レジアプリは多くのサービスが提供されていて、アプリごとの特徴や機能を比較するのは大変です。そこで今回は、代表的なレジアプリ10サービスの機能や費用をまとめて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
この記事の目次
レジアプリとは?
レジアプリとは、iPadやiPhoneなどのモバイル端末をレジとして使用するためのアプリです。従来のレジは専用の機械が必要ですが、レジアプリならモバイル端末にアプリをインストールするだけでレジとして使用できます。
POSシステムが利用できるPOSレジアプリなら、商品の登録や会計といった基本的なレジ機能に加えて、顧客管理や在庫管理、販売傾向の分析など高度な機能も搭載されています。
レジアプリを店舗で利用するメリット
レジアプリには以下のようなメリットがあります。
- 手軽に導入できiPadなどのタブレット活用で運用も簡単
- コストが抑えられる
- 販売管理やデータ分析による経営改善・売上の向上
それぞれのメリットについて、以下で詳しくみていきましょう。
手軽に導入できiPadなどのタブレット活用で運用も簡単
レジアプリの大きなメリットが、導入の手軽さです。タブレットにアプリをインストールするだけで利用でき、専用の機械は必要ありません。必要に応じてレシートプリンタやキャッシュドロアなど周辺機器を購入すれば、POSレジを使用する環境が整います。
レジアプリは、運用が簡単であることも特徴です。従来のレジは操作が複雑で覚えるのが大変ですが、レジアプリは日常的にスマホやタブレットを使っている人なら直感的に操作できるものが多いです。操作性の良いレジは会計時間の短縮や、新しくスタッフを雇ったときに作業を覚えてもらいやすいなど、多くのメリットがあります。
コストが抑えられる
レジアプリは低コストで導入・運用できる点もメリットです。多くのレジアプリは月額料金だけで利用でき、中には無料で利用できるアプリもあります。導入費用は基本的にモバイル端末と周辺機器の購入費用だけで、従来のレジと比べて安価に導入できます。
導入後のカスタマイズで、必要な機能だけを選んで追加することも可能です。店舗にとって必要な周辺機器や機能を選んで導入できるため、無駄な費用がかからないというメリットもあります。
販売管理やデータ分析による経営改善・売上の向上
POSレジアプリはレジ会計機能だけでなく、販売管理やデータ分析といった高度な機能も備わっています。レジアプリで会計した内容はリアルタイムでデータ収集・分析され、現時点の売上金額や時間帯ごとの売れ行き、在庫数の把握などが可能です。
そのほか、売れ筋商品・死に筋商品や顧客属性ごとに売れている商品、セットでよく買われている商品など、店舗経営に役立つさまざまな分析結果が得られます。表やグラフで分析結果が見やすく表示されるので経営戦略に取り入れやすく、スピード感のあるマーケティング施策で売上の向上も見込めるでしょう。
無料でスタートできるサービスも!レジアプリ8システムを徹底比較
レジアプリは種類が多く、どのアプリを選べばいいのかわからないという人もいるでしょう。ここからは、おすすめのレジアプリ10システムを比較していきます。
無料で始められるサービスもあるので、それぞれの店舗に合ったレジアプリを探してみてください。
スマレジ
スマレジは、0円から始められるPOSレジアプリです。導入店舗は10万店を突破し、業種や規模を問わず幅広い店舗で活用されています。
スマレジは現場の声を反映して、幅広い機能を提供しているのが特徴です。50以上の外部サービスとの連携も可能で、「スマレジ・アプリマーケット」からさまざまな機能をあとから追加できる拡張性の高さもポイントです。
初期費用はタブレットや周辺機器の購入費用のみで、運用コストはプランに応じた月額料金がかかります。スマレジで用意されているプランは、以下の5つです。
- プラン
- 月額費用
- 特徴
- スタンダード
- 0円(税込)
- 基本的なPOSレジ機能
- プレミアム
- 5,500円(税込)
- 複数店舗管理が可能
- プレミアムプラス
- 8,800円(税込)
- 顧客管理やポイント管理ができる上位プラン
- フードビジネス
- 12,100円(税込)
- ハンディなどが利用できる飲食店向けプラン
- リテールビジネス
- 15,400円(税込)
- 高度な在庫管理が可能な小売・アパレル向けプラン
ユビレジ
ユビレジはiPad用のPOSレジアプリで、iPadが発売された年にいち早くリリースされました。中小企業から上場企業まで、多くの企業で利用されています。
