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決済 2022/07/07 2024/09/30

非接触ICカードとは?接触型との違いや規格の種類を解説


この記事でわかること

  1. 非接触型ICカードの構造・仕組み
  2. 非接触型と接触型の違い
  3. 非接触ICカードによる決済のメリット

非接触ICカードは、キャッシュレス決済の普及に伴い、店舗での導入が進んでいる決済方法のひとつです。

本記事では、非接触ICカードの仕組みや通信規格の種類、非接触ICカード決済を導入するメリットなどを詳しく解説します。



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この記事の目次

非接触型ICカードとは?

非接触型ICカードとは、カードリーダーにかざすだけで通信ができるICチップが内蔵されたカードのことです。たとえば、Suicaなどの交通系ICカードやWAONなどの電子マネーカードなどが非接触型ICカードに該当します。

ここでは、非接触型ICカードの仕組みと、接触型ICカードとの違いについて解説します。

 

非接触型ICカードの構造・仕組み

非接触型ICカードには、ICチップとアンテナが内蔵されています。ICチップに保存されたデータを、アンテナがカードリーダーと通信してやりとりします。無線通信の仕組みが使われているので、ICカードをカードケースや財布に入れたままでもデータのやりとりが可能です。

ICカード自体に電池は搭載されておらず、カードリーダーにかざしたときに電力が供給されて通信ができる仕組みになっています。

 

非接触型と接触型の違い

ICチップを搭載したカードには、非接触型に対して接触型と呼ばれるものもあります。接触型ICカードは表面にICチップが組み込まれているカードで、キャッシュカードやクレジットカードに多く使われています

非接触型と接触型の違いは、非接触型ICはカードリーダーにかざすだけで通信できるのに対し、接触型はカードリーダーに差し込む必要がある点です。接触型ICカードにはアンテナがなく、カードリーダーにかざすだけでは通信できません。

 

非接触ICカードの規格種類

非接触型ICを使った仕組みはNFCとも言われ、NFCには主に次の3つの通信規格が使われています。

  • Type A
  • Type B
  • FeliCa(Type F)

それぞれの通信規格について、以下で詳しくみていきましょう。

 

Type A

Type Aはオランダの企業が開発した通信規格で、比較的安価に利用できるのが特徴です。国際規格として世界で広く活用されている通信規格で、海外ではクレジットカードのタッチ決済の仕組みとして広く普及しています。

日本では、タバコの自動販売機で利用するtaspoに採用されています。

 

Type B

Type Bは、アメリカの企業が開発した通信規格です。Type Aと同様に国際規格として世界中で使われていて、クレジットカードのタッチ決済などに活用されています。

Type Bはセキュリティ性能が高いのが特徴で、日本ではマイナンバーカードやパスポート、運転免許証など、特にセキュリティが重要とされる身分証に採用されています。

 

FeliCa (Type F)

日本で広く普及しているのが、ソニーが開発した通信規格であるFeliCa(Type F)です。処理速度や通信速度が速いのが特徴で、駅の改札で使うSuicaやPASMOのような、迅速な決済が必要とされるカードに活用されています。

交通系ICカードのほか、WAONやnanacoといった電子マネーカードや、スマホのおサイフケータイなどにも使われています。




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非接触ICカードによる決済のメリット


非接触型ICカードによる決済は、小売店や飲食店など多くの店舗で導入が進んでいます。非接触型ICカードの決済を導入すると、次のようなメリットがあります。

  • 決済手続きの効率化
  • レジの混雑の解消
  • 感染症対策

それぞれのメリットについて、以下で詳しく解説します。

 

決済手続きの効率化

非接触型ICカードを使うと、決済手続きがスムーズになるというメリットがあります。現金の受渡しやお釣りの確認は必要なく、クレジットカードのように暗証番号の打ち込みも不要です。

ICカードを決済端末にかざすだけで決済が完了し、財布やカードケースに入れたままでも読み取れるので、決済にかかる手間や時間を大幅に削減できます。

 

レジの混雑の解消

決済手続きを効率化できるので、レジの混雑の解消にもつながります。レジの混雑が解消されると、お客さんにとっては待ち時間が少なくなるというメリットがあり、店舗にとっては回転率が上がって売上を伸ばせるのがメリットです。

小売店でレジが混雑しているとお客さんが何も買わずに帰ってしまうケースもあるため、非接触型ICカード決済を導入することで販売機会の損失も防げます。

 

感染症対策

非接触型ICカード決済は、感染症対策としても有効です。お客さんとスタッフの間で現金やカードの受渡しがないため、物を介してウイルスが手指に付着するのを防げます。コロナ禍でも、お客さんとスタッフの双方が安心して会計できるのがメリットです。

レジ混雑の解消にもなるため、ソーシャルディスタンスを保ちやすいというメリットもあります。「人が密集している店舗に入りたくない」というお客さんにも、安心して利用してもらえるでしょう。

 

非接触のタッチ決済に対応するならPAYGATEがおすすめ

非接触ICカード決済は決済手続きの効率化や感染症対策といった多くのメリットがあるため、まだ導入していない店舗は導入を検討してみてください。

非接触のタッチ決済に対応するなら「PAYGATE」がおすすめです。PAYGATEは、クレジットカード・電子マネー・QRコードのキャッシュレス決済に対応可能。モバイル型のため店舗内外のさまざまなシーンで活用できる、おすすめのマルチ決済サービスです。

 

執筆 菊池 勲

複数事業が存在するスマレジの中で、全社横断的にWebマーケティングを展開する事業戦略本部にてマーケティングを担当。 主にオンライン広告の取扱をメイン業務とし、各ベンダー様と共に出稿後のパフォーマンス・予算管理・データ分析および検証に基づくプランニングを担当。

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