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店舗運営 2024/07/23 2024/07/25

初めて「ハンディ」を導入する方向け飲食店向けのハンディ3選



飲食店で使われる「ハンディ(ハンディターミナル)」とは、レストランやカフェでウェイターが使う注文用の携帯端末で、ハンディに注文を入力すると自動でキッチンに情報を送信されます。紙の伝票を使う従来の方式よりも業務効率が向上し、注文ミスが減少するので、顧客満足度の向上とスタッフの業務効率向上にもつながります。

ハンディは、費用をかけずにiPhoneやiPod touchなどにアプリをインストールして、月額費用が無料で使える「スマレジ・ウエイター」のようなクラウド型のタイプが普及したため、誰でもすぐに気軽に利用することができます。

この記事では、おすすめのハンディ3選を紹介しながら、ハンディのメリットや注意点などを解説しますので、今からハンディの導入を考えている経営者は、ぜひ最後まで記事をご覧ください。

 

飲食店に導入するべき「ハンディ3選」

この記事を読んで、具体的にどのようなハンディを導入すべきか検討している人のために、おススメの3つのハンディを紹介します。まずは下記の表をご覧ください。

■飲食店に導入すべき3つのハンディシステム

ハンディ3種の比較表

データ引用先一覧:スマレジ・ウエイターユビレジハンディスクエアPOSレジ

3社を比較すると無料プランがあるのは「スマレジ・ウエイター」と「スクエアPOSレジ」ですが、ハンディ単体で利用できるアプリは「スマレジ・ウエイター」だけであり、無料でハンディ単体で利用できるアプリであるため、飲食業界で幅広く利用されております。詳しくは下記公式ホームページをご覧ください。

それでは、1社ずつご紹介します。

 

① スマレジ・ウェイター

スマレジ・ウェイターは、iPadやiPhone、iPod touchを高性能なハンディ端末として利用できるシステムです。

ハンディ端末でメニューごとの残数や売り切れ商品、テーブルごとの滞在時間などを確認でき、ホールスタッフの仕事を効率化できます。オプション機能として、各テーブルに設置した端末でお客さん自身が注文できる「スマレジ・テーブルオーダー」も用意されています。

POSレジアプリ「スマレジ」との連携に対応していて、スマレジと連携するとレジ会計の効率化に加えてリアルタイムの売上分析も可能です。

スマレジとの連携や複数・大規模店舗に対応した「フードビジネスプラン」は、1店舗につき月額11,000円(税込)ですが、最低限の機能であるオーダー管理とテーブル管理のみを利用する「スタンダードプラン」なら、月額無料で利用可能です。すぐに導入を考えている方は、下記の公式ホームページをご覧ください。

② ユビレジ ハンディ

ユビレジ ハンディは、POSレジアプリ「ユビレジ」のオプションサービスとして提供されているハンディシステムです。

iPhoneやiPod touchをハンディ端末として利用し、品切れの表示や滞在時間の確認、注文入力時にメモを追加できる機能などが提供されています。

ユビレジのオプションサービスのため、ハンディ単体での導入はできません。ユビレジプレミアムプラン(月額7,590円/税込)への加入が必須で、ユビレジ ハンディの利用には端末1台あたり月額1,650円(税込)がかかります。

https://ubiregi.jp/handy

 

③ スクエアPOSレジ

スクエアはキャッシュレス決済やPOSレジアプリなどを提供するサービスで、POSレジの機能のひとつとしてハンディが利用できます。

スマートフォンをハンディ端末として利用でき、iOSだけでなくAndroidにも対応しています。

スクエアの特徴は、POSレジやハンディの利用に費用がかからない点です。費用はキャッシュレス決済が発生したときの決済手数料だけで、POSレジやハンディ機能は無料で利用できます。

https://squareup.com/jp/ja

 