レジ会計機能はもちろん、顧客管理や複数店舗管理など多くの機能が備わっていて、オプションで飲食店向けのオーダーシステムや、小売店向けの在庫管理システムも提供しています。
基本の「ユビレジ プレミアムプラン」は、月額7,590円(税込)で利用可能です。飲食店向けオプションとしてハンディ1台あたり月額1,650円(税込)、小売店向けオプションの「ユビレジ 在庫管理」が月額4,950円(税込)で、それぞれ基本プランに追加して利用できます。
Airレジ
Airレジは、月額料金0円で利用できるのが大きな特徴です。端末購入代以外の費用は必要なく、レジ会計・顧客管理・売上分析などすべての機能が無料で利用でき、サポートも受けられます。シンプルで使いやすい操作画面で、多くの人が直感的に操作できるでしょう。
Airレジは、Airペイと一緒に使うとキャッシュレス決済を簡単に導入できるのもポイントです。専用のカードリーダーが1台あれば、決済手数料だけでクレジットカードや電子マネーなどさまざまなキャッシュレス決済に対応できます。
Square POSレジ
Square POSレジは、キャッシュレス決済サービスを提供するSquareのPOSレジアプリです。会計機能や在庫管理、勤怠管理などすべての機能が無料で利用でき、Square専用の決済端末とタブレットの購入費用、決済手数料以外の費用はかかりません。
専用の決済端末は複数用意されていて、レストランやホテルなど多くの業種で活用されています。利用にはSquareアカウントの開設が必要で、そのアカウントを使ってECサイトの開設も可能です。
https://squareup.com/jp/ja/point-of-sale
Uレジ
Uレジは、有線放送で有名なUSENが提供しているPOSレジアプリです。飲食店・小売店・理美容院・整体院の4業種に特化したアプリが用意されているのが特徴で、それぞれの業種に必要な機能が備わっています。
Uレジはサポートが手厚く、初期登録や設置作業はUSENにすべて任せられます。また、導入後は24時間365日対応の専用ヘルプデスクが利用できるのもメリットです。
ポスタス
ポスタスは、業種ごとの料金プランがそれぞれ用意されているのが特徴です。基本的なレジ機能に加えて、業種ごとの特殊なシーンに対応した機能が提供されています。導入後の駆けつけサポートや店舗スタッフへのトレーニングなど、導入から運用まで手厚いサポートが受けられるのもポイントです。
提供されているプランと機能は、以下のとおりです。
- プラン
- 月額費用
- 特徴
- 小売店
- 12,000円
- レジ機能
在庫管理
複数店舗管理 など
- 飲食店
- 12,000円
- 複レジ機能
注文機能
複数店舗管理 など
- 飲食店(小規模)
- 6,000円
- レジ機能
注文機能 など
- 美容・サロン
- 12,000円
- レジ機能
電子カルテ
予約管理 など
ワンレジ
ワンレジは、元飲食店経営者によって作られた、飲食店専用のPOSレジアプリです。飲食店で想定されるあらゆるシーンに対応した細かい機能が多く搭載されていて、キッチンプリンタやハンディなど飲食店向けの周辺機器も提供しています。
47都道府県に導入実績があり、多くの飲食店で活用されています。ワンレジは機械や機能を実際に見てからでないと購入できず、「機能やサポートに納得してから購入してもらう」という姿勢を取っているのが特徴です。
Loyverse
Loyverseは100万店以上の店舗が登録しており、170カ国以上で利用されているPOSレジアプリです。POSレジの基本機能からキャッシュレス決済、顧客ロイヤルティといった高度な機能まで対応しています。
飲食店や小売店など幅広い業種で利用されていて、基本機能からキッチンディスプレイシステムまで多くの機能は無料で利用できるのがメリットです。また、オプションとして以下の機能も有料で提供されています。
- 従業員管理:月額4,400円(税込)
- 高度な在庫管理:月額4,400円(税込)
- システム連携:月額990円(税込)
レジアプリを選ぶなら高機能で使いやすいスマレジがおすすめ
本記事で紹介したとおり、レジアプリは種類が多く、機能や特徴もさまざまです。それぞれの特徴をチェックして、店舗に合ったアプリを選びましょう。
導入するレジアプリに迷ったら、業種や規模を問わず活用されている「スマレジ」がおすすめです。基本機能だけなら無料で利用でき、外部連携やアプリマーケットから必要な機能を自由に追加できます。ぜひ活用してみてください。