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レジ 2021/08/06 2024/03/07

店舗の業務効率化には自動レジがおすすめ!メリットやデメリットは?


「レジ業務を効率化したい」「釣銭間違いが発生して困っている」などのお悩みがあるなら、自動レジの導入がおすすめです。自動釣銭機や精算機、セルフレジとも呼ばれる自動レジは、衛生面やレジ業務の効率化などの観点から導入する店舗が増えています。

今回は、自動レジのメリット・デメリットや費用について解説します。タブレット型POSレジで知られるスマレジも自動レジに対応しているので、スマレジをご利用中の方もぜひ参考にしてください。

 

この記事の目次

 

自動レジ(自動釣銭機・精算機)とは

自動レジとは、機械にお金を入れると受取金額を計算し、正しい金額のお釣りを自動で出してくれる機械のことです。自動レジは自動釣銭機、自動精算機とも呼ばれます。

スーパーやコンビニで会計するときに、自動でお釣りが出てくるレジを見たことがある人も多いでしょう。

自動レジは金額をごまかすことができず、お金は常に頑丈な機械の中にあるので、セキュリティ面も安心です。ほかにもレジ業務の効率化など多くのメリットがあり、自動レジの普及が拡大しています。

POSシステムと連携できる自動レジもあるため、POSシステムの利用を検討している方は合わせて自動レジの導入もおすすめです。

 

自動レジの導入メリット

自動レジを利用すれば、お金にふれる回数を減らして衛生的になったり、お金の数え間違えを減らしたりできます。

ここでは、自動レジの代表的なメリットを5つご紹介します。

 

①お釣りの渡し間違いを防ぐ

自動レジは自動で釣銭を出してくれるため、お釣りの渡し間違いがなくなり、金銭授受に関するお客さんとのトラブルを減らせるメリットがあります。

手作業でお金を数える場合、高額紙幣の確認に工数がかかります。枚数を複数回数えたり、ほかのスタッフとダブルチェックしたり、お店によっては、1万円札や5000円札が払われるたび「1万円入りました」と声かけして確認するケースもあります。
自動釣銭機を導入すれば、このような手間をかけずに正確なお釣りを渡すことが可能です。

また、支払い時に1000円札しか渡していないのに「今1万円払ったよ」とお客さんが勘違いしたり、詐欺目的で間違った金額を伝えてきたりする場合もあります。自動レジを活用すれば、これらの顧客トラブルを未然に防ぐことができます。

 

②レジ締め時間を短縮

自動レジは、レジの中に入っているお金の金種や数まで正確に管理できるので、スタッフが手作業で数えなくてもリアルタイムに金額が確認できます。

レジ金額の誤差も起こりにくいため、クローズ担当者のレジ締め作業がスムーズになるでしょう。少人数で店を運営していたり、新人スタッフがレジ締めを担当したりするときも安心です。

実際にスマレジの自動レジを導入したお店で、金額の誤差がなくなってレジ締め時間を短縮でき、スタッフを早く帰宅させてあげられるようになったという声が寄せられています。

ぜひ事例もあわせてご覧ください。

 

③新人スタッフ教育も簡単

自動レジは直感的に操作できるシンプルさが特徴で、難しい操作は必要ありません。
レジの操作が複雑だと、新人スタッフの教育に時間がかかります。覚えられるまで先輩スタッフがついている必要があったり、ミスが起きやすくなってしまいます。
一方、シンプルで使いやすい自動レジを使えば、新しいスタッフを雇ったときの教育スピードがアップします。

 

④ミスも減らして引き継ぎも安全に

忙しい店舗では、レジ担当スタッフの交代が頻繁に行われます。忙しい時間帯でも、自動レジを使えば引き継ぎを短い時間で安全に行えます。

自動レジがない場合、交代するときには手作業でドロア内の札束と小銭を数えて、売上金額との誤差がないか確認が必要です。もし誤差が発生したら、ドロアを開けて奥の方に詰まっていないか探したり、直近のレジ取引にミスがないか一つずつチェックが必要になります。
自動レジならお釣りを間違える心配がなく、中に入っている金額も一目で確認できるため、簡単に引き継ぎができるのが魅力です。

 