飲食店で導入すべき「ハンディ」の3つの選び方

選び方① ホールスタッフが1名で、ハンディ端末だけを使いたい場合

ホールスタッフが1名の店舗(1店舗のみ)において、「ハンディ」だけをすぐに導入したいという場合は、無料で利用できるプランがある「スマレジ・ウエイター」を選びましょう。

スマレジのスタンダードプランは費用が無料にも関わらず、オーダーエントリーに必要な以下のような機能が備わっておりシンプルなプランです。

■スマレジ・ウエイターのスタンダードプラン(毎月0円のプラン)の基本機能
  • メニュー登録
  • 注文入力
  • テーブル管理
  • プリンター連動
  • ハンディ端末連動

開業したばかりの飲食店や、POSとの連携が今は不要であれば、お店用のスマートフォンを用意して、アプリをインストールして会員登録するだけで、スマレジ・ウエイターを毎月無料で利用することができます。ただし、このプランだと1人のホールスタッフにしか対応していないた、ホールスタッフを増やす場合は有料プランに加入する必要があります。

また、スクエアも無料で利用することができますが、POSや決済もあわせてスクエアにする必要があり、ハンディ単体で使う場合(1名で)は、スマレジ・ウエイターが最も費用がかからないプランと言えます。すぐに無料のハンディが必要という場合は、下記の公式ホームページをご覧ください。

 

選び方② 複数のスタッフで「ハンディ」を単体で導入する場合

2名以上でハンディを単体で利用したい場合は、有料プランに加入することになります。

月額費用が発生するので、なるべく費用を抑えたプランにすべきです。ホールスタッフが3名だけなら、ユビレジが最も安くなりますが、4名以上のスタッフがいる場合は、1店舗あたり12,100円で固定で最も安く使えます

1店舗毎の契約のメリットはアルバイトの増減にあわせて解約したり、追加する必要があるので、店舗ごとに契約できる方がホールスタッフ人数が多い場合、ハンディ契約管理する労力も少ないのでメリットがあります。

 

選び方③ POSレジとハンディをセットで導入する場合

ハンディだけでなく、POSレジとセットで導入する場合は、POSに以下のような飲食店向けの機能がついているかを事前に確かめます。

■ 飲食店で重宝されるPOSレジの機能
  • オーダーエントリー
  • テーブルエントリー
  • モバイルオーダー
  • 引換券機能
  • 自動釣り銭機能
  • セルフレジ対応

すぐにこれらの機能を使う必要がなくても、飲食店の事業の成長にあわせて、テーブルオーダーや自動釣銭機などが必要になる場合もありますし、また、会計システムやECサイトと連携する必要性が出てきた場合、最初から多機能で、連携が得意なPOSレジを選ぶべきでしょう。

これらの機能を満たす「スマレジ」はクラウド型のPOSレジなので、費用も安いので、おすすめのPOSレジです。

 

ハンディを飲食店に導入する7つのメリット

スマホインストール型のハンディの導入には、以下のような7つのメリットがあります。

メリット① オーダーミスの減少

ハンディを使ったオーダー入力は、伝票に手書きする方法よりも正確でオーダーミスが少なくなります。

また、入力された情報はすぐにキッチンに伝わるため、お客様への料理の提供時間に大幅な改善が見込めます。

中長期的観点でみると、オーダーミスが少ないということは、新規がご来店した時にオーダーミスが発生する可能性も減るので、顧客満足度とともに、リピーター率に寄与することになります。つまり、オーダーミスを減らすということは、飲食店にとっては攻めの施策とも言えるのです。

 

メリット② 業務効率化による人手不足の解消

ハンディを使うことで、注文の正確性と業務効率が高まります。

手書きの伝票に比べてハンディでの入力は速く、正確です。入力後の確認や修正も簡単にできるのもメリットと言えるでしょう。そのため紙の伝票と比べると、少ない人手で多くのテーブル数をカバーすることにつながるので業務効率が高まります。

 

