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店舗運営 2022/01/20 2023/02/24

飲食店予約システムとは?主要アプリ6サービスを比較!

飲食店予約システムに興味をもち、導入を視野に入れて情報収集している方も多いのではないでしょうか。そのような方に向けて、本記事では飲食店予約システムの概要や導入のメリット、おすすめの主要アプリについて解説します。

 

この記事の目次

  1. 飲食店予約システムとは?
  2. 飲食店予約システムを導入するメリット
  3. 飲食店予約システムの基本機能
  4. 飲食店予約システムの主要アプリ6選
  5. 予約システム×POSレジの連携で飲食店全体のサービス向上を実現!

 

飲食店予約システムとは?

飲食店予約システムとは、飲食店の予約状況を管理するためのシステムで、顧客の予約管理を効率化するための機能が搭載されています。ノートやホワイトボードなどで予約状況を管理する方法もありますが、顧客が多くなると一度にまとめて管理することは困難です。

場合によっては、記入ミスや予約漏れなどにより、顧客に迷惑をかけることもあるでしょう。飲食店予約システムは、アナログ式の予約管理を行っている店舗の課題を解決できる仕組みなのです。

 

飲食店予約システムを導入するメリット

飲食店予約システムを導入することで期待できるメリットは、大きく分けて以下の4つがあります。

予約状況管理の業務効率化

飲食店予約システムを導入することにより、予約状況管理の業務効率が上がり、管理者の負担を減らすことが可能です。たとえば、Web予約を活用すれば、予約が入るたびに顧客情報や来店日時が自動で更新されたり、キャンセル情報も瞬時に反映されたりするため、手書きや手入力で予約状況を管理する必要がなくなると同時に、登録の間違いもなくせます。

また、Web予約の活用が広がれば電話での予約が少なくなるため、管理者だけでなく従業員の負担も軽減され、より業務に集中することができるでしょう。

電話やメール、ダイレクトメッセージなどで予約を受け付ける場合、忙しい時間帯の対応で予約内容の誤認や予約漏れなど人的ミスを誘発する可能性が高くなります。予約システムでは人的ミスを防止するだけでなく、正確に予約を管理できる点も大きなメリットといえるでしょう。

スケジュール調整が簡単になる

予約システムを導入すると予約状況を正確に把握できるため、従業員のシフト作成など、店全体のスケジュール調整が簡単かつ適切に行えるようになります。

店の席数をシステムに登録することで、定員数以上の予約を受け付けることがなくなります。重複予約(ダブルブッキング)を防ぐことができるので、顧客に迷惑をかけることもありません。電話などで予約を受付する場合でも、システムで一目で予約状況を確認できることから、予約を受けるたびに予約状況を確認する手間も省けます。

予約状況を確認しながらシフトを組めるため、効率よく人員を配置できる点も大きな魅力といえるでしょう。

来店客にとっての利便性向上

予約システムがあることで、来店客としても利便性が向上します。従来の予約方法ではわざわざ電話をしたり店頭まで足を運んだりしなければなりませんでしたが、24時間365日受付可能な予約システムなら、時間を気にすることなくいつでも気軽に予約をすることが可能です。

電話予約を中心にしている店舗の場合、ピーク時や人員不足などによって電話対応ができず、顧客に迷惑をかけることもあるでしょう。それにより、予約獲得を逃せば売上の機会を逃すことにもなります。

電話予約とは別にWeb予約という選択肢を用意しておくだけで、予約のしやすさが格段にアップするため、見込み客を逃さずに新たな集客につながるでしょう。

予約情報を活かした分析ができるようになる

予約システムに登録された予約情報は全てデータとして蓄積されるため、顧客の傾向を分析し、店舗の運営に役立てることが可能です。たとえば、売上の時間帯を分析すれば、どの時間帯にピークを迎えているのか、どのくらいの回転率で客が回っているのかなどを把握できます。

ピークの時間帯が分かれば、その時間帯に合わせて従業員を増やしたり、回転率が落ちていれば商品やサービスの提供スピードを上げたりといった対策につなげられるのです。

飲食店予約システムの基本機能

システムによって搭載されている機能は異なりますが、飲食店予約システムに標準搭載されている機能を解説します。

予約台帳機能

飲食店予約システムには、予約台帳機能が搭載されています。予約台帳機能とは、予約時間や人数、予約内容(メニューなど)、顧客情報を一括管理して、一度に確認することができる機能のことです。

