POSレジにポイントカードを連動させることで、ポイントカードをより効果的に活用できます。
今回はポイントカードを導入するメリットやPOSレジとポイントカードを連動させる方法について解説します。
¥0から始められるPOSレジ
ポイントカード連携可能なPOSレジ
この記事の目次
ポイントカードを導入するメリット
まずはポイントカードを導入するメリットとして、5点解説します。
顧客満足度の向上
ポイントカード導入のメリットは、顧客満足度の向上です。
ポイントカードは、ポイントを貯めることで、貯める楽しさを提供し、お店独自の付加価値をつけられます。そのためポイントを貯めることで、お得感を感じてもらえるでしょう。支払い時にポイントを還元する方法だけではなく、ポイントを何らかの景品に交換することも可能です。
ポイントカードを採用することで、個人情報や顧客の来店履歴が把握できます。それらの情報からサービス品質の向上、優良顧客への、特別なキャンペーンなどマーケティングに活用でき、顧客のニーズに合わせた販売戦略の展開が可能です。
ポイントカードの状態から、来店頻度が高い顧客や平均単価が高い顧客などを把握できるため、従業員と顧客とのコミュニケーションが生まれやすくなります。
リピーターの獲得につながる
ポイントカードを導入することは前述の通り顧客満足度の向上につながるため、リピーターの獲得にも効果的です。
顧客の個人情報と照らし合わせ、DMなどで属性に合わせた情報発信を行えば、再来店につなげることもできるでしょう。
また、ポイントカードによって、顧客の利用状況など必要な情報を従業員が把握できるため、顧客との交流の質が上がります。交流の質が上がり、顧客がお店のファンになることで、定期的な来店を促せるでしょう。
客単価の向上が期待できる
ポイントカードを導入することで、客単価の向上も期待できます。
例えば「誕生日の日にはポイントが3倍」「10,000円以上の購入でポイント2倍」のように期間限定の施策を行うと効果的です。
うまく機能すれば「せっかくのチャンスなので、この機会に買い物しよう」「ポイントで安く購入できたので追加で他の商品も購入しよう」などと考えてもらうことができ、客単価のアップが期待できるでしょう。
ポイントカードの効果をより発揮させるためには、どのようなイベントをするのか、事前に準備し、顧客の要望にあった訴求が必要です。
他店との差別化につながる
ポイントカードの運用方法によって、他店との差別化につながります。ポイントカードを使い、カードの所有者に特別なイベントを行いやすいためです。
しかし「ポイントカードでポイントを貯めてお買い物に利用できる」というのは、他の店舗でも多く導入されています。そのため、ただポイントカードを導入しても、差別化にはつながりません。どのようにポイントカードを運用するかどうかを工夫すると、他の店舗との差別化が図れるでしょう。
グループ店舗への送客につながる
ポイントカードはグループ店舗への送客にもつながります。
複数店舗があれば、それぞれの店舗でもポイントを貯められるため、顧客に自社の店舗を利用してもらいやすくなるでしょう。また、他業種の店舗がある場合、両方の店舗で顧客となる可能性もあります。
特に全国規模でお店を展開する、チェーン店や複数業態を持つ会社の場合にポイントカードは有効です。また、自社以外に加盟店を募って共通型のポイントカードを作ることもできます。
しかし、この方法の場合、自社の顧客に限定してイベントに招待するなどの対策がしにくくなる点がデメリットです。そのため、ポイントカードの範囲はポイントカードの運用目的にそって決める必要があります。
ポイントカード連携可能なPOSレジ
ポイントカードの導入で必要なこと
ポイントカードを発行するためには、事前の準備が必要です。
カードを作るだけではなく、仕組みを準備していなければ、ポイントカードを適切に運用できません。どのような手順でポイントカードを発行すればよいか、その手順を解説します。
会員ごとにポイントカードを発行する
ポイントカードは会員ごとに発行する必要があります。
会員カードには顧客の情報を管理するために必要な情報を記載しましょう。具体的には氏名や会員番号などです。それらを確認することで、会員情報をスムーズに検索できます。
カードの作成方法は、レジメーカーで作成可能なものと、自社で作成しなければならないものの2種類に分かれます。ポイントカードをどのように発行するのかは事前に方法を確認しておきましょう。
スマホのアプリで会員情報を管理する方法もおすすめです。スマホであればかさばりがちなカードを持ち歩く必要がなくなります。また、スマホでキャッシュレス決済を行う顧客が増えているため、操作の手間が減らせる点も魅力です。POSレジの中にはスマホでポイントカードの発行できるものもあります。
ポイントカードを読み取る仕組みを導入する
ポイントカードを読み取るための仕組みを導入する必要があります。
会員番号を入力する方法もありますが、手間がかかり、ミスが生じることもあるため、スキャナーを用いる方法が一般的です。
顧客情報が記載されたバーコードをカードに記載しておけば、簡単に読み取れます。ポイントカードの運用は手間をかけずに利用できるかどうかを考えておきましょう。カードの読み取りに手間がかかると、顧客はストレスに感じ、ポイントカードが使われなくなる原因にもなりかねません。
ポイントカードのポイントの確認しやすさや、ポイントカードの使いやすさについても、考えておく必要があります。
ポイントカードはPOSレジと連動させると便利!
