最近はキャッシュレス対応を導入している個人タクシー事業者も増えてきました。まだ未対応な場合でも、必要性は感じ始めているケースがほとんどではないでしょうか。
本記事では、個人タクシーでキャッシュレス決済を導入するメリットやキャッシュレス決済端末の選び方、おすすめのサービスを紹介します。キャッシュレス化の対応を検討している個人タクシー事業者の方は、ぜひ最後までチェックしてください。
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個人タクシーの決済はこれ一台で解決
この記事の目次
個人タクシーでキャッシュレス決済を導入するメリット
個人タクシーでキャッシュレス決済を導入することで、いくつかのメリットがあります。主なメリットは以下の6つです。
- 会計がスムーズになる
- 未払い防止に効果的
- 感染症対策に繋がる
- 支払い方法を理由にした機会損失を防げる
- 訪日外国人に対応しやすくなる
- 高額決済のお客様を獲得しやすい
キャッシュレス決済の導入を迷っている方は、これらのメリットを参考に検討してみましょう。
会計がスムーズになる
キャッシュレス決済を導入することで、会計対応がスムーズになります。
従来は現金でやり取りをするのが一般的でしたが、お釣りの受け渡しが発生するなど金銭のやり取りに時間がかかる点が課題でした。
そこで、キャッシュレス決済を導入すれば、金銭のやり取りをする手間を省くことができます。
目的地に到着してから下車までスムーズになり、顧客もストレスなくサービスを利用することができるため、顧客満足度向上を狙えるでしょう。
未払い防止に効果的
キャッシュレス決済に対応することで、顧客の未払いを防ぐことができます。
顧客の中には、時間に追われている人もいて、実際に払った金額が若干足りていないことも多々あります。たとえば、目的地到着直前にメーターが変わり、顧客が確認していた金額と差が生じていれば、顧客が把握している金額と乗車料金に誤差が生じることもあるかもしれません。
顧客がキャッシュトレイに置いた現金を運転手が確認した後に下車するのが通常ですが、急いでいる人の中には、運転手が確認する前に下車してしまう人もいるでしょう。そこでもし未払いが発生していれば、タクシー業者が泣き寝入りする羽目になるかもしれません。また、悪質な顧客であれば、トラブルに発展する可能性もあります。
キャッシュレス決済であれば、不足金が生じることもないので、運転手の負担の軽減に繋がるでしょう。
感染症対策に繋がる
キャッシュレス決済の導入は、感染症対策として有効です。
感染経路の1つに現金でのやり取りがあり、現金の受け渡しの回数が増えるほど、感染リスクが高くなります。キャッシュレス決済を導入すれば、現金接触による感染リスクを抑制できるため、従業員の安全性を高めることが可能です。
コロナ禍も落ち着きましたが、現在もコロナウイルス感染者が一定数いるため、引き続き感染対策が求められます。感染症対策としてキャッシュレス決済を利用する人も増えているので、顧客のニーズにマッチできて一石二鳥です。
支払い方法を理由にした機会損失を防げる
支払い方法が限定されていることを理由にした機会損失を防ぐこともできます。
キャッシュレス決済を利用することで、ポイントを貯めることができ、クーポン等によりお得に買い物をすることが可能です。そのため、現金払いよりもキャッシュレス決済を好むユーザーが一定数存在します。
タクシー料金は事前に予想することは難しく、現金でのやり取りは時間がかかります。これらの理由により、キャッシュレスに対応しているタクシーを選ぶ人もいます。逆を言えば、キャッシュレス決済に対応すれば、集客効果が期待できるでしょう。
訪日外国人に対応しやすくなる
訪日外国人に対応しやすくなる点もメリットの1つです。
外国人観光客の多くはキャッシュレス決済を好んで使用するため、キャッシュレス対応をアピールすることで、外国人観光客の利用率を高めることができます。
日本人が海外旅行をする際、クレジットカードでの支払いがメインとなるように、訪日外国人も同じです。訪日外国人の中には、あらゆるサービスをクレジットカード等で利用できることを想定している人も一定数いるため、そのような顧客を逃さないためにもクレジットカードを中心に、キャッシュレスに対応できるようにしておきましょう。
高額決済のお客様を獲得しやすい
キャッシュレス決済を導入することで、長距離移動の顧客を獲得しやすくなります。
タクシー料金は移動距離が長くなるほど高くなるため、基本的に短距離から中距離での移動で利用されることが多いです。
しかし、クレジットカード等が利用できれば、手持ちのお金を気にすることなく、利用することができます。たとえば、終電を逃した場合でも、キャッシュレス決済が可能であれば、ビジネスホテル等に宿泊するのではなく、タクシーで帰宅を選択する人もいるかもしれません。
タクシー事業において、長距離移動は一気に売上を確保するチャンスです。客単価を上げるきっかりにもなるので、キャッシュレス決済を導入して、顧客が安心して長距離移動できるようにしましょう。
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個人タクシーで導入するキャッシュレス決済端末の選び方
