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店舗運営 2022/08/19 2024/03/13

ラーメンの種類を徹底解説|メニューに入れたいラーメンはどれ?

 

ラーメンにはいくつもの種類があるので、さまざまな味を楽しむことができます。また、地域によって特徴も異なり、同じ種類でも味わい方に違いがあります。

本記事では、ラーメンの種類や地域別の特徴をご紹介します。そばやうどんとの違いにも触れるので、ラーメンのメニューを追加したい方は、参考にしてみてください。


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この記事の目次

そばやうどんとの違いは?ラーメンは中華麺を使用している!

ラーメンの麺はそばやうどんの麺と明確な違いがあります。主な相違点は麺の主原料です。まず、そばはそば粉(そばの実を挽いた粉)と小麦粉を混ぜて作られた麺で、そば粉が全体の30%を占めている麺をいいます。

次にうどんは、小麦粉と塩で作られており、中力粉(薄力粉と強力粉の中間の粉)が主な麺の材料です。最後にラーメンは、うどんと同じ小麦粉が材料ですが、さらにかんすい(アルカリ塩水溶液)が加えられています。

かんすいとは、中華麺を作る際に用いられる材料で、小麦粉に混ぜると柔らかく弾力性を持たせることができます。ラーメンの麺は、そばやうどんと材料が異なる点を押さえておきましょう。

 

【スープ別】ラーメンの種類

ラーメンは基本的にスープで種類が決まります。大きく分けると以下の5つです。

  • 醤油ラーメン
  • 豚骨ラーメン
  • 塩ラーメン
  • 味噌ラーメン
  • 鶏白湯ラーメン

また、以下の2つはスープが特殊で、食べ方に特徴があります。

  • 油そば
  • つけ麺

それぞれ味や特徴が異なるので、どのようなラーメンがあるのかチェックしてみてください。

 

醤油ラーメン

ラーメンの王道といわれるスープで、別名中華そばと呼ばれることもあります。素朴でシンプルな味わいが人気で、出汁によってさまざまな風味を楽しめる点が魅力です。鰹節などの魚介系や鶏ガラなどと相性がよく、お店によって出汁が異なるため、同じ醤油でも味わいが異なります。

お店の特徴が現れやすいので、ラーメン通にはまず醤油を頼んでそのお店の実力を図る人が多いです。素朴な味を楽しむものなので、トッピングもシンプルで雑味が混ざらないものが多く採用されています。

 

豚骨ラーメン

九州グルメの定番で、豚骨で出汁を取った濃厚でコクのある白濁スープは、インパクトがあり一度食べたらやみつきになる味です。特に若者や男性に爆発的な人気があり、一定数のファンがいます。

スープの他にも細い麺が特徴的で、味はこってりしているのにスルスルと食べられるのが魅力です。九州では麺の硬さにこだわる人も多く、歯ごたえのある麺から柔らかくてモチモチした麺まで幅広く楽しめます。

地域によっては豚骨と他のスープをブレンドして、豚骨醤油や塩豚骨などさらに味に深みを加えた食べ方も好まれています。

 

塩ラーメン

塩ラーメンはあっさりした味付けが特徴で、多くの女性から支持されています。透き通るようなスープは美しく、雑味がない優しい味わいが人気です。お酒を飲んだ後のシメに食べられることも多く、何度食べても飽きない味といえます。

また、バターを加えることであっさりからこってりに味変できる点も魅力です。最初はあっさりした味を楽しみつつ、バターをトッピングして徐々に味を濃くすることで、最後まで堪能できます。

 

味噌ラーメン

味噌ラーメンは北海道の定番で、コクを楽しみながらも、どこかホッとする味わいが特徴です。豚骨の次にこってりした味付けになっているため、若者を中心に人気があります。味噌がベースなので野菜と相性がよく、麺の弾力と野菜のシャキシャキした食感を楽しめる点が醍醐味です。

さらにコクを出したい場合はバターを、甘味を出したい場合はコーンをトッピングすることで、美味しさを追求できます。子どもにも人気が高く、日本人にとって親しみのある味です。

 

鶏白湯ラーメン

鶏白湯(とりぱいたん)ラーメンは、鶏ガラで出汁を取っており、白く濁ったスープはコクがありながら後味がすっきりしています。豚骨とは違った濃厚さで、ヘルシーに食べられる点が特徴です。

鶏の旨味がスープに溶け込み、マイルドかつ濃厚な風味になっているため、すっきりした味わいでも十分満足感を得られます。従来は上記4つの味が中心でしたが、鶏白湯ラーメンのお店も増えているので、余裕があればメニューへの追加を検討してみましょう。

