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特集 2024/10/17 2024/10/18

【福岡-第7回】2024年10月3日(木)「アキナイラボ」Meetupを開催しました!

スマレジコミュニティのプロジェクトオーナーをしております真鍋です!
9月に大阪で開催した「アキナイラボ」vol.7に続き、福岡でのMeetupの様子もご紹介いたします!

「アキナイラボ」Meetupはお店の運営に関わる人が参加しているユーザーコミュニティ。毎回店舗運営にまつわるテーマを掲げて、みんなで知見をシェアする場です。

Facebookのグループもありますので、興味がある方はぜひ参加してくださいね!

 

「アキナイラボ」Meetup福岡 第7回目は、10月3日にスマレジ福岡ショールームにて開催!

テーマは大阪と同じく「お店のオペレーション革命!あなたのお店の仕組み化ビフォーアフター」。

2024年6月より、スマレジは福岡の人気ドーナツ店「TSUBAME DONUT」をM&A。社内では新たに「お店部」が発足し、元営業社員が専属で店舗経営を担当することになりました。

そこで、実際にお店を運用している中で店舗オペレーションについての生々しい課題をTUBAMEDOUNUT担当者にヒアリングし、会に参加していただいた皆様のお店のオペレーションの課題も集約しながら、

新三郎商店ではスマレジユーザーさんでもあり、かつ株式会社カホエンタープライズではDX支援をされている万野(先生)さんに仕組化(主にAPIにともなう)を案ベースに考えていただく会とさせていただきました!

 

この記事の目次

登壇者紹介

登壇者

■TSUBAMEDOUNUT 中島さん

大学卒業後、青果卸、QRコード決済の営業を経験。
2022年スマレジに営業として入社。現在はTSUBAME DONUTの運営を担当。

■カホエンタープライズ株式会社  万野 さん

カホエンタープライズ株式会社にてデータ分析・DX支援に従事。新三郎商店株式会社にて現パートナー(元役員)
趣味_狩猟

 

セッション1: TUBAMEDOUNUTの取り組みと課題


TSUBAMEDOUNUT 中島さん

 

外食業界が抱える課題から解決すべき課題として
「人手不足」「人件費・食材費の高騰」・「IT化の遅れ」「若い世代の価値観の変化」「古いマネジメント体質」が挙げられます。

これらの課題に対して、TUBAMEDOUNUTでは「生産性を上げること」と「固定費を下げること」を主要な経営課題として設定し、以下の施策を実施しました。

 

これまで取り組んできた具体的施策

 

・Airレジからスマレジへのリプレイス(スマレジPOS)
・入荷(製造数)、ロス数の記録(スマレジPOS・リテール)
・POS連動キャッシュレスの導入(スマレジ・PAYGATE)
・正確な出退勤の記録(スマレジ・タイムカード)
・人件費、原材料費、製造工程の見直し
・月間予算(KPI)の共有

TUBAMEDOUNUTではバックオフィス作業の省人化とデータの可視化のために上記の施策を実施しました。

現時点で部分最適は実現できましたが、全体最適に活かしきれていないという課題が生まれました。

 

その中でのうまれた課題

 

※業務編※ 

・入荷作業(脱ホワイトボード、スマレジへの自動入荷)
・部門売上の自動通知
・商品別売上の自動通知
・PLをスプレッドシートで管理しているため、商品ごとの入荷数・販売数・ロス数をスマレジから取得とスプレッドシートへの反映
・現場へ予算をスラック通知をすようになってからの変化、影響
・原材料の在庫管理方法、発注アラート
・備品(消耗品)の在庫管理方法、自動発注

 

※社内リテラシーおよび ITスペック教育編※

・LINEやスラックなど社内ツール変更による現場の反応
・新しい取組、サービスの現場への落とし込み
・新しい取組、サービスに対する現場からの反発に対する準備、対応
・リテラシーが高くないスタッフへの対応(マニュアルや対応など)

