「レジ打ちのミスが多い」「従業員からレジが使いにくいという声が上がっている」
上記のような悩みを抱えている店舗経営者の方も多いのではないでしょうか。レジの使い方を見直してレジ業務をスムーズにできれば、業務の効率化や従業員の満足度アップなどが期待できます。
この記事では、レジ打ちの基本的な流れや、レジ業務の課題などを解説します。レジ打ちをスムーズにするコツも紹介しているので、参考にしてください。
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この記事の目次
レジ打ちの基本的な流れと手順
はじめに、レジ打ちの基本的な流れと手順をみていきましょう。
1. 商品や値段を登録する
お客さんがレジに持ってきた商品や伝票を登録する作業です。バーコードが付いているなら、それを読み取るだけで商品の種類や値段を読み込めます。
商品や伝票にバーコードがついていない場合は、商品ごとの番号を入力したり商品を割当てたキーを押したりして登録します。手入力はキーの押し間違いが起きやすいので、注意しなければなりません。
割引されている商品の場合は、割引率や割引額の登録も必要です。
2. 小計を出す
すべての商品を登録したら、お客さんが支払う金額となる小計を出します。レジの「小計」キーを押すと商品の合計金額が表示されるので、表示された金額をお客さんに伝え、お金を預かりしましょう。
小計キーを押す前に、すべての商品を登録したかどうか確認することが大切です。未登録の商品が残っていないかしっかり確認してから、小計キーを押しましょう。
3. 預り金額を入力する
お客さんからお金を預かったら、その金額をレジに入力します。預かり金額を間違えて入力すると、お釣りの金額が変わってしまうので注意してください。
預かったお金を数え間違えたり、入力時にキーを押し間違えたりすると正しい預かり金額が登録できないので、慎重な作業が求められます。
4. お釣りとレシートを渡す
預り金を入力するとお釣りが計算されるので、お釣りとレシートをお客さんに渡します。お釣りを渡し間違えると、お客さんとのトラブルになったりレジ締めのときに金額が合わなくなったりするので注意しましょう。
自動釣銭機を使うと、機械が預かり金額を自動で読み取って正しいお釣りを出してくれるので、お釣りを渡し間違える心配はありません。
【応用編】レジ打ちの流れ
ここからは、レジ打ちの流れを応用編を詳しく解説します。決済方法に応じて、現金やクレジットカード、電子マネー、ポイントカードなどを使ったレジ打ちの流れを知りたい方は参考にしてください。
顧客情報と連動している時のレジの使い方
店舗によっては顧客情報と連動しているレジがあります。
一般的には、商品をスキャンする前に、顧客情報が分かるカードやアプリ(バーコードやQRコード)を読み取ります。表示画面に顧客情報が表示されているのかを確認しましょう。
その後、商品やサービス料金を打ち込んで、金額が確認できたら、お会計に進みます。
同じ商品を会計する時のレジの使い方
利用するレジによって細かいやり方は違いますが、基本的な操作は以下の通りです。
- 商品のバーコードをスキャン
- 画面上で商品の数量を入力
- 金額が表示されたことを確認
- 支払い方法を選択
- お客様からのお支払いを受け取る
- レシートの発行
レジは登録された商品データをもとに、数量入力でスムーズな会計が可能です。レジ打ちをスムーズに行うことで気持ちよく帰ってもらうために効率よく行うようにしましょう。
割引の商品がある時のレジの使い方
店舗によっては割引商品がある場合があります。割引商品がある場合の流れとしては以下です。
- 商品のバーコードをスキャンし、表示された金額を確認
- 割引対象商品の場合、レジ端末で割引機能を選択し、割引率や割引金額を入力
- 会計画面で割引後の金額が正しく表示されているか確認
レジによっては直接割引情報を入力する場合もあるので注意しましょう。
割引商品のレジ操作も基本的な流れは同じですが、ミスをしてしまうとトラブルの原因となりますので、割引機能の使い方は事前に把握しておくことが大切です。
金券などを使う場合のレジの使い方
レジで金券や割引券を使用する場合の使い方をご紹介します。利用する方は多くはないものの、一定の割合でレジ対応の時に操作しなければいけません。
商品をスキャンし、合計金額が表示されたら、お客様から金券や割引券を受け取ります。次にその金券や割引券の額をレジの画面で入力し、割引コードや金券の種類を選択してください。
レジによっては「金券」と表示されているものもあれば、直接入力する場合もあります。こちらも打ち間違えなどのミスはトラブルの原因となりますので、注意してお客様と確認しながら対応するようにしましょう。
