美容院経営において、国の政策に合わせて条件を満たすことで補助金や助成金が利用できます。そのなかでも業務効率化や集客効率アップに役立つPOSレジを導入する際に補助金が利用できることは、経営者であれば知っておきたいポイントです。
今回は美容院でPOSレジを導入するメリットや、受け取れる補助金・助成金について解説します。
美容室でPOSレジ「スマレジ」を導入すれば、顧客管理、売上管理、予約の一元管理が可能となり、スムーズな接客が実現します。
¥0から始められるPOSレジ
美容室・サロン向け機能満載レジ
この記事の目次
美容室を経営する事業者が知っておくべき補助金・助成金
美容院にPOSレジを導入したいものの、費用面で躊躇する経営者は少なくないでしょう。
そのような場合は、補助金を利用するのがおすすめです。ここでは美容室を経営する事業者が知っておくべき補助金や助成金について解説します。
補助金と助成金の違いとは
補助金と助成金は大まかには、何のために使用するかという、投資の「対象」が異なります。
補助金の場合はPOSレジを導入するなど、何らかの設備投資に対して、その費用の一部を補填する形で利用されることが多いです。
これに対して、助成金は、労働環境の改善など環境づくりを目的にしています。
ここからは、美容室の経営にあたって受け取れる補助金を紹介していきます。
IT導入補助金2024
IT導入補助金は小規模事業者や中小企業が、何らかの課題解決のために導入するITツールの費用を補助し、業務効率かや売り上げアップをサポートするための補助金です。
ITツールとは、ソフトウェアやクラウドサービスが該当し、導入のためのサポート費用や設定費用なども対象となります。
上記で紹介したPOSレジだけではなく、ホームページの作成、オンライン予約システムなども対象内です。
美容室を運営するにあたり、POSレジ導入を検討している方に向けて、「業種別 POSレジの選び方・比較の資料」をご用意しています。無料ダウンロードできますので、ぜひご活用ください!
申請するためには、まず近くの商工会や商工会議所に相談し、ITツールの導入を相談しましょう。
支援業者を選定し、必要な書類を作り申請します。IT導入補助金事務局に登録されていない場合、補助金の対象外になってしまうため、必ず商工会にて確認しておかなければいけません。IT導入支援事業者採択一覧から確認できます。
審査を受け、採択されてから、ITツールを実際に導入しましょう。ITツール導入し支払いまで完了したら、報告し問題がなければ補助金が交付されます。
ポイント
- 対象:中小企業・小規模事業者など
- 補助率:導入にかかる費用の1/2以内
- 補助額:1プロセス以上は5万円以上150万円未満
4プロセス以上は150万円以上450万円以下 - 締め切り:IT導入補助金ホームページにてご確認ください
小規模事業者持続化補助金
小規模事業者持続化補助金は対象となる範囲が広く、美容院が申し込みしやすい補助金です。
働き方改革などさまざまな制度変更への対応に向けて、事業者が取り組む経費の一部を補助することで、生産性向上と持続的な発展を図ることを目的としています。
ポイント
- 補助金対象:美容院の場合は、小規模事業者(常時使用する従業員の数が5人以下)
- 金額:対象設備の2/3(上限50万円)
- 締め切り:第15回締切2024年3月14日(以降継続予定)
雇用調整助成金
雇用調整助成金は、経済上の理由から事業活動の縮小を余儀なくされた場合に、雇用を維持するための休業・教育訓練・出向などにかかった費用を助成するための制度です。
ポイント
- 対象:以下を満たす事業者が対象
経営状況が悪化し、事業活動が縮小している
最近3ヶ月間の月平均値が前年同期に比べて10%以上減少している
労使間の協定に基づいて休業などを行い、休業手当を支払っている - 金額(割合・上限 など)休業を実施した場合の休業手当・教育訓練を実施した場合の賃金相当額・出向を行った場合の出向元事業主の負担額に対する助成率:2/3(上限:対象労働者1人1日あたり8,490円)
教育訓練を実施した時の加算額:1人1日あたり1,200円 - 締め切り:なし
トライアル雇用助成金
トライアル雇用助成金は職業経験や技能、知識の不足により、安定した就職が困難な人を一定期間以上雇用した場合に利用できる助成金です。
資本金5,000万円または従業員50人以下の中小企業事業主を対象としています。美容院も多くの場合、小規模事業者にあてはまるでしょう。
ポイント
- 対象:ハローワークや紹介事業者の紹介から対象となる労働者を3ヶ月以上雇用する場合
- 金額:支給対象者一人につき40,000円(※対象者が母子家庭の母等又は父子家庭の父の場合、1人につき月額50,000円)
- 締め切り:なし
キャリアアップ助成金
キャリアアップ助成金はアルバイトやパートなどの非正規雇用労働者に対して、正社員雇用を促すなどキャリアアップを図る事業者を対象とした助成金です。
ポイント
- 対象:中小企業事業主(サービス業の場合は資本金の額・出資の総額が5,000万円以下または常時雇用する労働者の数が100人以下)アルバイトやパートなどの非正規雇用労働者が正社員になった場合(正社員コースの場合)
- 金額:57万円または28万円
- 締め切り:なし
美容室で補助金利用する際の注意点
美容室で補助金を利用する際には、以下の点に注意することが必要です。
- 申請しても給付されないことがある
- 導入資金は用意する必要がある
- 予算の総額が決まっている場合がある
申請しても給付されないことがある
美容室で補助金を利用する際、申請しても給付されない場合があります。
これは、補助金の申請が全ての要件を満たしていないか、審査過程で他の申請者と比較して優先度が低いと判断された場合に起こり得ます。補助金は限られた資金からの給付であるため、競争が非常に激しく、全ての申請者に支給されるわけではありません。
そのため、申請の際には、提案内容を明確にし、補助金の目的に合致していることをしっかりとアピールする必要があります。また、申請書類は詳細かつ正確に記入することや、計画の実現性や効果の見込みを具体的に示すことが重要です。申請前には、補助金のガイドラインを熟読し、必要な書類や情報を正確に準備しておきましょう。
導入資金は用意する必要がある
補助金を利用する際、美容室では導入資金をあらかじめ用意しておく必要があります。
多くの補助金プログラムでは、事業主が先に費用を負担し、後で補助金が給付される「後払い」方式が採用されています。そのため、開業計画の開始段階で必要な資金を、自己資金や他の資金調達方法から確保しておく必要があるのです。
また、補助金の給付には時間がかかることもあり、即時の資金需要に対応するための準備が必須となります。補助金に頼る前に、事業計画をしっかりと立て、必要な資金がいつ、どのように必要になるのかを明確にしておくことが、計画的な資金管理と事業のスムーズな進行につながります。
予算の総額が決まっている場合がある
補助金のプログラムには、予算の総額があらかじめ決まっている場合が多く、利用可能な資金には限りがあります。そのため、予算が枯渇すると、それ以上の給付は行われなくなります。そのため、申請を検討している美容室は、補助金の募集が開始されたら迅速に申請手続きを進めることが重要です。
また、予算枯渇のリスクを避けるためにも、複数の補助金プログラムを検討し、可能性を広げておくことが望ましいでしょう。補助金申請のタイミングやプログラム選定に際しては、最新の情報を入念に調査し、申請期限や予算の状況を確認することが大切です。
美容室でPOSレジを導入するにはスマレジがおすすめ
美容室にあると便利なPOSレジの導入には、IT導入補助金の活用がおすすめです。
低コストで導入できるスマレジは、美容室の予約管理、顧客管理、売上管理も簡単で、各種のキャッシュレスサービスに対応しています。