飲食店を運営するうえで、アルバイト・パートスタッフの採用成功は重要なポイントです。スタッフの確保ができないと運営がまわらず、閉店せざるをえなかったり、新しいお店の出店計画が進まなかったりと、経営の行方を左右するといっても過言ではありません。
アフターコロナを見据えた今、欲しい人材にアプローチできる求人広告の特徴やノウハウを紹介していきます!
この記事の目次
アルバイト・パートを募集するための手法について
それでは、アルバイト・パートを募集するためには、どんな求人媒体があるのか紹介していきましょう。
店頭告知での募集
必要な求人条件が記載された手書きのポスターや張り紙などを、店舗の入口やトイレに張り出して募集するというシンプルな方法です。
メリット
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- コストが一切かからない
- 近隣住民からの応募が見込め、交通費などの節約ができる
デメリット
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- 完全に「待ち」の状態なので、応募や採用までに時間がかかる
- 顔なじみやリピーターから応募があった場合、不採用を出しにくい場合も
大学や専門学校など、学校への求人依頼
ほとんどの大学や専門学校では、アルバイトの紹介を行う窓口や求人広告を張り出せる掲示板があります。募集したい求人票を学校側へ掲示し、募集する方法です。
メリット
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- 原則無料で求人募集が可能
- 部活やサークル関連の繋がりから紹介された方へバトンが渡り、継続して働いてもらえることも多い
デメリット
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- 悪い噂が立ってしまうと学校中に拡散されてしまう恐れがある
- 条件などによっては採用までに時間がかかる場合がある
ハローワークに求人を出す
全国各地にあるハローワークでは、正社員はもちろんアルバイト・パートの求人を出すことも可能です。ハローワーク独自の求人サイトで一般公開もされています。
メリット
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- 無料で求人情報を公開できる
- 利用者が多く、認知度も高いため広く知ってもらえる
デメリット
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- 求人票がフォーマット化されているため、細かな情報や働く店の雰囲気などが伝わりにくい
- 条件などによっては採用までに時間がかかる場合がある
自社HPやSNSを使って求人を出す
自社のホームページやFacebook、InstagramなどのSNSへ、直接求人情報を掲載する方法で、「ソーシャルリクルーティング」と呼ばれる採用手法です。
メリット
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- 無料で求人情報の掲載ができる
- 自由に募集職種や募集要項などの情報更新が可能
デメリット
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- サイトのページビューやSNSのフォロワーの数などによって効果に差が出る
- WEB上で応募受付をする際に、管理・対応フローを作る必要がある
求人媒体を使う
パソコンやスマートフォンから閲覧できる「求人サイト」、コンビニエンスストアや駅に置かれる「フリーペーパー」、新聞やチラシに折り込まれる「折り込み求人広告」など、いくつかの求人媒体を活用する方法です。
メリット
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- アルバイトやパートに特化した媒体もあり、効果的が期待できる
- 営業担当者を介して、採用に関するアドバイスや提案が受けられる
デメリット
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- 求人掲載には掲載料が必要となり、応募ゼロであってもコストがかかる
- あらかじめ掲載期間が決まっているので、短期間での勝負となる
採用代行・採用コンサルティング会社を利用する
アルバイトの採用実務全般を代行してくれるサービスでは、応募者管理から面接代行といった採用業務全般のサポートがあります。
メリット
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- 募集広告の効果測定、採用プロセスの見直しなど業務全体をカバーしてもらえる
- 採用ノウハウを組み合わせた効果的なサービスを提供してくれる
デメリット
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- 委託費用のコストがかかる
- 自社に採用ノウハウが蓄積されにくい
リファラルリクルーティングを活用する
注目されている採用手法のひとつで、既に働いているアルバイト・パートスタッフから、友人などを直接紹介してもらうシステム。採用が決定した際、紹介者にはインセンティブを支給するケースが多いです。
メリット
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- 紹介後に初めてコストがかかるので、費用的リスクが少ない
- 職場環境をよく知るスタッフから話を聞いて応募するため定着しやすく、入社後の人間関係も良好である傾向
デメリット
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- トラブルがあった際に友人同士で一緒に退職される可能性がある
- 紹介者の手前、不採用を出しにくい
効果的なアルバイト・パート求人の出し方について