⑤レジを増やして混雑緩和・人件費を削減できる

スーパーや大型衣料品店などでは、お客さんが一人で会計を行うフルセルフレジが増えています。

スタッフがスキャンなどを行う場合、機械とスタッフの両方を増やさなければレジを増やせません。一方、フルセルフレジの場合は、スタッフ数はそのままで、機械を増やすだけで問題ありません。

フルセルフレジはレジの数が多くても常駐するスタッフは一人というケースも珍しくありません。スタッフが行うのは打ち間違えや割引の対応だけになるため、人件費の削減も可能です。

 

自動レジの導入デメリット

自動レジの導入でオペレーションが容易になる一方で、いくつか押さえておくべきデメリットもあります。ここでは、自動レジを導入するデメリット3つについてわかりやすくご紹介します。

 

①初期コストがかかる

自動レジを導入するためには、初期コストがかかります。レジ端末の購入費に多額の費用がかかるだけでなく設置費用等も発生するので、予めまとまったお金を用意しなければなりません。また、キャッシュレス決済用端末など周辺機器も導入する場合は、さらにコストがかさみます。業種や店舗形態によって導入できる機器も変わるため、見積りをとってどのくらいの予算が必要なのか明確にしておきましょう。

なるべく初期コストを抑えたい方は、サブスクリプションサービスを利用するのがおすすめです。スマレジでも利用することができるサブスクプランは、少額の初期コストで自動レジ導入を実現します。従来の方法では、初期コストで100万円を超えることもあるため、多額のお金を予算に回せない方は検討してみてください。

 

②お客さんへのフォローが必要な場合がある

自動レジはお客さんに操作してもらうシーンがあるため、店員がフォローしなければならないこともあります。基本的には、初めて扱う方でも操作できるように簡易的になっていますが、機械に疎い方はスムーズに操作できないケースもあるでしょう。

現金の投入・取り出しがわからない、キャッシュレス決済方法の選択ができないなど、レジ操作が滞る可能性があるため、店員はお客さんのレジ操作を見守らなければなりません。人的コストの削減につながりますが、操作説明をする手間がかかる可能性がある点は押さえておきましょう。

 

③精算忘れや万引きなどのトラブルが起こる可能性がある

お客さんが主体となりレジ操作を行うため、精算忘れや万引きなどのトラブルが起こる可能性はあります。たとえば、購入点数が多くなれば、うっかり商品をレジに通し忘れることもあるでしょう。店員でもレジ登録ミスをすることはあるので、お客さん自身がお会計をした際にも精算ミスが起こることを想定しておく必要があります。

また、場合によってはレジを通すふりをして万引きするお客さんも出てくるかもしれません。実在庫と売上データのずれが起きないように、お客さんのレジ登録の際には、少なくとも店員を一人配置しておくことが大切です。

 

自動レジの種類と仕組み・使い方

自動レジにはフルセルフレジとセミセルフレジの2種類があります。それぞれの仕組みや使い方について確認していきましょう。

 

①フルセルフレジ(無人レジ)

フルセルフレジは完全に無人のレジで、商品のスキャンから支払い、商品の袋詰めまでお客さんがセルフで行うものです。商品を読み取るには、バーコードのほかAIカメラやICタグなどが使われているものもあります。

AIカメラは、AIが画像を読み取って商品を認識し、支払額を自動計算する仕組みです。年齢確認が必要な商品を読み取った際に、自動でスタッフに通知する機能もあります。

GUやユニクロといった大型衣料品店では、ICタグを自動で読み取るタイプのフルセルフレジが導入されています。商品をまとめてレジに置くだけで、ICタグを読み取り、瞬時に支払額の計算が可能です。

フルセルフレジは、スーパーやコンビニ、衣料品店で多く導入されています。

 

②セミセルフレジ

セミセルフレジは、商品のスキャンまでをスタッフが行い、支払額が計算されたらお客さんが指定の場所にお金を投入するタイプのレジです。スーパーで全ての商品がスキャンされたあと、離れた場所にあるレジまで案内されたことがあるという人もいるのではないでしょうか。

スーパーのように、スキャンする場所と会計場所が隣同士で設置される場合や、コンビニやファストフード店のようにカウンターを挟んでセミセルフレジが設置される場合があります。店舗の接客スタイルに合わせて選ぶとよいでしょう。

 

自動レジの導入価格は?

