2023年のゴールデンウィークに大阪の鶴見緑地公園で、スマレジ特別協賛の地域密着型フードイベント「はらぺこサーカス」が開催され、5日間で12万人以上の方が来場し、各種メディアやSNSで話題になるなど、大盛況のうちにイベントを終えました!
このイベントの立役者である出店店舗さんにインタビューをおこない、お店のことや、イベント出店の背景、当日のエピソード、スマレジサービスをご利用いただいた感想などを伺いました。
今回インタビューしたのは、世代を越えて特別な日に選ばれるお店「南海グリル」の朝吹さんです。
この記事の目次
正々堂々と料理を提供し、100年続くレストランを目指して
「南海グリル」は1952年に創業し、今年で71年目になります。創業者の「お客様の目の前で、正々堂々と素材にこだわった料理をお出ししたい」という想いから、鉄板焼きを始めました。
当店の看板である宮崎牛との出会いは、当時は神戸や松坂などの他県に出荷されるばかりの宮崎県で生まれ
実は、日本の多くのブランド牛は「育った場所」によって名称が決められています。しかし、宮崎牛は肉質などの基準に加え「産まれも育ちも宮崎県である」という厳しいルールをクリアした牛だけが名乗ることができる貴重なブランドで、肉の特徴は脂の甘味です。最近は赤身肉ブームが続いていますが、ぜひこの美味しさを知っていただきたいため、イベントではロース肉をお出ししています。
また、私たちは「堺みやざき館KONNE」という宮崎県の美味しいものが揃ったお店も運営しています。こちらは口蹄疫という病気が広まって畜産農家さんが大打撃を受けた際、何か自分たちに貢献できることはないかと考えた創業者が始めました。
「南海グリル」には、子供の頃から来てくださっていたお客様が大人になってご自身のお子様を連れてきてくださるなど、世代を越えて利用してくださるお客様がたくさんいらっしゃいます。これからも地域の皆様に愛され宮崎県にも貢献できる、100年続くレストランになりたいと思っています。
モバイルオーダーやPOSレジを使ってみたいと思っていた
はらぺこサーカスへは、別のイベントに出店した際にはらぺこ運営の方と知り合い、その繋がりで出店のお声がけをいただきました。
キッチンカーを所有しているので様々なイベントからお声がけいただくのですが、はらぺこサーカスはイベント内でスマレジを使うことができると聞いて、今後に向けてモバイルオーダーや、POSレジを使ってみたいと思っていたので出店を決めました。
仕込みはセントラルキッチン、スタッフは日替わりで参加
イベントのスタッフは日替わりで各店舗から集めて、1日あたり7人体制で対応しました。
キッチンカーを持っていったので、キッチンカー内でメインの調理をして、テントではコロッケを揚げたり、会計やお客様への受け渡しをしていました。
メニューは宮崎牛のおいしさを知るきっかけになって欲しいと思い「宮﨑牛ロースステーキ」にしました。仕込み数は前年の実績を聞いて決めましたが、わたしたちはセントラルキッチンがあるので、足りなければすぐに持って来ることができました。
イベント中は他の店舗さんの料理をいろいろ買って食べてみたのですが、とても気に入って毎日食べたメニューもありました。行列ができているお店は何がウケているのか、自分たちの店でも生かせることはないかなど、考えるきっかけにもなりました。
「お客様が長時間滞在するイベントなのか」、「さっと食べて帰るイベントなのか」など、イベントの特徴によって売れるメニューも違うのではないかと思うので、今後も研究していきたいと思います。
スタッフには、仕事の中で楽しみを見つけてほしい
イベント後半は雨のせいで来場者数が落ち込んだとはいえ、予想を超えてとても多くの方に食べていただくことができ、とても嬉しかったです。特に2日目の売上には驚きましたね。
イベント出店は、売上だけではなく参加するスタッフにとっても、良い影響を与えていると思います。
毎日同じ場所で忙しく働いていると視野が狭くなっていくので、違う環境で仕事をすることが気分転換になるのではないかと考え参加してもらいました。そのため、参加するメンバーは固定せず、日替わりにしました。スタッフには、普段から楽しいことを見つけながら働いて欲しいと思っています。
そういった想いも込め、売上だけでなく、お店と宮﨑牛のPR、そしてスタッフのモチベーション向上も考え参加をしています。
今後は多様なキャッシュレス決済対応が当たり前に
イベント中の会計で使用した「スマレジ・PAYGATE」は、1台で様々なキャッシュレス決済に対応することができて、とても便利だと思いました。店舗では限られた種類の決済にだけ対応しているのですが、イベントではいろいろな決済を使う人がいて驚きました。
最初の導入フェーズが面倒そうだと感じるかもしれませんが、操作はすぐに慣れますし、今後はこれが当たり前になっていくと思っています。
また、今回スマレジと連携しているモバイルオーダー「LBB Cloud」を利用したのですが、これはお店とお客様の両方に大きなメリットがあると思います。
スマホやタブレットで売上やオーダー状況をリアルタイムに複数人が確認できることが店側にとってはメリットですし、並ばずに注文ができるのはお客様にとってすごく便利だと思います。
取材を終えて
宮崎牛の魅力を追求し続けてきた、鉄板焼きステーキの名店「南海グリル」さん。西洋のお城を感じさせる重厚で落ち着いた雰囲気の中で、絶品のステーキを味わうことができます。ハレの日はぜひ南海グリルさんで、記憶に残る時間をお過ごしください。