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店舗運営 2023/10/05 2023/10/11

OESとは?基本的な機能や設置するメリットを解説

業務改善を目的にOES(オーダーエントリーシステム)の導入を図っている飲食店が増えています。

OESとは何か簡単に説明すると、注文状況をデジタル化して情報の共有ができるシステムのことです。

本記事では、OESの種類や導入するメリット、おすすめのサービスについて紹介します。この記事を見れば、OESについて一通り理解することができるので、飲食店経営者の方は、ぜひ最後までご覧ください。

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この記事の目次

 

OES(オーダーエントリーシステム)とは


OES(オーダーエントリーシステム)とは、端末を通して顧客からの注文を受けるシステムのことです。

オーダーコールシステムと呼ばれることもあり、顧客が注文したい料理等を端末で選んで注文することにより、厨房に直接注文内容が伝達されます。また、注文すると同時に売上データが自動計上され、売上情報だけでなく在庫状況等にも反映されるため、リアルタイムであらゆる情報を確認することが可能です。

飲食店の中でもファミレスや居酒屋など、料理メニューが豊富なチェーン店で導入されていることが多く、フロアスタッフの負担軽減に繋がっています。スマホやタブレットで注文できるタイプも登場しているので、手軽に導入できるようになっていると言えるでしょう。

 

OES(オーダーエントリーシステム)の主な種類


OESは、大きく以下の3つの種類に分けることができます。

  • ハンディターミナル型
  • スマートデバイス型
  • テーブル据え置き型

いずれのタイプも多く利用されていますが、店舗のスペースや客層に応じて使い分けられています。各特徴やメリット、どのような店舗で使われているのか説明します。

ハンディターミナル型

ハンディターミナル型は、店員が専用のハンディ機器を操作して注文を取るシステムです。
飲食店の中で導入されているOESの多くはこのタイプで、店員が注文を聞きながら入力していきます。

ハンディターミナル型は防水・防油対策が施されているのが一般的で、洗い物や調理の合間に手が濡れている状態でも瞬時に注文を受けられるようになっています。また、掃除やメンテナンスがしやすく、耐久性もあるため、長期的に活用することも可能です。ただし、メーカーが開発した純正のシステムしか使えないので、汎用性はありません。専用機器で高額なため、予算は10万円前後を想定しておきましょう。

 

スマートデバイス型

スマートデバイス型は、スマホやタブレットを使って注文を取るシステムです。ハンディターミナル型と注文の流れは同じですが、扱う機器が異なります。スマホやタブレットが機器なので、導入コストが安い点が最大の特徴です。既に所持している端末に専用アプリをインストールするだけで始められるため、手軽に導入することができます。

ただし、スマホやタブレットは、ハンディターミナル型に比べると防水性能は弱く、耐久性も強くはありません。落下の際に画面が破損するのはスマホやタブレットではよくあることです。導入コストを抑えることはできますが、端末の扱いには細心の注意を払いましょう。

 

テーブル据え置き型

テーブル据え置き型も普及しつつあります。ハンディターミナル型やスマートデバイス型とは異なり、テーブルに固定されている専用端末を使って、顧客に注文してもらうシステムです。居酒屋や焼肉店、回転寿司店のように、メニューが多く、顧客が何度も注文を繰り返す業界と相性が良いでしょう。情報も小まめに更新できるため、季節限定メニュー実施のハードルも低くなっています。

ただし、顧客に操作を依存するので、機械に疎い方でもすぐ操作できるよう、テーブルに案内した際に端末の使い方の説明は必須です。機器トラブルにも早急に対応しなければならないため、常にフロアの様子は気にしておきましょう。

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手書き伝票の問題点

OESを導入するメリットを紹介する前に、従来の手書き伝票の問題点について触れていきます。手書き伝票の主な問題点として、以下のような点が挙げられます。

  • 注文を受けるのに時間がかかる
  • 注文からキッチンに伝えるまでにタイムラグがある
  • 注文の聞き取りミスが発生する可能性がある
  • レジ操作時にミスが起きる可能性がある
  • 繁忙期など稼働状況によってすぐに注文対応ができないことがある

手書き伝票の場合、注文を受けたらオーダー用紙にメニュー名や個数を記入し、聞き間違いがないように確認をしなければなりません。

そのため、1テーブルごとの注文に時間がかかってしまい、顧客に迷惑をかけるおそれがあります。また、全て人の手で行うため、どうしてもミスが発生するリスクが生じてしまいます。注文対応では、いかにミスなく効率を高められるかが重要です。

