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決済 2022/06/14 2024/09/30

QRコード決済とは?電子マネーとの違いや種類を分かりやすく解説


この記事でわかること

  1. QRコード決済の方法と仕組み、電子マネーとの違い
  2. 導入する店側・顧客側のメリット
  3. QRコード決済の種類や手数料
  4. QRコード決済導入の流れや導入サービスを選ぶポイント


QRコード決済に関して興味を持っており、どのような種類があるのか情報を集めている方もいるのではないでしょうか。

QRコード決済は、初期費用・月額費用なしですぐに利用できるものもあり、比較的コストをかけずに導入できます。また、QRコード決済にはさまざまな方法があり、顧客層に応じてどの種類を導入するか選ぶことが大切です。

本記事では、QRコード決済の仕組みや決済方法、導入するメリット、サービスの種類、導入の流れを紹介します。

この記事を読んで、どのQRコード決済を導入するか検討してみてください。



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この記事の目次

 

QRコード決済とは?

QRコード決済はキャッシュレス決済の1つで、QRコードを介して決済を行う方法です。

これまでのキャッシュレス決済と言えば、クレジットカード決済やICカード決済が一般的でしたが、各QRコード決済サービスの普及活動により、QRコード決済を利用する人が増えています。

ここでは、QRコード決済の方法と仕組みを詳しく紹介します。

 

QRコード決済の方法と仕組み

QRコード決済は、利用者側がQRコードをスキャンする方法と店舗側がスキャンする方法があります。

利用者のQRコード決済アプリ、もしくは店舗の端末に四角く印字されたバーコードが表示されます。

 

ユーザースキャン

ユーザーがQRコード決済アプリの機能を活用し、店舗に設置されているQRコードをスキャンして決済する方法です。

店舗がQRコード決済サービスに加盟すると、店舗ごとにQRコードが発行されます。そのQRコードをレジ周辺に設置すれば準備は完了です。

 

<支払い方法>

  • QRコード決済を希望するお客様に設置したQRコードを読み込んでもらい、会計金額をお客様にアプリ上に入力してもらう
  • 入力した金額を店員が確認後、お客様に「支払う」などのボタンをタップしてもらい、決済完了の画面が表示されたら決済処理の終了

 

ユーザースキャンの方法では、店舗側がQRコードを提示し、入力された金額と決済完了の画面を確認するだけなので、特別な操作をする必要はありません。簡単に導入でき、すぐに使えるメリットがあります。

 

ストアスキャン

ストアスキャンは、お客様にアプリ上のQRコードを表示してもらい、店員が専用の端末でスキャンする方法です。

 

<支払い方法>

  • QRコード決済を希望するお客様に設置したQRコードを読み込んでもらい、会計金額をお客様にアプリ上に入力してもらう
  • 入力した金額を店員が確認後、お客様に「支払う」などのボタンをタップしてもらい、決済完了の画面が表示されたら決済処理の終了

 

スーパーやコンビニなど回転率の高い店舗では、POSレジと連動させ、付属のスキャナーで読み取るスタイルが普及しています。お客様が提示したバーコードを一瞬で読み込むだけですぐに決済が終了するため、ムーズにレジの対応ができますまた、レジとは別の独立した端末で読み取る方式もあります。

この方法では、専用の端末でお客様が提示したQRコードをスキャンして決済金額を入力し、お客様に確認してもらった後に決済ボタンをタップします。

 

QRコード決済の決済方法

QRコード決済には、前払い、即時払い、後払いの3つのタイプがあります。

決済方法はQRコード決済サービスによって決められているため、店舗側で選択できるわけではありません。そのため、各決済方法の特徴を理解し、希望の決済方法を導入しているQRコード決済を検討することが大切です。

 

前払いタイプ

前払いタイプは、QRコード決済の定番の決済方法です。

前払いタイプのQRコード決済を行う場合、お客様は事前にQRコード決済アプリに現金やクレジットカードでお金をチャージしなければなりません。アプリにチャージした金額の範囲内で買い物ができ、決済完了と同時にアプリ上の残高から差し引かれます。