予約台帳機能によって、数字やグラフなどで視覚的に予約状況を把握できるため、直感的にその日の状況が想像できるようになります。管理者が予約状況を瞬時に判断できるような見やすい設計になっているので、電話で予約を受け付けるときや従業員のシフトを組むときなどに役立てることができるでしょう。

顧客管理機能

顧客管理機能とは顧客情報を一元管理できる機能。たとえば、予約者の名前や年齢、性別、電話番号、過去の利用歴などを記録・確認することが可能です。

特に、過去の利用歴を確認すれば、初めての利用者か何度も利用してもらっているリピーターかを把握することができます。利用歴がない方であればリピーターになってもらえるよう、接客で注意を払ったり、常連の方であればお通しのときにサービスをつけたりと、顧客に合わせた適切な対応ができるようになります。

また、食品アレルギーや好きな食べ物、嫌いな食べ物なども記録しておけば、より細かく顧客のニーズに対応できます。

集計・分析機能

予約情報の集計・分析機能を使えば、売上と予約がどのような関係にあるのかを分析できます。Web予約の際に「何を見て予約したのか」という問いを設ければ、広告や紹介、看板などどこから集客につながっているのかが明らかになります。また、客単価やリピート率など売上に直結するデータも集まるため、課題や店舗の強みなどの把握にも役立つでしょう。

売上や利益をアップするために必要な情報が可視化できるので、店舗の運営戦略につなげることができる点がこの機能の大きなメリットといえます。

ウェブ予約機能

予約管理システムのメインともいえる機能がWeb予約機能です。Web予約機能では、オンライン上で予約するための予約フォームを簡単に作ることができ、作成した予約ページにアクセスするためのQRコードを発行することもできます。

QRコードはパンフレットやチラシ、名刺などに掲載しておくことで、宣伝と同時に見込み客の囲い込みが可能になる点が1つのメリットです。予約フォームには、店舗側が事前に知っておきたい顧客情報を尋ねる項目を設けることが可能なため、サービスの向上につなげることもできるでしょう。

パソコンに疎い方でも直感的に作成できるような仕組みになっているので、システム運営に不安を抱えている事業者も安心して導入することが可能です

飲食店予約システムの主要アプリ6選

この段落では、数ある飲食店予約システムのなかでも主要なアプリを6つピックアップして紹介します。

トレタ

トレタは、繁盛店づくりを支える予約・顧客台帳サービス。集計・分析機能やWeb予約機能など、予約システムを運営するうえで必要な機能が全て網羅されています。なかでもWeb予約はさまざまなグルメサイトやシステムと連携しているため、アクセス流入数の期待値が高いです。

株式会社シードによるプランニング調べ(2016年)によると飲食店予約サービスで業界1位を取得しており、99%の継続率(2019年1月の時点)を記録しています。トレタは特に機能の使いやすさに焦点を当てており、POSと連携させることで、予約・顧客情報や会計情報、来店情報などを共有することが可能です。分析に当てられるデータの量が豊富で、よりサービス向上を図ることができるでしょう。

導入費用やランニングコストは導入する店舗によって異なるため、個別で直接問い合わせる必要があります。オンライン相談や新規導入相談を随時受け付けているので、見積もりと合わせて一度話を聞いてみてはいかがでしょうか。

レストランボード

レストランボードは0円からカンタンに利用できる集客と接客に効く予約台帳アプリで、接客向上のサポートをしてくれるサービスです。テーブル管理や予約管理、顧客管理など予約システムには必要な機能が揃っています。

特徴的な点はスマホに対応していることで、パソコンだけでなく店舗で利用しているスマホやタブレットなどの端末でも予約状況などを確認することが可能です。また、系列店舗であれば全ての予約情報を1つの端末でチェックすることもできます。

追加料金は発生しますが、顧客に対してメッセージを配信したりホームページ作成やネット広告の利用ができたりするため、レストランボードだけで業務の幅を広げられる点は大きなメリットです。基本機能の利用は0円なので、必要最低限の機能があれば十分で、なるべくコストを抑えたい事業者に適したシステムといえるでしょう。

TableCare

TableCareは、24時間いつでもどこでも予約ができるリアルタイム空席予約システムで、タブレット端末専用の設計になっています。直感的に扱える操作性になっており、予約できる時間帯の設定やイベントなどの店舗情報の配信が可能です。

