スマレジコミュニティのプロジェクトオーナーをしております真鍋です。
今回の「アキナイラボ」は、2回目となる東京開催!初回となる前回は50名近くの方にご参加いただき、無事2回目も開催する運びとなりました。
テーマは大阪・福岡に続き「必要在庫(在庫管理)の妥当性をアジャイルに考える会」。
スマレジユーザーさんによる3つのセッションと質疑応答、交流会の構成で進行しました。セッションの概要を交えながら当日の様子をご紹介します。
Facebookのグループもありますので、興味がある方はぜひ参加してくださいね!
この記事の目次
APIの活用を通じて、店舗DXを1から推進
株式会社元林は、創業120周年を迎える老舗企業。主な事業として100円ショップ向けの商品企画・卸売りを行っていますが、近年では喫煙者向けの事業に力を入れており「スモーカーズカフェブリケ」という喫煙者専用のカフェを2店舗と、ECサイトを運営しています。
店舗のDX化に踏み切った大きなきっかけは、コロナ禍での混雑とスタッフ不足に直面したこと。一般的に売上が低迷した店舗が多かった一方で、ブリケでは来客が増えすぎてしまったんだとか。
そこで、スマレジやセルフレジ、キャッシュレスを導入し、スタッフの負担軽減と効率化に本格的に取り組みました。その際に、在庫管理もシステムを活用して自動化。当時の津島さんにとって、知識が全くなかった「API」にも着目し、EC-CUBEとスマレジを連携させることで、会員情報やポイント、在庫情報を自動で管理できるようになりました。
現在も商品発注や棚卸し作業の効率化が大幅に進んでいますが、今後はさらに自動化を進め、空いた時間でより良い顧客体験を提供するための業務を行いたいとのことでした!
現場作業を減らし、積極的に権限委譲
「途上国から世界に通用するブランドを作る」という理念に基づき、レザーグッズやアパレル、チョコレートなどの商品を展開する株式会社マザーハウス。日本国内に50店舗、台湾やシンガポールにも店舗を構えています。
店舗運営においては、現場スタッフの作業負担をなるべく減らし、接客に集中できるようなシステムの活用を目指しています。具体的には、在庫情報をECサイトと連携させ、全国の店舗の在庫をリアルタイムで確認が可能に。在庫の過剰や欠品を防ぎつつ、効率的な運営が可能になりました。
また、独自の取り組みとして、売れ残り商品に対して「最後の一品」として希少価値を高めたキャンペーンを展開したり、店長に在庫管理の全権を委ねたりする施策にも挑戦。本来であれば本部で一括マネジメントした方が効率的ではありますが、店長の自主性を促す意味でも「経営者」としての視点を持つことを大事にしているとのことでした。
思い切ったDX推進で、業界にない取り組みに挑戦
マドラス株式会社は創業104年目を迎える老舗企業。靴やインソールなどの関連商品を提供しています。至近では、土踏まずを支える「メタインソール」で特許を取得し、姿勢改善や健康支援の領域にも進出。コンセプトショップとして銀座に実店舗も構えています。
そんなマドラスさんは、2019年以降ECサイトのリニューアルや、スマレジを始めとしたシステム導入を推進。実際に28%ものコスト削減に成功されたのだそうです。また、ECと実店舗の連携により「EC試着予約サービス」など新規の取り組みもスタート。顧客満足度の向上にもつながりました。
物流面でもロジザードにシステムを切り替え、店舗運営の効率化はもちろん運用費用のコストカットにもつながりました。
現在も引き続き、RFIDの活用やデータウェアハウスの構築など検討・推進中の施策が多くあるのだそうです!
懇親会の様子
毎回恒例の懇親会。今回もお酒やおつまみを片手に、共通の話題で盛り上がりました。スマレジメンバーも皆さんとお話しできるのを楽しみにしておりました!
実は、開催日の翌日をもって移転が決定していた東京オフィス。まるで実際の店舗のようなシンボル的なカウンターや、写真撮影にぴったりなひな壇など、イベントにはもってこいのスペースだったのですが…….。
残念ながらこちらの会場での開催は今回が最後になりましたが、次は移転後の新オフィスで皆さんとお会いできたら嬉しいです!
今回からスマレジの「S」ポーズを採用!皆さん素敵な表情(^^)
年度末でお忙しいタイミングの中、ご参加いただきありがとうございました。
次回の開催が決まり次第、Facebookのグループでシェアしますので、登録がまだの方や興味のある方は是非グループにご参加ください!