ネットショップ作成サービス「BASE」は、誰でも手軽にECサイトを立ち上げられる点で人気を集めています。近年では、ネットショップだけでなく、実店舗を持つ事業者がBASEを活用するケースも増えています。
しかし、実店舗とネットショップの両方を運営する際には、在庫管理や売上データの一元化が大きな課題になります。これを解決する手段の一つが、POSレジとの連携による業務効率化です。
例えば、クラウドPOSレジ「スマレジ」には、BASEと連携できる専用アプリ「BASE在庫連携」があります。このアプリを使えば、BASEと実店舗の在庫を自動で同期でき、販売管理の手間を減らすことができます。
この記事では、BASEと連携できるスマレジの「BASE在庫連携」アプリの機能や活用メリットについて紹介します。BASEでの出店を検討している方や、店舗とECの連携に課題を感じている方は、ぜひ参考にしてください。
¥0から始められるPOSレジ
BASEと連携できるPOSレジ
この記事の目次
ネットショップ作成サービスのBASEとは
BASEは、誰でも簡単にネットショップを作成・運営できるオンラインサービスです。初期費用や月額費用がかからず、商品が売れたときにのみ手数料が発生する仕組みのため、開業資金を抑えてネット販売を始めたい方に適しています。
デザインテンプレートや決済機能、配送管理、SNS連携など、ショップ運営に必要な機能がひと通り揃っており、特別なスキルがなくても本格的なネットショップを立ち上げることができます。
以下のような特徴がBASEの大きな魅力です。
- 初期費用・月額費用が無料で、リスクを抑えて始められる
- 商品登録やデザイン編集が直感的で、初心者でも扱いやすい
- クレジットカード、コンビニ決済、PayPayなど多彩な決済手段に対応
- SNSやブログとの連携機能が充実しており、集客しやすい
- サポート体制が整っており、トラブル時にも安心できる
ネットショップの開業実績が7年連続で1位に輝いており、現在ではショップ開設数が220万店舗を超え、個人から法人まで幅広いユーザーに利用されています。これからネットショップの開業を考えている方にとって、BASEは有力な選択肢のひとつです。
クラウドPOSレジのスマレジとは
実店舗でPOSレジの導入を検討している方には、クラウド型POSレジ「スマレジ」がおすすめです。スマレジは、会計処理や日々の売上管理だけでなく、在庫や顧客情報の管理、さらにはデータ分析まで幅広く対応できる高機能なPOSシステムです。
市販のタブレットやスマホにアプリをインストールするだけで利用できるため、従来のレジと比べて導入コストを大幅に抑えられます。また、クラウド型ならではの柔軟性があり、定期的なアップデートによって常に最新の機能を利用できます。
- 市販のiPadやiPhoneに対応し、省スペースかつ低コストで導入できる
- 売上・在庫・顧客情報をリアルタイムで一元管理できる
- 操作が直感的で、スタッフの教育もスムーズに行える
- 飲食店や小売業など、業態に合わせた料金プランを選べる
- 定期的な機能アップデートにより、常に最新のPOS環境を維持できる
- 専任スタッフによるサポート体制が整っており、導入から運用まで安心
- 他システムとの連携に優れており、ECサイトとの在庫連携もスムーズ
特に、BASEとの連携が可能な専用アプリを活用すれば、ネットショップと実店舗の在庫を自動で同期させることができ、煩雑になりがちな在庫管理の手間を大幅に削減できます。ECと店舗の両方を運営する方にとって、高い拡張性を持つスマレジは非常に相性の良いPOSレジと言えます。
BASEと連携できるPOSレジ
BASEとスマレジは「BASE在庫連携」アプリで連携可能
BASEとスマレジは、専用のアプリ「BASE在庫連携」を活用することで連携が可能です。
ネットショップと実店舗の両方を運営している場合、それぞれの在庫や売上データを個別に管理するのは大きな負担になりますが、このアプリを使えば、スマレジとBASEをリアルタイムで連携し、在庫と売上の一元管理を実現できます。
例えば、実店舗で商品が売れた場合はその在庫数がBASEにも即時反映され、逆にBASEで注文が入った場合はスマレジに受注データが連携され、在庫や売上として記録されます。
BASE在庫連携アプリの主な機能
「BASE在庫連携」アプリを活用することで、主に以下が可能になります。
・在庫の双方向同期
スマレジとBASEの在庫数をリアルタイムで同期し、売り越しや売り逃しを防ぎます。