 

油そば

油そばは、スープがなくゴマ油と醤油ベースのたれに麺を絡めて食べるラーメンです。醤油や豚骨のようにスープに麺を浸して食べる方法とは異なり、麺とたれをかき混ぜて食べることから、まぜそばとも呼ばれています。

トッピングは一般的なラーメンと同じで、チャーシューやメンマ、ねぎ、海苔などを乗せることが多いです。麺の上に大量のトッピングを乗せて混ぜながら食べるため、イメージはラーメンよりも焼きそばに近いかもしれません。それでも、中華麺を使用しているため、立派なラーメンの一種です。

 

つけ麺

つけ麺は、麺とスープが別になっており、ざるそばのように麺をスープに浸けて食べるラーメンです。冷たいスープを選べる点が他のラーメンにはない特徴で、その日の好みに応じて、温かいものと冷たいものを食べ分けることができます。

また、スープはお店の特徴が出やすく、麺に絡みやすい濃厚なものや、魚介など出汁にこだわってるものなどさまざまです。麺が伸びる心配がないため、自分のペースでゆっくり楽しめる点も魅力です。創作ラーメンを作りたい方は、つけ麺でオリジナルメニューを開発してみましょう。


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【地域別】ラーメンの種類

ラーメンは地域によってさまざまな特徴があります。特に有名な地方ラーメンは以下の3つです。

  • 札幌ラーメン
  • 函館ラーメン
  • 博多ラーメン

各ラーメンの特徴を参考に、提供するメニューを工夫してみましょう。

 

札幌ラーメン(北海道)

札幌ラーメンは、ラードが入った濃厚な味噌スープがベースで、太い縮れ麺が特徴的です。チャーシューやメンマ、ねぎなど定番のトッピングだけでなく、ちゃんぽんのように玉ねぎやキャベツの炒め物が乗っています。

また、バターやコーンをトッピングして、コクに深みを持たせたり甘味を加えたりする人が多いです。味噌ラーメンの食べ方として全国に普及しているので、味噌をメニューに加えたい方は、太い縮れ麺や、野菜炒め、バター、コーンなどのトッピングの採用を検討してみてください。

 

函館ラーメン(北海道)

函館ラーメンは、北海道のご当地グルメとして人気で、あっさりとした塩ベースのスープが採用されています。シンプルな味付けが特徴で、ストレートタイプの麺が使われているため、札幌ラーメンとは対照的になっています。

長ネギやホウレンソウなど珍しい素材がトッピングされており、塩のすっきりとした味わいを楽しめる食べ方です。塩の導入を検討している方は、ストレート麺や雑味がないトッピングを考えてみてください。

 

博多ラーメン(福岡)

豚骨といえば、博多ラーメンです。中州の屋台は観光スポットになるほど全国的に有名で、特に極細麺に注目です。そばよりも細いため、こってりとした濃厚スープでも最後の一本まで食べ切ることができます。

また、トッピングもバラエティ豊かで、定番のものに加えて、紅ショウガやごま、高菜、キクラゲを乗せるのが一般的です。豚骨と相性がよいトッピングは多いので、さまざまな食感を楽しめるように、種類を多めに用意しておきましょう。


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ラーメンは家系ラーメンなど系統もある!

実はラーメンの分類方法は他にもあり、「~系ラーメン」が世間から注目を浴びています。~系ラーメンとは、人気ラーメン店の特徴に影響を受けたラーメンのことです。たとえば、代表的なものに家系ラーメンがあります。

横浜の人気ラーメン店「吉村家」の豚骨醤油ラーメンを模倣するお店が続出し、家系ラーメンのカテゴリが生まれました。どのようなラーメンを作ればよいか迷っている方は、有名店のラーメンを参考にしてみましょう。

 

お店のコンセプトやターゲットに合ったラーメンを検討してみよう

ラーメンにはさまざまな種類があるので、お店のコンセプトやターゲットに合ったラーメンを検討することをおすすめします。たとえば、女性向けのお店であれば、あっさり系の醤油や塩を用意すると、ニーズにマッチしやすいです。

本記事でご紹介したスープや食べ方、地域ごとの種類を参考にして、お客様から愛されるメニューを考えてみましょう。

執筆 菊池 勲

複数事業が存在するスマレジの中で、全社横断的にWebマーケティングを展開する事業戦略本部にてマーケティングを担当。 主にオンライン広告の取扱をメイン業務とし、各ベンダー様と共に出稿後のパフォーマンス・予算管理・データ分析および検証に基づくプランニングを担当。

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