自動レジの導入価格の目安をご紹介します。

タブレットや自動レジなどの必要な機器を揃えるスマレジの「プレミアムプラスプラン」の場合、初期費用の合計は約100万円です。

この金額だけを見ると「自動釣銭機は高すぎて導入できない」と思う人もいるかもしれません。しかし、自動レジの導入で削減できる人件費やレジ業務にかかる時間のことをトータルで考えると、コスト削減になるケースもあります。

機械自体の価格だけを見るのではなく、具体的に削減できるコストを試算して、導入を検討してみてください。

 

自動レジの導入事例

次に、自動レジの導入事例をご紹介します。あらゆる業種で導入されていますが、今回は飲食店、スーパー、クリニックの3業種の事例に触れていきます。

どのようなシーンで活用されているのかチェックして、導入する際の参考にしてみてください。

 

飲食店

自動レジが大いに活躍している業種が飲食店です。飲食店は衛生面の管理が必要不可欠で、特に現金は不特定多数の人の手に渡るため、十分な感染症対策が求められます。自動レジの導入によって店員がお金に触れる機会を極力減らすことで、お金を介した衛生トラブルを抑えることが可能です。

すかいらーくグループをはじめ、スシローやすき家など数多くの大手企業が導入しているため、飲食店と相性がよいことがわかります。伝票に印字されているバーコードをスキャンするだけで会計が進むため、レジ効率が高い点も魅力的です。特に回転率の高い飲食店は、前向きに導入を検討してみましょう。

 

スーパー

スーパーマーケットは、自動レジをいち早く導入した業種です。多くの店舗で有人レジとセルフレジコーナーが設けられており、今では自動レジが当たり前になりつつある業種といえます。

特にイオングループは自動レジの登場初期から積極的に導入し、全国で1万代以上の機器が設置されています。複数台の自動レジを設置しているコーナーに、店員を一人配置しておけば十分なので、大幅な人件費削減に貢献しています。レジ回転率の向上により、顧客満足度アップも期待できるため、人手不足解消とサービスの質の向上を図りたい方におすすめです。

 

クリニック

自動レジは内科、歯科、美容などあらゆるクリニックで導入が進んでいます。クリニックは飲食店と同様に衛生面が重視されるため、極力お金に触れる機会を減らすことが大切です。従来のレジを導入している場合は、レジ会計が終わるたびに手洗い対応が求められていましたが、自動レジによってその手間を省くことができます。会計対応のスムーズ化だけでなく、手洗い時間等も削減できることがクリニックにおすすめな理由です。

 

自動レジの導入の流れ

自動レジの導入までの流れをご紹介します。まずは相見積もりを行い、導入する自動レジを決めます。さまざまなメーカーが自動レジを出しているので、機能や操作性などをしっかり比較することが大切です。決まったら発注しましょう。自動レジが到着次第、セットアップして準備を行います。サービスによって担当者が設置してくれる場合と自身で作業をしなければならない場合があるので、事前に確認しておくことが大切です。

自動レジの設置が完了したら、全従業員に使い方を周知します。お客さんから質問されたときにスムーズに対応できるように、トラブル対応等をマニュアル化しておきましょう。全従業員で使い方を共有したら、テスト導入を行います。実際にお客さんに利用してもらい、問題なく会計処理が行われているかチェックしましょう。特に問題がなければ、本格的に導入してください。本格的に運用をスタートして、問題点が現れたらその都度改善しましょう。

 

自動レジはスマレジではじめよう

今回は自動レジのメリットや、種類についてご紹介しました。レジ業務の効率化や人件費の削減を行うために、ぜひ自動レジの導入を検討してみましょう。

スマレジはタブレット端末を利用したクラウド型のPOSレジで、セルフレジ機能も備わっています。セルフレジ・券売機・精算機の3つの会計スタイルで利用でき、自動レジとも連携できます。

執筆 菊池 勲

複数事業が存在するスマレジの中で、全社横断的にWebマーケティングを展開する事業戦略本部にてマーケティングを担当。 主にオンライン広告の取扱をメイン業務とし、各ベンダー様と共に出稿後のパフォーマンス・予算管理・データ分析および検証に基づくプランニングを担当。

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