・受注データの自動取り込み
BASEの注文情報をスマレジに自動連携し、売上・在庫データを一元化できます。
・在庫更新の自動化
手動による在庫修正作業を減らし、業務負担とヒューマンエラーのリスクを軽減できます。
・売上分析の効率化
スマレジで全チャネルの販売データをまとめて管理できるため、店舗別・商品別の売れ行き分析がしやすくなります。
BASEとスマレジを連携するメリット
このアプリを活用してBASEとクラウドPOSレジ「スマレジ」を連携することで、次のようなメリットが得られます。
- 在庫管理の自動化により、スタッフが接客や清掃、データ分析など他の業務に集中できるようになります。
- ECと実店舗で異なる購買傾向を可視化でき、売れ筋商品の分析や販売戦略の最適化に役立ちます。
- 商品ごとの販売実績を比較しやすくなり、販路ごとの最適な品揃えや価格設定に活かせます。
- オンラインとオフラインの在庫を一元化することで、過剰在庫や欠品リスクの抑制につながります。
ネットショップと実店舗の運営を両立したい方にとって、BASEとスマレジの連携は非常に有効な選択肢です。どちらのサービスも導入済み、あるいは導入を検討している方は、「BASE在庫連携」アプリの活用をぜひご検討ください。
BASE在庫連携アプリの3つの料金プラン
BASE在庫連携には、3つの料金プランがあります。
- ミニマム
- ベーシック
- スタンダード
各プランの違いや特徴について説明するので、プラン選びの際の参考にしてください。いずれのプランも、30日間のお試し期間が利用できるので、まずは実際にインストールして機能を試してみると良いでしょう。
なお、金額は2025年6月時点の情報を記載しています。
ミニマム
ミニマムプランは最も安い料金プランで、月額550円(税込)で利用できます。
スマレジ側在庫連携対象店舗は1店舗のみ選べ、スマレジとBASEの商品紐づけ数は100商品(SKU)までです。
BASEに掲載している商品はまだ多くないが、スマレジの在庫管理機能を活用したい方におすすめです。
ベーシック
ベーシックプランは、中間に位置する月額2,200円(税込)の料金プランです。
スマレジ側在庫連携対象店舗は1店舗のみ選べ、スマレジとBASEの商品紐づけ数は300商品(SKU)までです。
BASEに掲載している商品が増えてきて、スマレジの在庫管理機能を活用したい方におすすめです。
スタンダード
スタンダードプランは、月額5,500円(税込)の料金プランで、商品動向が激しい店舗におすすめです。
スマレジ側在庫連携対象店舗は無制限、スマレジとBASEの商品紐づけ登録数に制限はありません。
多くの商品やバリエーションの多い商品を扱っている 、実店舗を複数展開している方におすすめです。
BASE在庫連携アプリの利用方法
スマレジとBASE在庫連携アプリは以下の流れで連携することができます。
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- スマレジ「商品コード」=BASE「JAN/GTIN」になるように商品登録します。
- スマレジアプリマーケットで本アプリを本申し込みまたは無料お試し申し込みします。
- 申し込み完了画面の「アプリを開く」ボタンまたはスマレジ管理画面左上、9つの点のアイコンから本アプリを選択してアプリサインイン画面を開きます。
- 新規ご利用のお客様はこちらのリンクから新規登録画面に進み、アカウント登録します。
- アプリ管理画面の案内に沿って設定を進めてます。
詳しくは、スマレジアプリマーケットの「BASE在庫連携」ページより申し込み、あるいはお気軽にお問い合わせください。
BASEと連携できるPOSレジ
BASEとスマレジを連携活用しよう
ネットショップと実店舗の両方を運営している、あるいはこれから始める方にとって、BASEとスマレジを連携させた運用は非常に有効です。BASEでのオンライン販売と、スマレジによる店舗管理を組み合わせることで、在庫や売上の情報をリアルタイムで一元管理できるようになります。
この連携によって、在庫の売り越しや売り逃しといったトラブルを未然に防ぐことができ、無駄な手作業やヒューマンエラーのリスクも減らせます。また、チャネルをまたいだ売れ筋分析や、販路ごとの戦略的な商品配置にもつなげることができます。
効率的かつ安定した店舗運営を目指すなら、BASEとスマレジの導入・連携は、非常に心強い選択肢です。