メリット③ オーダースピードが早くなる

ハンディを導入することで、注文を受けてから作り始めるまでの流れがスムーズになり注文管理と調理指示のスピードが早くなります。

これは料理の提供スピードにもつながるため、顧客満足度を高めることにもつながるのです。

顧客満足度を高めるには、料理の提供スピード以外にも「接客」や「料理のおいしさ」、「お店の雰囲気」、「客層」など様々な要素があり、それらを高めるのは大変ですが、ハンディを導入すれば確実に顧客満足度を高めることに寄与し、満足度を高める最もカンタンな方法といえます。

 

メリット④ 会計ミスが起きにくい

清算する時にレジでメニューを打つやり方では、忙しい時間帯になると会計の入力ミスが発生してトラブルに発展することもあるのではないでしょうか?

ハンディを使えば、オーダーした時のデータを転送してすぐにレジでお会計を表示できます。

また、忙しい時間でも、レジに伝票を入力する手間を省くことで会計時間を大幅に短縮できるので業務改善にもつながります。

 

メリット⑤ 売り切れ商品の注文を防げる

ハンディを使えば、ホールスタッフがすぐに売り切れ料理の情報を共有することができます。

そのため、間違って売り切れ商品のオーダーを受けるということもなくなり、提供商品が無くなった場合には、顧客に迅速に「申し訳ございません。その料理の提供は本日終了しております。代わりにこちらはいかがでしょうか?」といった代わりの料理を提案する接客をすることもできます。

顧客が注文したかった、料理が提供できない場合は、料理の変更提案のタイミングを逃すと「じゃーいいです!」となる場合も多いので、提供商品の売り切れは注文時に迅速に把握できた方が、代わりの料理を提供する機会も作れるので、売上のロスを減らすことにもつながるのです。

 

メリット⑥ リアルタイムに売上を把握できる

リアルタイムの集計や顧客管理もハンディを使えば可能です。例えば、現在の総オーダー数やテーブルごとのオーダー状況などもハンディを持つスタッフ全員に共有されます。

また、各テーブルごとの滞在時間や利用時間も把握することできます。

リアルタイムに状況を掴むことで、スタッフや店長が売上を高めるために行動を起こしやすくなるので、例えば、常連さんに、追加オーダーをおススメしたりするなど売上増加につながり行動をスタッフがとれるようになるのです。

 

メリット⑦ スマホインストール型のハンディに抵抗がない人が多い

飲食店でアルバイトを初めてするスタッフにとっては、大手チェーンで使われている「PDT(ポータブルデータターミナル)」のハンディよりも、「スマレジ・ウエイター」のようなスマホにインストールして使うタイプのハンディの方が馴染みがあります。

新人アルバイトに少しトレーニングをすれば、ハンディを使いこなせるようになるはずです。スマレジウェイターはスマホインストール型のアプリであり、詳しい操作情報などは下記公式ホームページをご覧ください。

新人スタッフが馴染みのあるスマホでハンディを使えることで、自信をもって接客ができることにつながるので、アルバイトの離職率防止にもつながるのです。

 

キッチンモニターを導入すれば、さらに効率化も

ハンディを導入する場合は、キッチンプリンターと連動し、スタッフが注文を受けると自動的にキッチンプリンタから伝票注文が印刷されて、その伝票をもとにコックが料理をします。

しかし、キッチンモニターを導入すれば、印刷する必要もなく、料理人はモニターを見ながら料理をすれば良いので、さらに効率が高まります。

キッチンモニターの導入は難しそうに思えるかもしれませんが、スマレジでは「スマレジアプリマーケット」で、「キッチンモニターアプリ」をダウンロードすれば、PCやタブレットの画面をキッチンモニターとすることができます。下記のスマレジのアプリマーケットより、無料でダウンロードすることができます。

キッチンプリンターは一概には言えませんが、8,000円~5万円程度しますので、もし、店舗用のタブレットがすでにあるなら、タブレットにキッチンモニターのアプリを導入して使う方が安くなる場合もあります。