さまざまなアルバイト・パートの求人媒体を紹介してきましたが、実際には何をどう使い分ければいいのか迷うところですよね。ここからは、求人媒体の使い分けについて、具体的に紹介していきます。
まずは、ターゲット属性によってどの求人媒体がより有効的かを知ることが大切です。
ターゲットとする人材と親和性の高い求人媒体を選ぶ
例1)日中・昼間の時間帯だけ働いてくれるアルバイト・パートを募集したい場合
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- ターゲット:「主婦」「シニア」
- 親和性の高い求人媒体:店頭告知で募集、新聞の折込チラシ
例2)夕方から夜にかけて働いてくれるアルバイトを募集したい場合
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- ターゲット:「学生」
- 親和性の高い求人媒体:大学や専門学校への求人広告やフリーペーパー、パソコン・スマホから検索できる求人媒体
例3)レギュラーとして働いてくれるアルバイト募集したい場合
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- ターゲット:「フリーター」
- 親和性の高い求人媒体:フリーペーパー、パソコン・スマホから検索できる求人媒体、ハローワーク
かけられる採用コストと緊急度によって求人媒体を選ぶ
例1)求人募集に費用をかけたくない場合
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- 店頭告知での募集や自社ホームページ、ハローワーク、大学や専門学校への求人掲出など、無料で使える媒体をできるだけたくさん利用して多くの人の目に触れるようにする。
例2)採用期日が決まっていたり、大量採用をしたい場合
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- コストはかかりますが、利用者の多いフリーペーパー、パソコン・スマホから検索できる求人媒体やフリーペーパーリファラルリクルーティングの活用などがおススメ。
任せたい仕事が上記種類(属性)に該当するか、できるだけ広い可能性をもって検討しましょう。
もし、忙しいランチタイムの3~4時間だけ働いてくれる近隣の方がターゲットの場合は、「主婦」や「シニア」に狙いを絞ります。この場合、店頭での求人の張り紙や新聞の折り込みチラシが有効となります。
また、夕方から夜にかけて働いてくれる方が欲しい場合は、「フリーター」や「学生」がターゲットとなり、大学や専門学校への求人掲出やフリーペーパー、パソコン・スマホから検索できる求人媒体などへの求人広告がより効果的と考えられます。
飲食専門のアルバイト・パート求人媒体3選
アルバイト・パートの求人媒体と効果的な求人の出し方について紹介してきました。
最近では、飲食業界や福祉業界など専門分野に特化した求人媒体や、無料で掲載できる求人媒体も増えてきています。アルバイト・パートの確保が難しい今だからこそ、色々な求人媒体の中から特徴を捉えて、自分のお店にあったものを選んでいきましょう。
ここからは、飲食専門のアルバイト・パート求人媒体3選を紹介します!
cookbizバイト
https://cookbiz.jp/lp/ols/original/
特徴
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- 求人掲載から採用まで無料
- 求人数、掲載期間は無制限
- 最短3日で掲載
- 豊富なテンプレートで求人原稿作成がはじめての方でも安心
- 掲載後は自動で大手求人検索エンジンに掲載
過去8,000社以上の採用活動をサポートした、クックビズ株式会社が運営する、飲食店専門のアルバイト・パート求人サイトです。掲載から採用まで完全無料、掲載数、掲載期間も無制限で作成することができます。
掲載もカンタンで、申込から最短3営業日で掲載ができ、慢性的な人材不足だけでなく、急な欠員にも効果的です。職種に合ったフォーマットを用意していますので、求人原稿作成がはじめての方も安心してご利用いただけるのが特徴です。
求人@飲食店.COM
特徴
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- 19,800円で30日間の求人掲載
- 社員バイトを同時募集
- 利用する求職者の70%以上が20代〜30代前半
- 最短10分で掲載開始
- Googleしごと検索への同時掲載
飲食店の出店・開業支援サービスをワンストップで提供する「飲食店.COM」が運営する飲食店専門の求人情報サイトです。1ヵ月間19800円〜求人広告を掲載することができ、広告予算が少ない企業様や個人店舗様でもご利用いただきやすくなっています。職種毎に社員・アルバイト同時募集できるのが特徴です。
グルメdeバイト
特徴
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- 999円✕1日で求人掲載
- 首都圏、関西、仙台のみの掲載
- 求人募集に関する一連の流れをオンライン完結
- 公式SNSで求人広告を順に紹介
全国初の飲食店専門グルメキャリーのアルバイト専門の求人サイトです。首都圏、関西、仙台のみの掲載ですが、掲載料金は1日999円✕日数分という日割り料金というのが特徴です。
掲載や停止までをPC・スマホで完結し、正社員求人であるグルメキャリーとの連携で、飲食店勤務経験のある人材からの応募も期待できます。
まとめ
いかがだったでしょうか?この記事では、アルバイトの採用手法とオススメ求人媒体3選をご紹介しました。数ある求人媒体の中から”お店にあったもの”を厳選するのは大変ですが、スムーズな店舗運営を実現するためにも、各媒体を試してみたり、口コミを参考にしたり、知り合いから使い勝手を聞くのも良いかもしれません。
採用活動を成功させ、スタッフが笑顔でイキイキと働ける環境を整えてください!