たとえば、予め3,000円のお金をチャージして、2,000円の買い物をした場合、アプリ上の残高は自動的に1,000円になります。残高以上の決済を行いたい場合は、決済前に追加でチャージする必要があります。

前払いタイプは、残高の範囲内でしか決済ができないので、QRコード決済の使い過ぎなどを防げる点がお客様側にとっては大きなメリットです。キャッシュレス決済は使い過ぎてしまう点がデメリットなので、使えるお金をコントロールできることが多くのユーザーから評価されています。

また、使い過ぎが防止ができるメリットとは相反しますが、クレジットカードと連携することで、決済直前に残高が足りなくなってもすぐにチャージできます

 

即時払いタイプ

即時払いライプは、QRコード決済では珍しい方法です。

QRコード決済が行われると、事前に紐づけておいた銀行口座の残高から、リアルタイムで引き落としされます。

即時払いタイプも口座残高以上の決済ができないため、お客様は利用金額のコントロールがしやすいでしょう。ただし、生活費等を管理している口座を使うと混乱を招く恐れがあるため、お客様にはQRコード決済用の銀行口座を用意することが推奨されています。

 

後払いタイプ

後払いタイプはクレジットカードと同じ仕組みで、指定期間の決済金額の合計が翌月にお客様に請求されます。

前払いや即時払いでは、決済のたびに残高から差し引かれるため都度残高を確認しなければなりませんが、後払いは残高を気にする必要がありません。

また、クレジットカードと同じ仕組みですが、決済時のサインや暗証番号の入力が不要なので、よりスムーズに決済を行える点がメリットです。

 

電子マネーとの違い

QRコード決済と電子マネー決済は、支払い方法が異なります。

QRコード決済は、アプリ上や店舗に設置されたQRコードを介して決済を行う方法ですが、電子マネー決済は、ICカードやスマホを専用端末にかざして決済します。

また、QRコード決済は一般的に決済として使用されるたびにポイント還元があり、キャンペーンなども頻繁に実施されています。一方、電子マネー決済の中にはポイント還元がない、もしくは特定の店舗での利用のみポイント付与の対象となっているケースがあります。

 

クレジットカードとの違い

クレジットカード決済では、決済端末にクレジットカードを挿入したりタッチしたりすることで決済します。QRコード決済がアプリなどに表示されるQRコードを使用するのに対し、クレジットカード決済は物理的なカードを使用するのが特徴です。

ただし、Apple Payのようにスマートフォンにクレジットカードを登録できる仕組みも登場しています。この場合は、スマートフォンをかざすだけでクレジットカード決済ができるため、必ずしも物理的なカードを使用するケースばかりではありません。

クレジットカードは後払い方式で、利用額が後日引き落とされるようになっています。事前のチャージは不要ですが、1ヶ月あたりの利用限度額が決められていて、限度額以上は利用できません。

 

QRコード決済を導入するメリット

QRコード決済を導入することで得られるメリットはいくつかあります。ここでは、店舗側と顧客側に分けてメリットをご紹介します。

 

お店側のメリット

QRコード決済を導入すると、お店側には以下のようなメリットがあります。

  • 現金管理が不要になる
  • 会計業務がスムーズになる
  • 人的ミスを防げる
  • 集客・単価がアップする
  • インバウンド需要に対応できる

レジ内で管理する現金が減るため、小まめに売上金を抜いたり釣銭を足したりする必要がなく、締め作業も早くなります。また、現金の受け渡しが少なくなれば、会計処理がスムーズになり、お金の受け渡しミスの防止にも繫がるでしょう。

消費者は手持ちの現金を気にすることなく買い物ができることから、集客や単価アップも狙えます。さらに、海外でもQRコード決済が進んでいる国が多いため、海外需要にも対応可能です。




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顧客側のメリット

QRコード決済を導入すると、お客様側には以下のようなメリットがあります。

  • ポイントが貯まる
  • 手持ちの現金を気にする必要がない
  • 財布を取り出さずにラクに決済できる

QRコード決済を使用するとポイントが貯まるので、お客様側にとってはお得感があります。

他にも、スマホ一つで支払いができるため、お会計がより素早くスムーズになる点もメリットです。QRコード決済を導入するだけで、顧客満足度向上に繫がる可能性が高いことを覚えておきましょう。