 

OES(オーダーエントリーシステム)を導入するメリット


OESを導入することで、いくつものメリットがあります。主なメリットは以下の4つです。

  • 回転率の向上
  • 注文や会計のミスを防止
  • 人件費削減
  • 売上分析ができる

OESの導入を迷っている方は、検討するときの参考にしてください。

回転率の向上

OESの導入によって回転率が向上します。まず、顧客が注文してキッチンにオーダーが伝達されるまでの時間を短縮できます。

ハンディターミナル型やスマートデバイス型であれば、顧客の注文を聞きながら端末に入力することができ、確定ボタンを押せばすぐにキッチンに注文内容が送信されます。

また、テーブル据え置き型の場合は、顧客はテーブルに着いたら店員を呼ぶことなく、すぐに注文することが可能です。

また、フロアスタッフの業務工程が削減されるため、その分のリソースを料理の提供やテーブルの片づけに回すことができます。そうなれば、店内の回転率だけでなく、顧客満足度も高まるので、集客や売上アップも期待できるでしょう。

 

注文や会計のミスを防止

注文を書いたりレジで手入力する工程を省くことができるため、注文や会計のミスの防止に繋がります。

端末で入力した情報がそのままキッチンに伝達されるため、フロアスタッフからキッチンスタッフへの情報伝達ミスがなくなります。たとえば、大人数のグループ客が同じ商品を7つ注文した場合、フロアスタッフが手書き伝票に乱雑に7と書いてしまいキッチンスタッフが1と見間違えて、料理の提供が遅れてしまうといったことが起こるかもしれません。

端末を通して注文すれば、正確にメニュー名や数量が印字されるため、キッチンスタッフの見間違えが起きる可能性が低くなります。

また、OESをPOSレジと連携することで、会計時に注文情報がそのままレジに登録されるため、会計ミスを防ぐことも可能です。注文や会計のミスは、顧客の信頼を損なう原因になりかねないので、顧客満足度向上にも繋がるでしょう。

 

人件費削減

注文対応にかかる工程を削減できるので、常時必要なフロアスタッフの人数を減らすことが可能です。

特にテーブル据え置き型のOESを導入すれば、注文対応がほとんどなくなるため、注文をとるためのスタッフの配置が必要なくなります。必要な人員が少なくなれば、その分人件費を浮かせることができるでしょう。

また、端末に全ての料理メニューが登録されているので、新人スタッフでも問題なく対応できる点も魅力です。スタッフ教育にかける時間も短縮できるため、教育のためのコストも削減できます。売上を維持しつつ、人件費を抑えることができれば、それだけ利益を確保できるので、サービス向上を目指して給料や設備投資などに回しましょう。

 

売上分析ができる

OESに蓄積されたデータをもとに、売上分析ができます。

たとえば、何のメニューがどの時間帯に注文されているのか、客観的な数値で表示することが可能です。また、顧客に会員登録をしてもらうことで、来店履歴を収集することもできます。性別や年齢、居住地などの顧客データを集めることができるため、メニュー開発やキャンペーン施策などのヒントとして活用できる点もメリットです。

たとえば、顧客の利用頻度に応じてクーポンを配布することで、リピーター獲得に繋げることができます。飲食店は顧客ニーズにあわせて料理やサービスの提供をすることが重要なので、OESで収集したデータを分析に活かしましょう。なお、POSレジと連携することで、会計後の確定した売上をリアルタイムで共有できるようになります。

 

おすすめのOES(オーダーエントリーシステム)

飲食店でOESを導入するなら、スマレジ・ウェイターがおすすめです。スマレジ・ウェイターとは、スマレジが提供している飲食店向けのOESで、iPadやiPhone、iPod touchにアプリをインストールして利用することができます。ここでは、スマレジのサービスやスマレジ・ウェイターの特徴について説明します。

 

スマレジとは

そもそもスマレジとは、タブレット型のクラウドPOSレジで、会計業務に関するあらゆる機能が搭載されています。タブレットやスマホにアプリをインストールすることで、POSシステムを導入することが可能です。設置場所もとらないため、省スペースでもPOSレジを設置できます。