また、TableCareの加盟店やパートナー企業のWebサイトからも予約ができるので、さまざまなチャネルからのアクセスが期待できるでしょう。TableCareの顧客台帳機能では新規予約の顧客を自動登録したり、顧客台帳から顧客情報を引き出したりすることが簡単にできる点も魅力の1つです。

なお、アプリに保存された顧客データや伝票データなど、全てのデータはセキュアなクラウド環境に保存されるので、セキュリティ対策も安心でしょう。データの紛失や漏洩の予防をしつつ、手持ちのタブレットで必要な情報に場所を選ばすアクセスできることはTableCareの魅力といえます。

導入費用は54,780円(税込)〜で、月額費用は10,780円(税込)〜です。専用タブレットやタブレットスタンド、ハンドルが付属されているので、自らタブレットを用意する必要はありません。

リザーブキーパー

リザーブキーパーは、利用者にまた来てもらうためのお店づくりをサポートしてくれる予約管理システムで、席数20席の和食店から500席の大規模店舗まで幅広いジャンルの飲食店に利用されています。

クライアントからの要望に応じて2~3か月ごとにバージョンアップを行っているため、常に最新の機能になっています。予約機能のなかでも特徴的なのはテイクアウト予約システムで、テイクアウト専用の注文フォームを作成でき、営業時間外でも予約を受け付けることができます。

また、電話連動機能という機能もあり、着信が入ると同時に自動で電話番号検索を行い、顧客情報を瞬時に割り出すことが可能です。過去の利用歴や予約中の方だった場合、予約中・VIP・要注意などの表示が出て、顧客ごとにスムーズかつ最適な対応を実現できるでしょう。初期費用は0円で、月額料金は3,300円(税込)から利用することができます。

TableCheck

TableCheckは、直感的な予約管理機能が特徴的な飲食店予約顧客管理システムです。空席が一目で分かるフロア画面や、席効率を上げて効率良く予約を受付できるチャート画面、予約一覧や顧客情報などを記録するレポート機能などが利用できるため、利便性の高いツールといえます。

また、顧客情報管理機能では、VIPや要注意などのフラグ情報や利用金額、誕生日・記念日など、顧客ごとに細かい情報を記録し検索することが可能です。集めた顧客情報をもとに売上向上やマーケティング施策に活用できるので、TableCheckのメイン機能となるでしょう。

他にもドタキャン対策が取られており、予約受付時にクレジットカード情報を入力してもらうことで、予約キャンセルへの抵抗感を強めることができます。ドタキャンによってチャンスロスや廃棄ロスが生じた際には、被害に相当する金額の請求をすることが可能になるため、キャンセル率を大幅な低下が実現するでしょう。

なお、導入費用やランニングコストは直接問い合わせて、見積もりをとってもらう必要があります。

ヨヤクノート

ヨヤクノートは、予約情報や顧客情報をかんたん・きれいに管理できるiPadアプリで、誰でもマニュアルなしで直感的に扱うことができます。予約台帳機能や顧客台帳機能、ネット予約連携の3つの機能が搭載されており、高機能なのにシンプルな設計になっているのが特徴的です。

予約台帳機能では空席が直感的に把握できるタイムテーブルやダブルブッキングなどの予約ミスを自動検知してくれる予約ミス探知など、効率的に予約を管理できる機能が揃っています。

他にも、顧客台帳の自動更新やリピーター検知、グルメサイトとのネット予約連携など利便性の高い機能が豊富です。初期費用は無料で、食べログ店舗会員登録が必要ですが、月額費用11,000円(税込)のところ今なら初年度は0円で利用することができます。

予約システム×POSレジの連携で飲食店全体のサービス向上を実現!

飲食店予約システムを導入することで、事業者だけでなく利用者にとってもさまざまなメリットが期待できます。予約台帳機能や顧客管理機能などを使いこなすことで、サービスの質の向上につながるため、この機会に予約システムの導入を検討してみましょう。

なお、予約システムとPOSを連動することでより効率的にデータを収集し、分析につなげることが可能です。スマレジは先に紹介したトレタとも連携しており、シームレスなテーブル予約管理を実現します。トレタとあわせてスマレジの導入も検討してみてはいかがでしょうか。

執筆 菊池 勲

複数事業が存在するスマレジの中で、全社横断的にWebマーケティングを展開する事業戦略本部にてマーケティングを担当。 主にオンライン広告の取扱をメイン業務とし、各ベンダー様と共に出稿後のパフォーマンス・予算管理・データ分析および検証に基づくプランニングを担当。

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