 

QRコード決済を選ぶ際に押さえておきたいポイント

初期コストや運用コスト等の費用面

QRコード決済は初期コストや運用コストが無料となっているサービスが多く、比較的安価に導入ができますが、サービスによっては決済手数料がかかるものもあります。

サービスを提供している会社によって料金設定が異なるため、事前に確認しておくことが重要です。

 

利用ユーザー数やキャンペーン

QRコード決済を利用しているユーザーにとって、使い慣れた決済方法が利用できるかどうかということも、店舗利用のきっかけとなります。より利用ユーザー数が多いサービスを導入することで潜在顧客の獲得に繋がると言えます。

また、サービスごとに実施しているキャンペーンも重要です。ポイント還元率が上がるキャンペーンは、ユーザーの購買を後押しするため、各サービスのキャンペーン内容や、頻度なども確認しておきましょう。





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【徹底比較】手数料もご紹介!QRコード決済の種類

QRコード決済にはさまざまな種類があるので、どのサービスを導入するのか比較しながら選ぶことが大切です。

ここでは、数あるサービスの中でも特に人気の高い種類をピックアップして紹介します。どのQRコード決済を導入すべきか迷っている方は、サービス選びの参考にしてみてください。

 

PayPay

QRコード決済の定番と言えばPayPayです。

プロモーション強化により、QRコード決済の中でも最も認知が広がっているため、利用者の数が多いです。導入するのに専用端末は不要で、初期費用も一切発生しません。

また、ポイント還元キャンペーンやクーポンの発行などユーザーへの還元度が高いため、導入するだけで集客アップが狙えるでしょう。決済手数料は、条件を満たせば1.6%と最安値で、振込手数料も0円です。

 

LINE Pay

LINE Payでは、LINEアプリを使って決済を行います。

LINEユーザーは全員利用できるため、お客様はLINE Payを使用するために新たなアプリを導入する必要がありません。アプリの導入や登録に手間を感じているお客様も、負担なく利用できます。

また、決済時にLINE公式アカウントの友だち追加を促すことができる点も魅力の一つです。LINE公式アカウントでは、友だち追加をしたユーザーに対してDMを送ることができるため、高いプロモーション効果が期待できます。

導入費用と月額費用は0円で運用できますが、決済手数料は3.45%とやや高めです。LINE Payのコード決済は、PayPay加盟店に申し込めば利用できるので、PayPayの導入を検討している方は、あわせてLINE Payも導入してみると良いでしょう。

 

メルペイ

メルペイとは、フリマアプリのメルカリを使って決済を行う方法です。

メルカリの売上をそのままQRコード決済に活用できるため、お客様にとって利便性が高く、ユーザー数も増えています。初期費用と固定費は一切かからず、決済手数料は2.6%と相場よりも低めです。

メルカリのユーザー数が2,045万人といわれており、クレジットカードを所有できない未成年を中心に利用者が増えています。顧客に高校生などの未成年が多い店舗は、メルペイの導入がおすすめです。

 

楽天ペイ

楽天ペイは、楽天ポイントを貯めて使えるQRコード決済方法です。

楽天サービスを利用する方の使用率が高いため、楽天ポイントを活用しているお客様に対して高い集客効果が期待できます。

また、店舗側は無料で導入できるだけでなく、楽天銀行と紐づければ365日いつでも無料で翌日振込してもらえます。決済手数料は3.24%とやや高めですが、集客や単価アップも見込めることから、相対的に利益拡大が狙えるでしょう。即日現金化したい方などは、前向きに導入を検討してみるのがおすすめです。

 

店舗がQRコード決済を導入するときの流れ

決済事業者に申し込むことで、QRコード決済の導入が可能です。ただし、決済サービスと直接契約するか決済代行会社と契約するかで、QRコード決済導入の流れは異なります。

最後にQRコード決済を導入する流れを紹介するので、手続きをするときの参考にしてみてください。

 

