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レジ 2021/09/27 2024/03/12

POSレジの自作は簡単?メリットや作成方法について徹底解説


この記事でわかること

  1. どのようなシーンでPOSレジの自作が向いているか
  2. POSレジを自作するメリット・デメリット
  3. POSレジを自作する際に搭載したい機能
  4. POSレジを自作する方法

POSレジの導入を検討している事業者の中には、自分で作ってみたいと思っている方も多いのではないでしょうか。実は、POSレジを作る方法は2つあるので、自分に合った方法を選択することが可能です。

本記事では、POSレジの自作のメリットとデメリット、自作の方法を徹底解説します。この記事を読んで、POSレジを自作するか検討してみてください。


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この記事の目次

 

POSレジを自作するメリットとデメリット

POSレジを自作するメリットとデメリットについて解説します。

POSレジを自作するか、既存のサービスを導入するかの判断基準になるので、両者を考慮して判断しましょう。

 

メリット

POSレジを自作するメリットは主に以下の3つです。

  • ニーズに合わせてカスタマイズできる
  • 初期費用を抑えられる
  • ランニングコストを最小限に抑えられる

 

ニーズに合わせてカスタマイズできる

POSレジを自作する場合、機能やレイアウトなどを自由にカスタマイズできます。

たとえば、最低限の会計処理だけでよい場合は、無駄な機能は全てカットして操作性を簡単にすることができ、規模は小さいが扱う商品アイテム数が多く、新商品の発売頻度が高い場合は、ワンクリックですぐに商品登録ができるように設定することも可能です。

自分が使いやすいように設定できる点は、自作POSレジの大きな魅力といえるでしょう。

 

初期費用を抑えられる

他にも、初期コストをカットできる点も大きなメリットです。大規模なPOSシステムの場合は、20~50万円ほど初期費用が発生しますが、自作のPOSレジは、パソコンやタブレットさえ手元にあれば大きな負担を強いられることはありません。

一度POSレジさえ作ってしまえば、電気代などの最低限の費用だけで済みます。

 

ランニングコストを最小限に抑えられる

メーカーが提供しているPOSシステムの場合は、月額料金が発生するので、長期的な目で見てもコストを軽減することができるでしょう。

 

デメリット

POSレジを自作するデメリットは主に以下の3つです。

  • 専門的な知識が必要になる
  • POSレジ完成まで時間や手間がかかる
  • メーカー製に比べて機能面で劣る

 

専門的な知識が必要になる

POSレジを作るには、プログラミング言語といった開発のための専門的な知識が求められます。また、POSレジに必要な機能やレイアウトなど、POSレジに関する知識も無ければ、一からPOSレジを作ることはできません

そのため、POSレジを作るための勉強をする必要があり、ある程度プログラミングなどの知識を蓄えるまでに時間がかかることは頭に入れておきましょう。

 

POSレジ完成まで時間や手間がかかる

なお、プログラミングの知識がある人でも、完成まで数ヶ月はかかるので、POSレジを作ったことがない人が一から作り上げるとなると、かなりの労力が必要です。

精神的な負担が大きいので、POSレジ利用までの期間に猶予があり、じっくり時間をかけてPOSレジを作れる人以外は、POSレジの自作は避けた方がよいでしょう。

 

メーカー製に比べて機能面で劣る

POSレジを自作するすると、メーカー製のプロが作ったPOSレジに比べてどうしても機能面では劣ってしまいます。

多機能・高機能を求めるのであれば、メーカー製のPOSレジを選択するのが良いでしょう。

スマレジでは、無料でアカウントを作成することができ、無料プランも用意しているので手軽にお試しいただけます。

顧客管理機能予約管理機能キャッシュレス対応など、店舗に必要な機能が備わっており、幅広い業種で利用されています。


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POSレジの自作はどのようなシーンにおすすめ?

