2023年のゴールデンウィークに大阪の鶴見緑地公園で、スマレジ特別協賛の地域密着型フードイベント「はらぺこサーカス」が開催され、5日間で12万人以上の方が来場し、各種メディアやSNSで話題になるなど、大盛況のうちにイベントを終えました!
このイベントの立役者である出店店舗さんにインタビューをおこない、お店のことや、イベント出店の背景、当日のエピソード、スマレジサービスをご利用いただいた感想などを伺いました。
今回インタビューしたのは、台湾夜市のワクワク感が京都で味わえる「熱烈観光夜市」の和田さんです。
この記事の目次
コロナ流行の真っただ中でも、ワクワク感を感じて欲しかった
「熱烈観光夜市」は、コロナ流行真っ只中だった2021年9月に、京都の烏丸にオープンしました。
この時期のオープンには賛否両論ありましたが、「コロナ流行前の楽しかったアジア旅行を思い出して、せめて気分だけでも味わって欲しい」という想いと、「飲食店が生き残るためには、攻めるしかない」という想いでオープンするに至りました。
大きいお店ではないのですが、いかに台湾の夜市感、旅行先でのワクワク感を感じてもらえるかにこだわってお店を作っています。看板などの装飾も夜市の写真を参考に手作りし、料理も台湾出身のお客さんに感想を聞いたりして現地の味に近づけるようにしています。
写真映えする店内になっているので若い女性のお客様が多いのですが、ミドル世代の方々にも「懐かしい雰囲気だね」と楽しんでいただいています。
イベント開催1ヶ月前に出店決定。食材確保に奔走
はらぺこサーカスへの出店のきっかけは、知人からの紹介でした。
開催1ヶ月前という準備が間に合うかギリギリのところで声をかけてもらったので、食材や搬入などの段取りが心配でした。
しかし、来場者数が多いイベントだと知っていたので、お店の認知を高めるチャンスだと思い参加を決めました。
仕込みの数は、昨年実績で出数が多かったところと少なかったところの両方の数字を聞いて、その真ん中くらいで想定していました。
しかし、いざイベント当日を迎えると、2日分で用意した食材が1日で無くなってしまいました。ゴールデンウィーク中で問屋さんがお休みだったので、いたるところにお願いしてなんとか食材を確保し、イベントが終わったら京都の店舗に帰って遅くまで仕込んで、翌日またイベントに参加してという日々でした。
大変ではありましたが、それだけ盛り上がったイベントだったと改めて感じています。
出店店舗最少!? スタッフ4人で効率良く運営
紹介してくれた知人から「とにかく人が多いので、いかに効率よく調理をして注文をまわしていくかが大切」と事前にアドバイスをもらっていたので、長年の経験から頭の中でシミュレーションして出店メニューやレンタルの調理器具を選び、当日に備えました。
出店メニューは「フードフェスで人気がある唐揚げ、調理から提供までが早い、そして今流行っている」という点を考慮し、台湾唐揚げダージーパイに決めました。それでも待たせてしまうこともあるかもしれないので、小籠包も用意しました。
結果的に、調理に手間がかからないメニューを選んだことは、注文をスピーディにまわしていく点において大正解でした。
当日は4人で運営しましたが、他の店舗さんを見まわしても1番少なかったのではないかと思います。これは人件費を減らそうとしたわけではなく、人を集めるのに苦労したからです。
少ない人数でも効率良く運営できるように、調理台と提供台を近くして歩かずに体を回転させるだけで済む導線を設計し、各工程のスタッフは固定にするなど工夫しました。
調理に時間がかからないメニュー選びと、いかに効率の良い導線設計ができるかが、イベントで売上を上げる肝だと思います。
お客さんが目の前で喜んでくれる、飲食業の原点を感じた
はらぺこサーカスは事前に聞いていた通り、来場者数が多く盛り上がっていて、出店者としてもとても楽しかったです。
コロナの影響で苦しい時期が続いていたので、たくさんのお客さんが目の前で喜んでもらえる姿が嬉しくて「自分たちは飲食業をやっているんだな」という、“原点”を感じることもできました。
最終日は雨でお客さんが少なく時間ができたので、他の店舗さんと交流し、どんな仕込みをしているか、運営スタッフは何人くらいなのかなど、今後のイベント出店に向けてとても参考になりました。
モバイルオーダーはお店とお客さんの両方にメリット
イベント中の会計で使用した「スマレジ・PAYGATE」はスマホのような操作感なので、新人スタッフでもすぐに使いこなせるようになり、シンプルなのでミスも起きづらいと感じました。実際に今回のイベントでレジミスはゼロで終えることができました。
また、端末のレスポンスの早さもお客さんの回転率アップに繋がったと思います。持ち運びができることも、身軽に動きたい野外イベントにおいてはかなり便利でした。
また、今回スマレジと連携しているモバイルオーダー「LBB Cloud」を利用したのですが、これは店側・お客さんの両方にとって大きな武器だと思いました。
モバイルオーダーは30分ごとに注文数の上限を設定できるので、初日は様子見で少ない数を設定しましたが、2日目からはフル活用しました。
対面注文とモバイルオーダーをうまく使いこなせたらかなり効率良く回転率を上げられるので、モバイルオーダーありきで出店メニューを考えるのも作戦の一つだなと思いました。
取材を終えて
京都の中心街で“台湾夜市”を体感できる「熱烈観光夜市」さん。活気のあるネオン輝く夜市の中で、本格的な台湾料理を味わうことができます。お店の近くに来られた際はぜひお立ち寄りください。