、社員/学生食堂、売店向けまで、さまざまな業種で活用されています。
寺岡精工
https://www.teraokaseiko.com/jp/products/category/137/
寺岡精工は、業界初の製品を多く生み出している企業です。POSレジだけでなく、ラベリング装置や濾過システム、包装用装置など、多種多様な機器を取り扱っています。POSレジは量販店向けと飲食店・専門店向けがあり、それぞれ豊富なラインナップを揃えています。
量販店向けレジとして提供しているのは、セルフレジ・セミセルフレジ・スマホレジ・ハンディレジ・量販店向けPOSの5種類です。スマホレジとはお客様自身のスマートフォンで商品のバーコードをスキャンし、専用のセルフ精算機で会計を行う仕組みです。
飲食店・専門店向けの製品として、POSレジやセミセルフレジに加えてオーダーエントリー端末やタッチパネル券売機などを提供しています。クリーニング店専用レジや預かり・返却用ロッカーなど、業界に特化した多様な機器も取り扱っています。
システムギア株式会社
システムギア株式会社は、システムの企画開発や機器の製造、サポートサービスなどをトータルに展開する企業です。ホテルやフィットネスクラブ、大学や図書館など業界に特化したソリューションや製品を提供しています。
例えば、ホテル向けソリューションとしてフロントに寄らずにチェックイン・チェックアウトできるシステムや、自動チェックイン機、自動精算機などを取り扱っています。フィットネスクラブ向けには、自動券売機やキャッシュレスシステムなどを展開。
業界問わず活用できる機器も扱っていて、クレジットカードやポイントカードに対応した自動精算機や、バーコード・QRコードリーダー、ハンディターミナルなど、多種多様な機器を揃えています。
CASIO
CASIOは幅広い電子機器を取り扱うメーカーで、POSレジやキャッシュレス決済端末なども提供しています。専用のタブレット端末を使ったレジやBluetoothでスマートフォンと接続できるレジ、上質で落ち着いたデザインのレジなど、ラインナップが豊富です。
タブレット・プリンタ・キャッシュドロアなどがセットになったスタートパックを用意していて、導入しやすさも考慮されています。365日対応のコールセンターがあり、サポート体制が整っているのも特徴です。
ビジコム
ビジコムでは、店舗運営をデジタル化するためのソリューションを提供しています。タッチパネル式のスタイリッシュなPOSレジ端末や、サブモニターやカスタマーディスプレイとして利用できるディスプレイ、用紙を節約できるレシートプリンタなど、ハードウェアのラインナップが豊富。
POSレジ端末の種類が豊富なので、お店のスタイルに合わせて選べます。また、キャッシュレス決済端末も取り扱っていて、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済など、40種類以上の決済サービスと連携できます。
株式会社エフケイシステム
株式会社エフケイシステムは、POSレジ端末や周辺機器、POSシステムのソフトウェアなどを取り扱っている企業です。バーコードリーダーやレシートプリンター、キャッシュドロアなどの周辺機器単体のほか、必要な機器をまとめたPOSレジセットも販売しています。
オンラインショップが用意されていて、多様な機器を手軽に購入しやすいのが特徴です。
導入費用や月額費用もご紹介!コンパクトで使いやすいPOSレジ3選
小売店には、コンパクトで使いやすいアプリタイプのPOSレジがおすすめです。ここでは、小売店におすすめのPOSレジを3つ紹介します。
スマレジ
スマレジはiPad・iPhone対応型のPOSレジで、高機能でシンプルな操作性で人気です。
1店舗のみの販売管理、売上分析からオーダーエントリーシステムを含む飲食店プランまで、ニーズに応じて幅広く対応しています。
サービスは初期費用・月額ともに0円から利用できます。各種キャッシュレス決済とも連携可能で、飲食店向けのコースではセルフオーダー機能など必要な各機能を高水準で備えています。
特徴
- グッドデザイン性を受賞したシンプルで使いやすい画面設計
- 各種決済、飲食系外部サービスとの連携が充実
- オーダーエントリー、モバイルオーダー、セルフレジ対応
- 売り上げ分析機能が13種類
- キッチンカーなどオフラインでも使用可能
- 無料から利用可能
- サーバ稼働率99.95%を保証しており、システムが非常に安定している
基本価格
スタンダードプラン 月額0円~
ユビレジ
2010年からサービス提供を開始している、iPadレジの分野では草分け的な存在です。
現在でもシステムをアップデートし続けており、安定したサービス運用が光ります。飲食店には便利な仕入・シフト・予約・売上などを一元管理できる機能があります。
機能性や連携アプリの対応数の多さ、導入数など、多業界で汎用性の高いPOSレジでしょう。
特徴
- iPadレジの元祖にして定番
- 高機能性と多機能性を備えながらも低価格
- 仕入・シフト・予約・売上などを一元管理できる
- 高機能性と多機能性を備えながらも低価格
- 仕入・シフト・予約・売上などを一元管理できる
基本価格
ユビレジ プレミアムプラン 月額7,590円(お試しプランあり)
Airレジ
Airレジは基本的な機能を有する汎用性の高いPOSレジです。最大の特徴は、ランニングコスト0円という点。基本的な機能さえあれば十分で、有料の機能を検討する必要のない小規模店舗にはおすすめでしょう。複数店舗管理や原価管理機能がないといった点には注意が必要です。
特徴
- ランニングコスト0円
- 小規模店舗におすすめの基本的な機能
- シンプルで操作性が高く、使いやすい
基本価格
基本0円(ただしハンディなど周辺機器は有料。見積もり要)
POSレジを導入すると顧客管理から売上分析まで楽になる!
POSレジにはさまざまな高度な機能が備わっているので、これからレジを導入するならPOSレジがおすすめです。
大手メーカーからも便利なレジ本体や業種ごとに最適なPOSシステムが提供されているので、自社にどんなPOSレジが適しているのか検討してみましょう。
スマレジは、初期費用・月額ともに0円から利用でき、各種キャッシュレス決済とも連携可能で、飲食店向けのコースではセルフオーダー機能など必要な各機能を多く備えています。
ご不明な部分があれば、こちらからお問い合わせください。