店舗の会計や売り上げ分析に重要なPOSレジは、メーカー製のものを購入したりレジアプリをインストールするのが主流ですが、自作することも可能です。

まずは、POSレジの自作がどのようなシーンにおすすめなのか紹介します。

自作するか迷っている方は、事業の状況が該当するかチェックしてみてください。

 

小規模店が開店したばかりのとき

開店したばかりの小規模店では、自作POSレジがおすすめです。

新規でオープンしたばかりのお店は、なるべく費用を削減したいと思うのが当然です。

ただでさえ、店舗の開店設備に費用がかかっているので、数十万円もするPOSシステムの導入を避けたくなるでしょう。そこで、POSレジを自作することで、初期費用やランニングコストを節約することができ、金銭的な負担を軽減することが可能です。

ただし、複数のレジがある店舗や大規模な店舗はPOSレジの作成に時間と手間がかかるので、中規模以上の店舗は自作のPOSをおすすめしませんレジが1台で在庫数もそれほど多くない小規模に適しているので、事業規模に合わせて自作するか検討してみましょう。

 

イベント・フリーマケット等の出店

イベントやフリーマケット等の出店にも自作POSレジがおすすめです。

限られた期間で小規模なスペースと設備で販売を行うため、本格的なPOSレジ機器の利用には費用面で適していません。

ですが、POSレジなしでは、会計や売上管理などが大変になります。

そこで自作POSレジが役立ちます。省スペースの機器でPOSレジを安く導入でき、しっかりと売上を管理できます。

イベントやフリーマケットでは、継続的な店舗運営ではないため、費用をかけない自作POSレジの方が多いと考えられます。

 

POSレジを自作する方法

この段落では、POSレジを自作する方法を紹介します。

POSレジを自作する方法は、スクラッチ開発とフリーソフトをベースにした開発の2パターンです。

どちらにもメリットがあるので、自分が興味を持った方法を試してみてください。

 

スクラッチ開発をする場合

スクラッチ開発とは

スクラッチ開発とは、既存のプログラムを使わずにゼロからシステムを作り上げる手法のことです。

厳密にいえば、既存のテンプレートなどを一部流用しつつ、自分でソフトウェアを作り上げることをスクラッチ開発と言い、全く既存のシステムなどを用いずにゼロから作り上げることをフルスクラッチ開発と言います。

 

スクラッチ開発でPOSレジを自作するメリット

スクラッチ開発をすることで、独自性の高いシステムを構築することができ、メーカー製のPOSにはない斬新な仕組みを組み込むことが可能です。また、メーカーに依存しないので、システムの打ち切りなどに遭う心配はありません。

 

スクラッチ開発の流れ

スクラッチ開発の流れは以下の通りです。

  • 要件定義
  •  設計
  •  開発
  •  テスト

まずは、要件定義では、POSレジに求める機能や性質を決めます。最低でも上記で紹介した4つの機能は要件に組み込んでおきましょう。

続いて、設計では、POSレジをどのハードで実装しどのソフトウェアを用いるのか、レイアウトはどうするのかを決めます。パソコンなのかタブレットなのかで、デザインも変わってくるため、完成形をイメージすることがポイントです。

完成のイメージ図が明確になったら、内容に沿ってプログラミングをしていきます。全くの素人が一からプログラミングを行うのは非現実的なので、一般的には、開発会社に依頼することが多いです。

自分で開発した場合、実際に稼働しているかテストをします。搭載した機能が作動しているか、イメージに近い形に完成しているかを確認してください。テストをクリアしたら、業務に導入しましょう。

 

フリーソフトをベースにして開発をする場合

フリーソフトとは

フリーソフトをベースに開発する方法もあります。

ゼロから自分で作り上げるスクラッチ開発とは異なり、すでに開発されているレジソフトやアプリを用いるので、スクラッチ開発よりも簡単に自作できるでしょう。

 

フリーソフトを使ってPOSレジを自作するメリット

商品登録やバーコード作成、集計など必要な機能は揃っているので、利便性は高いです。フリーソフトも普及しているので、無料でPOSシステムを導入できるのも大きなメリットといえます。

 