 

一気に注文が来た場合のハンディの使い方は「オウム返し」が有効

しかし、ハンディを導入したとしても例えば10名を超えるテーブルで、以下のように多くの人が次々と注文をすると、ホールスタッフはハンディで一気に対応することはできません。

お客さん達「ビール一つ」「私はウーロン茶」、「カシスオレンジ!」「ジントニック!」・・

そこで、スタッフにはハンディをつかって注文させる際には「オウム返し」を徹底させてください。以下のように、お客さんの注文をオウムのようにスタッフが注文を繰り返すテクニックです。

お客さん「ビール一つ!」
スタッフ「はい、ビールがおひとつ」
お客さん「私ウーロン茶!」
スタッフ「ウーロン茶がおひとつ」

そうすると、お客さんはスタッフの注文確認がないと、続けてオーダーしないので、注文が確実にとれるようになります。

しかし、飲み放題メニューとなると、お客さんもアルコールが入っているため、オウム返しを無視して、次々と注文を連呼してくるケースもしばしばあるので、スタッフが大きな声でオウム返しをして、オーダー管理をしっかりしなくてはなりません。

 

スマホ端末に「ハンディアプリ」だけを入れるのはもったいない!SNSやメモ帳もいれよう

iPhoneやiPod touchにハンディアプリだけを入れて利用するのはもったいないことです。スタッフに空いた時間を利用して、インスタ投稿などのSNS投稿をドンドンやってもらいましょう。

例えば、本日のおすすめメニューを撮影したり、新メニューをアピールしても良いでしょう。

そうすることで、ハンディ端末をより有効活用できるようになります。ただし、SNSではアルバイトの炎上事件などもあるので、事前に投稿ルールなどをしっかり教育しておきます。

このようなハンディの使い方はスマホアプリだからできることであり、大手チェーンでよく使われる「PDT(ポータブルデータターミナル)」のハンディにはない機能と言えます。

 

ハンディとPOSレジの使い方

ハンディはホールとキッチンの連携だけでなく、POSレジと連携しても便利です。

POSレジは商品や個数、価格や時間など、販売に関するあらゆる情報を管理できるレジで、売上分析や在庫管理などが行える製品もあります。

ハンディとPOSレジを連携させると、ホールスタッフが入力した注文内容がPOSレジに自動で登録されます。会計のときに注文内容をレジに入力する必要がなくなり、レジ会計の効率化やミスの削減が可能です。

POSレジ導入を検討している方に向けて、「業種別 POSレジの選び方・比較の資料」をご用意しています。無料ダウンロードできますので、ぜひご活用ください!

 

ハンディの端末を導入してみよう!

ハンディは飲食店の業務を効率化できる便利なシステムなので、手書きの伝票に手間や効率の悪さを感じている場合は、導入を検討してみましょう。

スマートフォンをハンディ端末に利用できるシステムなら、手軽に導入できます

ハンディはPOSレジと連携させるとより便利に使えるので、POSレジの導入も併せて検討してみてください。

POSレジのオプション機能のひとつとしてハンディが搭載されていることが多いので、そのようなサービスを利用するのもおすすめです。詳しくは下記のスマレジ公式ホームページをご覧ください。

先ほど紹介したとおり、スマレジ・ウェイターはシンプルなオーダー管理とテーブル管理だけなら無料プランで利用できます。

ハンディ単体での導入も可能ですが、クラウドPOSレジアプリ「スマレジ」との連携もできるので、ぜひあわせて活用してみてください。

 


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執筆 菊池 勲

複数事業が存在するスマレジの中で、全社横断的にWebマーケティングを展開する事業戦略本部にてマーケティングを担当。 主にオンライン広告の取扱をメイン業務とし、各ベンダー様と共に出稿後のパフォーマンス・予算管理・データ分析および検証に基づくプランニングを担当。

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