ポイントカードを導入するならPOSレジと連動させるのがおすすめです。
以下で、POSレジの概要と使い方、POSレジとポイントカードを連動させるメリットを紹介します。
POSレジとは?
POSレジとは、POSシステムを搭載したレジのことです。
POSは「Points of Sales」の頭文字をとったもので、「販売時点情報管理」と訳します。POSレジは商品・個数・価格・日時・顧客情報など販売に関するあらゆる情報を収集・管理し、集めたデータは売上管理や在庫管理などさまざまな用途に活用できます。
POSレジは業種を問わず多くの店舗で導入されており、レジの種類も豊富です。スーパーやコンビニで見かけるような大型のレジスターだけでなく、パソコンやタブレットにPOSシステムのソフトウェアをインストールしたものもPOSレジと呼びます。そのほか、セルフ会計に対応したPOSレジもあります。
ポイントカード連携可能なPOSレジ
POSレジの使い方
POSレジは、レジ会計のタイミングで各種データを自動で収集します。
そのため、基本的な使い方は一般的なレジと大きく変わりません。多くのPOSレジにはバーコードリーダーが備わっているので、会計時はバーコードを読み取るだけでよく、個数や価格の手入力は不要です。
収集したデータは、POSレジに搭載されている以下のような管理・分析機能で活用できます。
- 売上管理:日々の売上の集計や推移の確認ができる機能
- 販売傾向の分析:売れ筋商品・死に筋商品、曜日や時間帯別の売上傾向など、さまざまな分析が行える機能
- 在庫管理:在庫数を管理し、販売情報を在庫数にリアルタイムで反映させる機能
- 顧客管理:個人情報や購買履歴などの顧客情報を管理する機能
POSレジとポイントカードを連動させるメリット
顧客管理機能のあるPOSレジは、ポイントカードとの連動がおすすめです。
POSレジとポイントカードを連動させることで、より詳細な顧客情報が収集できるようになります。収集できる具体的なデータとしては、顧客ごとの購入商品や平均購入単価、来店頻度などが挙げられます。
これらのデータを活用すると、顧客ごとの購買傾向の分析やマーケティング戦略の検討、特定の顧客へのDM送付やイベント開催などが可能です。
POSレジとポイントカードの仕組みがバラバラでは、POSレジで管理できる顧客情報が限られてしまい、機能を十分に活用できません。POSレジの豊富な分析機能をしっかり活用するには、ポイントカードとの連動がおすすめです。
POSアプリのスマレジならポイント機能搭載&カード発行不要で簡単に運用可能!
POSレジとポイントカードの連動は、POSレジのメリットをより活用するうえで欠かせません。連動させることで、より精度の高い顧客情報の分析や、効果的なマーケティングが行えます。
どのPOSレジを導入すればよいかお悩みであれば、スマレジの導入をご検討ください。スマレジはポイント付与機能があり、会員のランク付けやポイント付与率に差をつけられる機能があります。また、別途アプリと連動することで、LINEアプリを会員カードにでき、カード発行を不要にすることも可能です。