 

※その他 小技編※ 

・スプレッドシート活用例(GAS)
・フォーム活用例
・価格の異なる同一商品の管理
・翌日のラインナップ投稿自動化(Instagram)


上記をまとめると、スマレジ管理画面上の数値をLINEのようなコミュニケーションツールで各スタッフに通知(時間指定)する仕組み化、
GASを使えるスタッフがいないため、どう教育や採用を行うか、その他 日替わり商品のラインアップをSNSで自動投稿を図る点などが課題としてあがりました。

 

 

 

セッション2:万野さんによるAPI連携を利用した店舗の仕組み化オペレーション紹介

続いて、先程のTUBAMEDOUNUTの課題を万野さんに時間が許す限りAPI(エーピーアイ)による解決法を伝授していただきました。


カホエンタープライズ株式会社、新三郎商店株式会社 万野さん

そもそもAPIとは、簡単に言うと「アプリやプログラム同士が話し合うためのルールや約束事」です。

例えば、スマホの天気予報のアプリを考えてみてください。利用者が「今日の天気を教えて」と天気予報のアプリに頼むと、天気予報のアプリが「今日の天気は晴れだよ」と教えてくれます。この「頼む方法」や「教えてくれる方法」がAPIです。

スマレジはAPIを公開しているのでスマレジ内の欲しいデータ(取引・商品・在庫・予算)や情報を他のアプリやツールに連携させて受け取ることができるのです。

 

 

 

具体的な活用例

 

1. 売上予算Slack通知

その日の予算を教えてくれる機能を作ることで、スタッフのモチベーションを上げることが目的!(Slackは要約すると社内用LINEみたいなアプリ)

2. 当日売上の通知機能

営業終了後に、売上、決済種別、予算に対する達成度、何が売れたかを教えてくれます。

3. 販売数の通知機能

製造部に商品がどれくらい売れたかを教えてくれます。

4. 出庫依頼の通知機能

製造部に、商品の出庫依頼が登録されたら教えてくれる機能。どの店舗から出庫依頼があったのか、出庫IDのリンクからスマレジの出庫情報を表示できるようにしています。


Slackへの自動通知イメージ

スマレジの予算設定機能で設定されている売上予算を、営業が始まる前にSlackチャンネルにお知らせする機能です。

仕組みとしては、
①スマレジの設定画面のスマレジAPIページで、契約IDとアクセストークンを用意
②Slackにメッセージを通知するための仕組み「Webhook」を利用
③通知する仕組みはGoogle Apps Scriptを利用(当日、実際に動かしていただきました。)

 

その他にもここでは書ききれませんが…リテラシーが高くないスタッフへの対応方法(マニュアルや対応など)や原材料の在庫管理方法、発注アラート方法、備品(消耗品)の在庫管理方法と自動発注など小技やマインド含めてご教授いただきました!

↓紹介いただいた内容を一部画像で抜粋しています。

 

 

最後にまとめ

大阪同様に福岡も今回で7回目の開催となりましたが、ご参加者の皆さん、本当にありがとうございました!

次回の開催が決まり次第、Facebookのグループでシェアしますので、登録がまだの方や興味のある方は是非グループにご参加ください!

結論として、APIつかえば行ける。これは他のオペレーション使えば解決できるということはお判りいただいたと思います。

今回はTUBAMEDOUNUTを例に出して課題抽出からの解決っというアプローチで進めてみましたが、皆が自分たちのお店ではどうかということで、自分事化できるような会になりました。

次回は是非とも、皆さんの課題をシェアしていただく会にしたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。

執筆 真鍋 誠人

スマレジにて主にイベントマーケティング・コミュニティマーケティング・SNSマーケティング担当。スマレジユーザーのコミュニティ「アキナイラボ」の統括責任者をしており、店舗運営にまつわるヒント・コツを共有し相互発展していけるよう環境作りに日夜奮闘中。

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