個人タクシーで導入するキャッシュレス決済端末の選び方について説明します。端末選びのポイントは以下の3つです。
- 決済方法の種類が豊富
- コンパクトで置き場所に困らない
- 導入費用と決済手数料の負担が少ない
- サポートが充実している
- スムーズに決済が行える
タクシーでキャッシュレス決済を導入する上で、これら3つの点を意識することが大切です。決済端末を選ぶときの参考にしてください。
決済方法の種類が豊富
そもそもキャッシュレス決済といっても決済方法は豊富で、手段によって対応の流れが異なります。
そのため、何の決済手段を導入するのか明確に決めることが大切です。特に以下の3つの方法は、キャッシュレス決済において押さえておく必要があります。
- クレジットカード
- 電子マネー
- QRコード決済
- 国際決済サービス
これらの決済方法さえ押さえておけば、大まかなキャッシュレス決済に対応することができます。それでは、具体的にどのような決済方法なのか説明します。
クレジットカード
クレジットカード決済は、個人情報を紐付けした専用のカードを用いる決済手段で、キャッシュレス決済の中でも特に利用者が多い傾向があります。
クレジットカードを専用端末で読み取ることで、カード会社に決済情報を送信し、決済処理を行います。その場での現金のやり取りは必要なく、後日カード会社から料金が支払われる仕組みです。
従来は、専用端末にカードを挿入、もしくはスライドするタイプが多かったですが、近年はカードをかざすだけで決済ができる種類も登場しています。ちなみに注意しなければならないのは、VISAやMastercard、JCBなど、複数のカードブランドがある点です。端末によって対応していないブランドがあるので、なるべく多くのブランドに対応した端末を選ぶことをおすすめします。
電子マネー
電子マネーは、専用端末にカードもしくはスマホをかざして決済を行う方法です。
主にSuicaなどの交通系電子マネーとWAONなどの非交通系電子マネーの2つに分かれます。電子マネーは、キャッシュレス決済の中でも特に決済スピードが早いため、会計対応をスムーズ化させることが可能です。
ただし、気をつけなければならない点は、電子マネーを使用するためには、事前にお金をチャージしなければならず、料金に対してチャージ金額が不足している場合は、決済が行われない点です。タクシーは公共交通機関の近くに停まっていることが多いため、少なくとも交通系電子マネーに対応しておくと利便性が高まるでしょう。
QRコード決済
QRコード決済は、顧客のスマホの画面上に表示したQRコードを専用端末で読み取る、もしくは車内に設置しているQRコードを顧客のスマホで読み込んでもらって決済を行う方法です。
QRコード決済の中でも特にユーザーが多いのは、以下のサービスです。
- PayPay
- 楽天ペイ
- メルペイ
- d払い
- auPayなど
全てのQRコード決済に対応できるに越したことはありませんが、少なくともこれら5つの方法は対応できるようにしておきましょう。
国際決済サービス
外国人観光客に対応するためには、国際決済サービスにも対応できることが望ましいでしょう。特に、観光地や国際空港の近くで運営する個人タクシーにとっては、より幅広い顧客層を獲得するために不可欠です。
国際決済サービスに対応した決済端末を導入することで、外国人観光客が自国のクレジットカードやモバイル決済アプリを使用して簡単に支払いを行えるようになります。これは、外国人客にとっての不安や手間を減らし、スムーズな取引を実現します。また、キャッシュレス決済の普及により、安全性が高く、効率的な取引が可能となるため、顧客満足度の向上にも貢献します。
PAYGATEでは主要なクレジットカードの対応はもちろん、WeChat PayやAlipayなどの決済手段にも対応可能です。
コンパクトで置き場所に困らない
タクシー内のスペースには限りがあるので、なるべくコンパクトなサイズのものを選ぶ方が良いでしょう。
決済端末だけでなくレシートプリンターも同時に設置しなければならないので、意外とスペースを取ってしまいます。
また、複数の決済手段を導入する場合は、決済方法に応じて端末を導入しなければなりません。そこで、複数の決済手段に同時対応できるマルチ決済端末の導入をおすすめします。マルチ決済端末には、レシートプリンターが一体となっているタイプがあるので、場所を取ることなく端末を設置することが可能です。
導入費用と決済手数料の負担が少ない
キャッシュレス決済端末を導入する際、導入費用と決済手数料などのコストが低いことは、特に個人事業主や小規模事業者にとって大きなメリットです。
近年は多くの決済サービスプロバイダーが、競争が激化している市場環境の中で顧客を獲得するために、低コストでのサービス提供を実現しています。また、決済手数料も比較的低く設定されていることが多く、売上に占めるコストの割合を抑えることができます。
これにより、キャッシュレス決済を利用した売上増加を実現しつつ、利益率を保つことが可能となります。
サポートが充実している
キャッシュレス端末に問題が生じた際や操作方法に不明点が出た際は、スピーディーに解決する必要があります。そのため、端末の導入時・導入後のサポートが充実していることが大切です。
受けられるサポートの内容(メール・電話・チャットなど)や営業曜日・時間などを確認し、適切なサポートを受けられるサービスを選びましょう。