お客様との確認が完了したら、残りの金額に対して、現金やクレジットカード、電子マネーなどの支払い方法を選択し、決済手続きを行います。支払いが終わったらレシートをお客様へ渡しましょう。
金券や割引券の使用は、通常の会計操作と基本的に同じ手順で行えます。ただし、各店舗のセルフレジやPOSシステムは異なる場合があるため、各店舗の研修やマニュアルを参考に、操作方法をしっかり把握しておきましょう。
キャッシュレス決済を使う場合のレジの使い方
キャッシュレス決済を使う場合のレジの使い方は以下の通りです。
- 店舗側で商品をレジに通す
- 支払いのための決済方法を聞く
- 使いたいサービスを選択し、バーコードやQRコードを表示させる
- 店舗側の端末でコードをスキャンし、決済を完了させる
キャッシュレス決済の利用は、事前に各種サービスの登録が必要です。また、レジによっては対応していないケースもあるため、お会計前にどのキャッシュレス決済が利用できるのかを確認しておきましょう。
キャッシュレスで決済する方も増えているのでレジ打ちをするスタッフは金額の入力ミスや支払い忘れ(決済できていない)などがないように注意してください。
レジ打ちは難しい?レジ打ちバイトの課題
レジ打ちは難しいといわれることも少なくありません。レジ打ちの課題として、以下が挙げられます。
- 正確さとスピードが求められる
- クレーム対応をしなければならないことがある
- ひと通りの作業に慣れるまで時間がかかる
- レジの機能が複雑で操作を覚えるのが大変
レジ打ちは、正確かつ素早い作業が求められます。混雑する時間帯はレジに行列ができることもあるので、お客さん1人にかける時間をなるべく短くしなければなりません。
「お釣りが間違っていた」「商品が壊れていた」などのクレームを受けることがあるのも、レジ打ちの仕事が大変な理由のひとつです。なかには理不尽なクレームもあるでしょう。
レジ打ちといっても、レジを打つだけが仕事ではありません。例えばスーパーやコンビニなら、商品を登録して袋やカゴに詰めて、お金を受け取ってお釣りを返して、というように多くの作業が発生します。そのため、ひと通りの作業に慣れるまでに時間がかかる点も課題です。
レジはボタンがたくさんあって、操作を覚えるのが大変という声もあります。商品や預かり金額の登録だけでなく、入力を間違えたときの取り消しや、返品を頼まれたときの操作なども覚えなければなりません。
キャッシュレス対応のお店の場合は、クレジットカードやバーコード決済の方法なども覚える必要があります。商品券やクーポンを渡されることもあるでしょう。このように覚えることが多いのも、レジ打ちが難しい理由のひとつです。
POSレジ「スマレジ」を導入すると、商品をスキャンしたりボタンを押すだけで簡単に入力でき、レジ打ちのミスが防げます。
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レジ打ちでよくあるトラブル
ここからは、レジ打ちでよくあるトラブルについて解説します。レジ打ちのミスはお客様との信頼関係に大きく関係し、ミスが起きないようにしなければいけません。
よくあるトラブルを以下の4つの項目に分けて解説します。トラブルの内容とその対処法を見ていきましょう。
1. 商品の価格を誤って入力する
レジ打ちで多いミスは、誤った金額で商品を登録してしまうことです。基本的な対策としては、レジ操作の練習や注文伝票を確認し、レジ打ちをすることが大切です。
どうしても不安な方は、レジに入力した内容と注文伝票を何度も確認するようにしましょう。また、レジの画面や操作方法をしっかりと把握することで、ミスの回避が可能です。
2. バーコードリーダーの不具合によるトラブル
- バーコードが読み取れない
- バーコードが誤読される
使用している機器によっては、バーコードリーダーの不具合が起きるケースもあります。また、商品のバーコード自体の問題が原因で読み取り内容を誤読するケースもあります。
対策としては、バーコードリーダーの再設定や使用方法をチェックし、問題が解決しない場合は新しいリーダーへの交換を検討しましょう。
誤読が起きてしまう(商品のバーコードが破損している)場合は、その旨をお客様に伝え、代替品に切り替えるなどの対応を取りましょう。
3. 会計時の金額の差異
お客様とレジで表示される金額に差異がある場合は、その原因を究明し、適切な金額に訂正しなければいけません。よく考えられるのは、
- 商品の割引ができていない
- ポイントを適用していない
- 二重に登録された商品がある
