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店舗運営 2022/09/20 2023/02/28

単品管理とは?意味やメリット、方法などを分かりやすくご紹介

 

小売店の経営者やオーナーは、「単品管理」という用語を聞いたことがある方も多いかもしれません。単品管理は日本の大手コンビニエンスストア・セブンイレブンが生み出した手法で、単品管理を実践すると売上アップや効率的な店舗運営を目指せます。

本記事では単品管理の意味や目的、取り入れるメリットを紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

 

この記事の目次

  1. 【英語も】セブンイレブンが生み出した!単品管理の意味
  2. 単品管理の思考と目的
  3. 単品管理のメリット
  4. 単品管理には在庫管理機能が搭載されたPOSレジがおすすめ!

 

【英語も】セブンイレブンが生み出した!単品管理の意味

単品管理は商品ごとに売れ行きや発注量を調整する手法で、大手コンビニエンスストアのセブンイレブンによって生み出されました。「コーヒー」や「おにぎり」などのカテゴリで管理するのではなく、ひとつひとつの商品ごとに売れ行きをチェックし、発注量や陳列方法を検討します。

たとえばスーパーなら、「野菜」「肉」「飲料」などのカテゴリごとに管理する方法が主流でした。しかしこの方法では細かい顧客のニーズを把握しきれないため、単品管理が注目されています。

日本企業によって生み出された単品管理は、海外でも「tanpin kanri」といわれ取り入れられています。

 

単品管理の思考と目的

単品管理は、「必要なものを必要な分だけ用意する」という思考の管理方法です。お客さまのニーズが高く、よく売れるものを多く仕入れ、反対にニーズがあまりなく売れ行きの悪い商品は発注量を減らすことで、ロスの削減を目的としています。

たとえば、コーヒーがよく売れる店舗でも、商品ごとの細かい売れ行きをみると特定の商品しか売れていないケースもあるでしょう。この場合、すべての種類の缶コーヒーの発注量を増やしてしまうと、売れ残って値下げや廃棄をしなければならない商品が出てくる可能性があります。

「必要なものを必要なだけ仕入れる」という考え方の単品管理は、このような事態を防ぐのに効果的です。

 

単品管理のメリット

単品管理を行うと、以下のようなメリットがあります。

  • 消費者のニーズがつかみやすくなる
  • 商品ごとの売れ筋が把握できるようになる
  • 売れない商品を無くすことができる

それぞれのメリットについて、以下で詳しくみていきましょう。

 

消費者のニーズがつかみやすくなる

単品管理は商品ごとに売れ行きを管理するため、消費者の細かいニーズを把握するのに役立ちます。たとえばチョコレートなら、ブラックやミルクといった味の種類や、個包装・糖質OFF・特典付きなど商品ごとの特徴がさまざまです。コーヒーなら無糖・加糖・カフェオレなどの種類に加え、缶・ペットボトル・カップといった容器の種類も多くあります。

これらをまとめて「チョコレート」「コーヒー」などカテゴリごとに管理していては、細かいニーズを把握できません。一方単品管理なら、「どの商品がよく売れているのか」を特定でき、商品ごとのニーズの把握が可能です。

商品ごとの売れ行きのデータをもとに、消費者目線で発注数や陳列方法の検討などができるようになるため、顧客に選ばれる店舗作りが目指せます。

 

商品ごとの売れ筋が把握できるようになる

単品管理はひとつひとつの商品の売れ行きを把握する手法のため、売れている商品が明確になるのもメリットです。よく売れている商品がわかればその商品の発注数を増やし、品切れを起きにくくして販売機会の損失を防ぎます。

欲しい商品が品切れになっていると、消費者は別の店舗に行ってしまうかもしれません。品切れが続くと顧客を失ってしまうおそれもあるため、売れ筋商品を把握して発注量を調整することはとても大切です。

商品ごとの発注量を適切に管理して「このお店なら欲しい商品がいつでも買える」と思ってもらえれば、リピーターやファンの獲得につながって売上アップも期待できます。

 

売れない商品を無くすことができる

単品管理は、売れ筋商品だけでなく死に筋商品を把握できるのもメリットです。あまり売れていない商品の発注数を減らしたり取り扱いを無くしたりすることで、値下げや廃棄といったロスを発生させずに済みます。

また、死に筋商品の取り扱いを減らす分、売れ筋商品を多く取り扱えます。売れ筋商品の陳列スペースを広げれば、販売数をさらに伸ばせるかもしれません。特に、陳列スペースに限りがある小規模店舗の場合は、単品管理を陳列方法の検討に活用するのがおすすめです。

このように、発注管理に加えて陳列棚の効果的な活用方法を検討できるのも、単品管理の特徴です。

 

単品管理には在庫管理機能が搭載されたPOSレジがおすすめ!

単品管理はメリットの多い手法ですが、商品ひとつひとつの販売数を管理する手間を懸念している人も多いでしょう。効率的に単品管理を行うには、在庫管理機能が搭載されたPOSレジの活用がおすすめです。POSレジで会計すると販売データがリアルタイムに収集でき、売れ筋商品・死に筋商品や現在の在庫数などがひと目で確認できます。

新たにPOSレジを導入するなら、iPadやiPhoneをPOSレジとして活用できる「スマレジ」がおすすめです。iPadやiPhoneにアプリをダウンロードすればPOSレジの利用が始められ、基本的な機能だけなら無料プランで利用できます。詳しい機能を紹介した資料をご用意しているので、ぜひ下記からダウンロードしてみてください。

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執筆 菊池 勲

複数事業が存在するスマレジの中で、全社横断的にWebマーケティングを展開する事業戦略本部にてマーケティングを担当。 主にオンライン広告の取扱をメイン業務とし、各ベンダー様と共に出稿後のパフォーマンス・予算管理・データ分析および検証に基づくプランニングを担当。

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