決済サービスと直接契約する場合

導入したいQRコード決済サービスを決めたら、該当サービスを運営している会社に加盟店申請を行いましょう。

審査が行われ、審査に通過したらQRコード決済に必要なキット(QRコードやポスターなど)が送られてきます。お客様に認知してもらい、QRコード決済を活用してもらいましょう。なお、ストアスキャンで専用端末が必要な場合は、担当者による説明等が行われ、準備ができ次第利用できます。

 

決済代行会社を利用する場合

決済代行会社とは、事業者とQRコード決済事業者の間を取り持ってくれる業者で、事業者の代わりに決済手続きなどを行ってくれます。

複数のキャッシュレス決済(クレジットカード決済やICカード決済など)を利用したい方におすすめです。

決済代行会社を利用する場合は、契約の申請を行い、導入したい決済手段を選択します。後は、決済代行会社が導入に必要な手続きをまとめて行ってくれるので、店舗に端末がセットされるのを待つだけです。

複数の決済サービスと直接契約を結べば、決済事業者ごとに決済手数料が引かれ、手続きの手間もかかります。そのため、複数のキャッシュレス決済を導入したい方は、決済代行会社に相談してみてください。

PAYGATEでも、主要なQRコードはもちろんのこと、電子マネーやクレジットカードなどのあらゆるキャッシュレス決済に対応できます。30秒で資料のダウンロードが可能ですので、ぜひご覧ください。





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QRコード決済を安心して使用するためのポイント

QRコード決済は、お客様側と店舗側がそれぞれ注意しておきたいセキュリティのリスクがあります。QRコード決済を安心して使用するために、リスクについても理解しましょう。

ここでは、QRコード決済に伴うリスクと、店舗側でできるセキュリティー対策を紹介します。

 

QRコード決済に伴うリスク

QRコード決済に伴うリスクとして、QRコードの盗撮や偽造が挙げられます。

QRコードの盗撮はストアスキャン方式を採用する店舗で懸念されるリスクで、お客様が表示しているQRコードを後ろから盗撮する手口です。QRコードを盗撮されると不正利用されて、身に覚えのない支払いが発生するおそれがあります。

QRコードの偽造は、ユーザースキャン方式を利用する際のリスクです。店舗に設置しているQRコードのパネルの上に偽のQRコードを貼り付け、売上金を盗み取ります。

実際に海外ではこれらの手口による被害が発生しているため、注意しなければなりません。

 

店舗側ができるセキュリティー対策

店舗側ができるセキュリティ対策として、「QRコードをスタッフの目が届く場所に設置する」「動的QRコードを利用する」などが挙げられます。

ユーザースキャン方式の場合、お客様が読み取るためのQRコードを店頭に設置する必要があります。このとき、スタッフから見えづらい場所に設置してしまうと、上から不正なQRコードを貼り付けられるリスクが高まるので注意してください。偽造防止には、レジ前など常に人目のある場所にQRコードを設置することが大切です。

動的QRコードとは、決済ごとにQRコードを生成する仕組みです。

レジに設置したモニターにその決済専用のQRコードを生成し、お客様に読み取ってもらいます。毎回異なるQRコードを使うため、先ほど紹介したような偽造の手口は使えません。

 

QRコード決済で支払いをよりスムーズに!キャッシュレス化を目指している人は検討してみよう

QRコード決済を導入すると支払いがよりスムーズになり、お店にもお客様にもメリットが多いため、前向きに検討することをおすすめします。幅広い支払い方法を設置するだけでも、売上アップが見込めます。

PAYGATE」は主要なQRコードに対応しており、電子マネーやクレジットカード決済などあらゆるキャッシュレス決済を一度に導入できます。また、QRコード決済はPOSレジと連携することで、業務効率アップも図ることが可能です。決済手数料3.24%が安くなるキャンペーン中ですのでQR決済の導入をお考えの事業者様は、ぜひ利用をご検討ください。

執筆 菊池 勲

複数事業が存在するスマレジの中で、全社横断的にWebマーケティングを展開する事業戦略本部にてマーケティングを担当。 主にオンライン広告の取扱をメイン業務とし、各ベンダー様と共に出稿後のパフォーマンス・予算管理・データ分析および検証に基づくプランニングを担当。

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