など、様々な理由が考えられますので、何度も確認をしたりベテランスタッフを呼んで、確認するようにしましょう。
4. お釣りの計算ミス
現金での支払いの時によくあるトラブルは、お釣りを間違えて渡してしまうことです。お釣りの渡し間違いを防ぐためには、レジの機能を活用して正確なお釣りを表示させ、確認作業を徹底するのが効果的です。
また、お釣りを渡す前に、一度金額を確認してから手渡すことでミスを減らせます。
どうしても金額が合わない時が続くのであれば、自動釣銭機を導入するという方法もあります。
今回紹介した4つのよくあるトラブルを避けることで、お客様との信頼関係を保ち、スムーズな店舗運営ができます。
どのトラブルも大切なのは、事前の対策と注意深い対応です。常に意識して業務に取り組めるようにマニュアルを徹底し、スタッフ教育を強化していきましょう。
レジ打ちをよりスムーズにするためのコツ
難しいといわれるレジ打ちですが、コツを覚えるとスムーズに対応できるようになります。
キーの場所を覚える
キーの場所を覚えると、操作がスムーズに行えます。といっても、マニュアルをそのまま暗記するような覚え方は大変なので、よく使うキーから順番に覚えていきましょう。
レジはボタンが多いので、キーの場所を覚えていないとボタンを探すだけで時間がかかってしまいます。レジ打ちをスムーズにするには、キーの場所を覚えておくことは必須です。
バーコードの場所を覚える
バーコードの場所を覚えるのも、レジ打ちをスムーズに行うポイントです。よく売れる商品はバーコードの場所も自然と覚えられますが、初めての商品はバーコードを探すのに時間がかかってしまうこともあります。
多くの商品は側面や裏面にバーコードがありますが、もし見当たらない場合は箱の底を確認してみてください。
金額を確認しながら作業する
ミスを防ぐために、金額を確認しながら作業するクセをつけましょう。「スキャンしたつもりができていなかった」「入力する商品を間違えた」などのミスは気をつけていても起きる可能性があるので、細かい確認が必要です。
預り金を入力して会計を確定させてしまうと、その後に修正するのは時間や手間がかかります。そのため、会計を確定する前に金額をチェックしながら作業することが大切です。
POSレジを導入してレジ打ち業務の負担を減らそう
レジ打ちは覚えることが多くあり、ときにはクレーム対応も必要な仕事です。正確さとスピードが求められるので、レジ業務を負担に感じている人も多いでしょう。
レジ業務の負担は、POSレジを導入することで軽減できます。商品入力の手間を減らしたりセルフレジを導入したりできるので、レジ業務に課題を感じている場合はPOSレジの導入を検討してみましょう。
ボタンの打ち間違いが防げる
POSレジはあらかじめ商品の情報を登録しておけるので、会計時にはバーコードをスキャンするか商品のボタンを一度押すだけで入力できます。入力作業が簡単になるので、ミスも起きにくくなるのがメリットです。
セールや割引情報も登録しておけるので、レジ打ちにかかる手間や時間を大幅に削減できます。ミスが少なくなるだけでなく、お客さんを待たせないのでお店の印象がよくなったり、回転率がアップしたりする効果も期待できます。
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システムによってはセルフレジ機能もある
POSレジのなかには、セルフレジ機能が提供されているものもあります。セルフレジとは、お客さん自身で商品の読み取りから支払いまでを行うレジのことです。
基本的に、セルフレジ周辺は無人です。サポートとして1人から数人程度のスタッフが待機しておくケースはありますが、従来のようにレジの台数分スタッフが必要というわけではありません。
レジに対応するスタッフの数を減らせるので、接客や品出しなどに専念できます。人件費削減の効果も期待できるでしょう。人との接触を減らせるので、感染症対策としても有効です。
売上の向上を目指すデータ分析ができる
POSレジの大きなメリットは、売上の向上を目指すデータ分析ができることです。
POSレジを使えば、商品の種類・価格・セットで購入された商品・購入した客層など、売上に関するあらゆるデータを収集して管理できます。
自動で分析結果を出してくれるPOSレジもあるので、売れ筋商品やセット購入されやすい商品などを簡単に把握でき、売上アップのための戦略を立てやすくなります。
データはクラウド上に保存されるので、複数の店舗がある場合でも店舗ごとの売上データをリアルタイムで確認できるのもメリットです。
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