スムーズに決済が行える
決済完了までなるべく時間がかからずに、スムーズに決済処理できるものがおすすめです。
せっかく決済の手間を省くためにキャッシュレス決済を利用しているにもかかわらず、決済完了まで時間がかかってしまえば、そのメリットを活かすことができません。
タクシーの利用者の中には急いでいる人もいるため、なるべく早く対応してストレスを与えないようにしましょう。
先ほど紹介しましたが、キャッシュレス決済の中でも電子マネーのようにタッチ式の対応が決済処理を早く済ませることができます。そのため、タッチ決済可能なカードやスマホをかざして素早く決済できる端末を導入するとよいでしょう。
個人タクシーにおすすめのキャッシュレス決済端末
個人タクシーでキャッシュレス決済を導入するなら、PAYGATEがおすすめです。
PAYGATEは、たった1台であらゆるキャッシュレス決済手段に対応できるマルチ決済端末で、個人タクシーで利用するのに適しています。
PAYGATEの特徴
「PAYGATE」には、以下のような特徴があります。
- 主要な決済ブランドに対応
- 小型でタクシー内でも設置しやすい
- レシートの発行もできる
- 低コストで導入できる
- 365日サポート体制が整っている
- POSレジと連携可能
- 簡単なPOS機能も備えている
4G対応で屋外のタクシーでも利用できるので、おすすめのサービスです。各特徴を参考に端末選びの参考にしてください。
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主要な決済ブランドに対応
PAYGATEは、キャッシュレス決済の主要ブランドを網羅しています。主な対応ブランドは以下のとおりです。
- 決済手段
- 対応ブランド
- クレジットカード
- VISA、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯
- 電子マネー
- iD、WAON、nanaco、楽天Edy、QUICPay、交通系IC(Suicaなど)
- QRコード決済
- PayPay、d払い、楽天ペイ、auPay、メルペイ、LINEペイ、ALYPAY、WeChat Pay
訪日外国人への対応も可能で、幅広いニーズに対応できます。複数のキャッシュレス決済をまとめて導入できるのが魅力です。
小型でタクシー内でも設置しやすい
スマレジのキャッシュレス決済端末「PAYGATE」は、小型で省スペースのため、タクシー内にもスムーズに導入することが可能です。
さらに、スマレジが展開している簡易POSレジの「PAYGATE POS」と連携すれば、会計管理も簡単にできるようになります。売上管理業務の効率化を図れるので、同時に導入するのがおすすめです。
レシートの発行もできる
マルチ決済端末のPAYGATEは、1つの端末でさまざまな決済手段に対応できることはもちろん、プリンターも内蔵されているので、1台で決済からレシートの印刷まで全て簡潔することが可能です。
熱を加えることで印字する感熱紙を使用しているので、インクを使わずに印字することができ、インクの予備などを用意する必要もありません。
低コストで導入できる
PAYGATEは、低コストで導入できる点も特徴です。登録料金や端末料金が0円なので、初期コストはほとんどかかりません。また、月額基本料は、3,300円(税込)とリーズナブルな設定になっているため、大きな負担もなくキャッシュレス決済を導入できます。低リスクで活用できるので、お試し感覚で利用してみてはいかがでしょうか。
365日サポート体制が整っている
スマレジは365日サポート体制が整っているので、万が一トラブルが起きても速やかにコールセンターサポートを受けられます。認定制度をクリアしたエキスパートが対応するため、非常事態に陥ってもすぐに解決することができるでしょう。アフターサービスが充実しているので、初めて決済端末を導入する方でも安心です。
POSレジと連携可能
PAYGATEはPOSレジと連携することが可能で、二度打ちの手間を省くことができます。例えば、決済端末がPOSレジと連携していないケース。こうした場合、POSレジと決済端末それぞれに、同じ金額を入力しなければなりません。しかし、PAYGATEはPOSレジと連携ができるので、このような手間を大幅に削減することが可能になります。
簡単なPOS機能も備えている
PAYGATEは、決済端末内に専用アプリ「PAYGATE POS」をダウンロードするだけで決済端末にレジ機能が搭載され、端末1台で、レジ計算から決済までの作業を完結させることができます。商品データを決済端末の画面内に表示したり、決済端末の画面から過去の取引履歴を確認したりすることが可能となります。
個人タクシーでキャッシュレス決済に対応しよう
個人タクシー業界もキャッシュレス決済への対応が求められています。
キャッシュレス決済に対応することで、会計業務のスムーズ化やトラブル防止、機会損失防止など、さまざまな恩恵を受けることができます。
「PAYGATE」は、1台の端末で主要ブランドに対応することができ、低コストかつ安全にタクシーに導入できるのでおすすめです。マルチ決済端末の導入を検討している方は、よろしければスマレジをご利用ください。