フリーソフトをカスタマイズする流れ

フリーソフトからPOSを導入する流れは以下の通りです。

  • ソフトやアプリを選ぶ
  • フォーマットに沿って設定する
  •  テスト

フォーマットに沿って設定を進めていけば良いるので、デザインや機能性など強いこだわりがない方は、フリーソフトから作ることをおすすめします。


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POSレジに搭載したい機能

ここからは、POSレジに搭載しておくべき機能について紹介します。

POSレジで特に必須の機能は『レジ・商品登録』『バーコードの作成』『データ収集・分析』『レポート作成』の4つです。

どのような機能なのか解説するので、何の機能が必要なのかチェックしてみてください。

 

レジ・商品登録機能

レジ・商品登録機能は、POSレジに商品情報を登録する機能です。

たとえば、新商品を展開するときに、商品名や金額などを登録することで、商品データを新たにPOSレジに記録することができます。

この機能があることによって、売りたい商品をPOSレジに表示することができるため、商品の価格が瞬時に分かり、販売のやり取りがスムーズになるでしょう。

また、金額を手入力で行えば商品情報の間違いなど人的ミスが発生する可能性があります。レジ・売上登録機能は人的ミスを防ぐことに役立つので、やり取りの正確性を向上させることが可能です。

売上集計や在庫管理など他の機能の基盤となるほどの重要な機能であるため、必ず搭載しておきましょう。

 

バーコードの作成機能

バーコード作成機能は、商品情報をPOSレジに入力するために必要なバーコードやラベルを作成できる便利な機能で、この機能を活用すれば、商品の情報を登録して商品ごとにバーコードを作成することができます。

たとえば、オリジナルで商品のパッケージを作成するときに、作成したバーコードをデザインに組み込むことで、商品のレジ登録がスムーズになるでしょう。

また、作成したバーコードを分かりやすく表にまとめることで、パッケージにバーコードを組み込むことなく、簡単に商品情報を管理できます。

商品情報をバーコードで入力できるようにしておくと、スキャナーでスキャンするだけで瞬時にレジに商品情報が表示されるため、金額の入力ミスの防止などスムーズな会計処理が実現し、業務効率アップや顧客満足度の向上が期待できるでしょう。

 

データ収集・分析機能

データ収集・分析機能は、商品の売れ行き状況を確認して、動向を把握するのに役立つ機能です。

商品が売れるごとにPOSレジの在庫データが更新されるので、販売個数や売上金額などをチェックできます。

また、リアルタイムで売上状況を確認できるため、データを参考にしながら発注数量を決めたり、売り場のレイアウトを変えたりなど販売戦略に活かすことが可能です。

販売終了後に行う売上集計にも活用できるので、店舗管理を行う上で重要な機能といえるでしょう。

 

レポート作成機能

レポート作成機能とは、集計したデータを可視化する機能のことで、重要な情報を一目で分かるようにグラフや図を用いてレポートに出力することができます。

日々のレポートを参照すれば、売れ筋商品や死に筋商品を特定したり、日別や時間帯別の売上を分析したりすることが可能です。

商品の発注や従業員の人員整備の参考になるだけでなく、会計業務の負担を減らすことにもつながります。

データの集計を手作業で行うとなると、人的ミスを防ぐために何度も数値をチェックしたり、計算したりしなければならないため、時間と手間がかかるものです。

会計を担当する従業員の負担軽減も実現するため、データの可視化機能は忘れずに組み込んでおきましょう。

 

POSレジが必要な場合は自作して活用してみよう!

POSレジは自作することが可能で、メーカー製のPOSシステムよりニーズに合ったものを開発することができます。

普段からプログラミングをしている方はスクラッチ開発でも問題ありませんが、専門的な知識を持っていない方は、フリーソフトから自作しましょう。

なお、POSレジの自作が困難と判断した方や、時間に余裕がない方はメーカー製のPOSシステムを導入することも選択肢の1つです。

自作すべきか、メーカー製のPOSレジ導入した方がよいのか迷っているという方は、無料で利用できるスマレジを検討してみてはいかがでしょうか。

執筆 菊池 勲

複数事業が存在するスマレジの中で、全社横断的にWebマーケティングを展開する事業戦略本部にてマーケティングを担当。 主にオンライン広告の取扱をメイン業務とし、各ベンダー様と共に出稿後のパフォーマンス・予算管理・データ分析および検証に基づくプランニングを担当。

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