また、クラウド上でアップデートも自動で行われ、レジの入れ替えをしなくても常に最新状態のサービスを受けられる点も特徴です。スマレジ・ウェイターとあわせて導入することで、情報の一元管理が実現し、より業務効率がアップするでしょう。

 

スマレジ・ウェイターの特徴

スマレジ・ウェイターは、飲食店に特化したOESで、簡単に高性能のシステムを導入することができます。たとえば、スマレジ・ウェイターには以下のような特徴があります。

  • POSレジと連携して利用できる
  • テーブルや注文状況をリアルタイムで把握できる
  • インターネットが繋がらなくても利用できる
  • 予約管理システム「トレタ」との連携も可能

順に説明するので、OESを選ぶときの参考にしてください。

 

POSレジと連携して利用できる

スマレジ・ウェイターはPOSレジと連携できるため、注文が入るたびに売上情報が更新されます。データはクラウドに保存されるので、外出先でも売上状況を随時チェックすることが可能です。フードビジネスプランで契約すれば、メニュー登録やキッチン伝票発行などの基本業務に加え、複数店舗管理や売上分析などPOSシステムの機能を充実させることができます。 POSレジは直感的な設計になっており、誰でも簡単に操作できるだけでなく、認定制度をクリアしたエキスパートがサポートしてくれるため、機械に疎い方でも安心してシステムを導入できるでしょう。

POSレジは直感的な設計になっており、誰でも簡単に操作できるだけでなく、認定制度をクリアしたエキスパートがサポートしてくれるため、機械に疎い方でも安心してシステムを導入できるでしょう。

 

テーブルや注文状況をリアルタイムで把握できる

テーブル状況はクラウド上で管理しているため、外出先でもリアルタイムでテーブルや注文状況を把握できます。たとえば、経営者が休みのときでも手持ちのスマホ等でテーブル状況を確認できるため、予期せぬ事態に陥った場合でもすぐに対応することが可能です。

テーブルの稼働状況に対してスタッフの人数が足りないと判断したら、すぐに自ら出勤したり他のスタッフを手配したりすることができます。テーブル状況が気になったタイミングで手軽にチェックできる点は魅力の1つです。

 

インターネットが繋がらなくても利用できる

クラウド上でリアルタイムに情報を更新しているため、基本的にはオンライン環境下にいることが好ましいですが、インターネットが繋がらない状況でも利用できます。サーバーにウェイターBOXを設置することで、万が一、インターネットに異常が発生した場合でも、問題なく注文を受けることが可能です。

注文データはウェイターBOXに保存され、インターネットが復旧した際に、自動でクラウドに同期されるようになっています。オンライン環境に不安がある店舗でも難なくOESを活用できるので安心です。

 

予約管理システム「トレタ」との連携も可能

スマレジ・ウェイターは、飲食店予約管理システムの「トレタ」と連携することも可能です。トレタは予約管理や顧客管理などを行えるシステムで、予約業務の効率化を図ることができます。現場のオペレーションに沿った設計になっており、誰でもすぐに使いこなせるサービスです。

トレタと連携することで、予約情報と顧客情報を共有することができ、顧客にあわせてサービスの質を変えることができます。過去に利用した経験のある顧客であれば、嗜好の把握ができ、顧客のニーズに合う料理を提案できるようになります。予約ミスの防止だけでなく、顧客データを活用した細かなサービスの提供が可能になるので、リピーター獲得に大きな効果が期待できるでしょう。

 

飲食店にOES(オーダーエントリーシステム)を導入しよう


飲食店の業務効率をアップさせるためには、OES(オーダーエントリーシステム)の導入をおすすめします。

OESを導入することで、回転率の向上や注文・会計のミス防止、人件費削減などさまざまなメリットがあります。スマレジでは、POSシステムだけでなく飲食店に特化したOES「スマレジ・ウェイター」を提供しています。

予約管理システムのトレタとも連携可能で、利便性が高いサービスなので、POSレジやOESの導入を検討している飲食店経営者の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

執筆 菊池 勲

複数事業が存在するスマレジの中で、全社横断的にWebマーケティングを展開する事業戦略本部にてマーケティングを担当。 主にオンライン広告の取扱をメイン業務とし、各ベンダー様と共に出稿後のパフォーマンス・予算管理・データ分析および検証に基づくプランニングを担当。

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