アパレルのレジ対応はお金のやりとり以外にもやるべき作業が多く、スーパーやコンビニのレジと比べると少し複雑です。
そのため、難しいと感じているスタッフの方もいるかもしれません。また、自店舗のレジ業務を効率化したいと悩んでいる店舗経営者の方もいるでしょう。
この記事では、アパレルのレジ対応の基本的な流れと、レジ業務を効率化する方法を紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
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この記事の目次
アパレルのレジ対応のやり方と流れ
アパレルのレジ対応は、基本的に以下の流れで行います。
- 商品の点数を確認する
- 商品のサイズやカラーを確認する
- 合計金額を提示する
- お会計をする
- 包装して商品をお渡しする
- お見送りをする
飲食店やスーパーなどのレジとは手順が異なる部分があるため、それぞれのステップでどのような対応を行うのかチェックしておきましょう。
以下では、上記1〜6の具体的な内容や注意点を紹介します。
①商品の点数を確認する
お客さんがレジに商品を持ってきたら、はじめに商品の点数を確認します。
アパレルショップでは購入が決まっている商品をレジで一時預かりしている場合もあるので、レジで預かっている商品がないかも確認しましょう。
商品の点数を数えたら、「ありがとうございます。合計○点のご購入でよろしいでしょうか」など、声を出してお客さんにも一緒に確認してもらうことが大切です。
②商品のサイズやカラーを確認する
アパレル商品はサイズやカラー展開が豊富なものが多いので、商品をスキャンする前にサイズやカラーがお客さんの希望に合ったものか確認が必要です。
特にサイズは見た目で判断しにくいものもあり、希望と違うサイズの商品をレジに持ってきてしまうお客さんもいるので注意しましょう。
「トップスはブラックのMサイズ、スカートはホワイトのSサイズでお間違いないでしょうか」と、お客さんと一緒にサイズ・カラーを確認してください。
③合計金額を提示する
商品の点数とカラー・サイズに間違いがないことが確認できたら、商品をレジに登録して合計金額を提示します。
バーコードをスキャンして商品を登録できるレジなら、合計金額を自動で計算して表示してくれるため効率的なレジ業務が可能です。
電卓で合計金額を計算する場合は、計算間違いに注意してください。金額の打ち間違いや消費税の計算を誤ると、正しい合計金額が出せません。お客さんに不信感を持たれないように、電卓の画面を見せながら合計金額を計算することも大切です。
④お会計をする
合計金額を提示したら、お客さんから代金をいただきましょう。
現金以外の支払い方法を取り扱っている店舗では、はじめに支払い方法を確認してください。
現金支払いの場合は、預かった金額をお客さんと一緒に数えると間違いやトラブルを防げます。お釣りを返すときも、釣り銭に間違いがないかしっかり確認してから渡しましょう。
クレジットカード決済の場合は支払回数を確認する、QRコード決済の場合はお客さんにQRコードを表示してもらうなど、支払い方法に合わせた対応が必要です。
⑤包装して商品をお渡しする
お会計が完了したら、商品を包装してお客さんにお渡しします。洋服は丁寧にたたんでから包装してください。
包装する前に、「商品をお包みしますので、少々お待ち下さい」などの一声をかけることが大切です。お客さんを長くお待たせしないように、丁寧かつ迅速な包装を目指しましょう。
⑥お見送りをする
小規模なアパレルショップでは、お客さんを出口までお見送りするケースが多いです。
お見送りするときは、「商品をお出口までお持ちいたします」と声をかけて、店舗の手口で商品をお渡ししましょう。
商品をお渡しするときはショップ袋の取っ手を両手で持ち、「ありがとうございました。またお待ちしております」と笑顔で伝え、丁寧にお渡ししてください。
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アパレル接客で覚えておきたい専門用語
アパレル接客では、専門用語が使われるシーンが少なくありません。
アパレルショップのレジや接客で使われる専門用語をいくつか紹介するので、チェックしておきましょう。
カルトン
レジでお金を受け渡しするためのトレイを「カルトン」といいます。
アパレルに限らず、スーパーやコンビニなどのレジでも使われます。
レジ金(れじきん)
「レジ金」は、レジの中に入っているお金のことです。
お客さんから代金としていただいた現金と、釣り銭用にあらかじめ用意しておいた現金の合計がレジ金となります。
キャッシャー
レジそのものを「キャッシャー」と呼ぶことがあります。
また、レジ業務を行う人のことをキャッシャーというケースもあります。
薄紙(うすし)
「薄紙」は、レジで商品を包装する薄い紙のことです。
ショッパー
「ショッパー」とは、お客さんに商品をお渡しするときに使う、ショップオリジナルの手提げ袋のことです。
精算
「精算」とは店舗の営業終了後にレジ金を確認し、レジに登録された売上内容と相違がないか確認することです。「レジ締め」と呼ぶこともあります。
アパレルがPOSレジを導入するメリット
アパレルは商品の確認や包装など、通常のレジ業務より作業が多いのが特徴です。
アパレルの複雑なレジ業務には、POSレジが適しているのをご存知でしょうか。
ここでは、アパレルがPOSレジを導入するメリットを3つ紹介するので、チェックしてみてください。
打ち間違いなど会計ミスが防ぎやすくなる
POSレジを使うと、金額の打ち間違いなどの会計ミスが発生しにくくなるのがメリットのひとつです。
POSレジはバーコードを読み取ったりタッチパネルで商品を選んだりするだけで商品の登録や計算が自動で行われ、人の手によるミスを減らせます。
アパレルのレジはサイズ・カラーの確認や包装など、お金のやりとり以外の作業が多く、会計ミスが起きやすいので注意しなければなりません。手動で商品を登録したり、電卓で合計金額を計算したりする店舗は特に注意が必要です。
また、会計にかかる時間が短縮できるので、レジの混雑を防ぐ効果もあります。
在庫管理がスムーズになる
在庫管理機能を搭載しているPOSレジなら、在庫管理がスムーズに行えます。
POSレジは販売に関する情報をリアルタイムで収集して、在庫データに即時に反映します。
アパレル商品はサイズやカラー展開が豊富なものが多いだけでなく、シーズンや流行によって商品が入れ替わるのが特徴です。そのため、適切に在庫管理を行わなければ過剰な在庫を抱えてしまう可能性があります。
POSレジの在庫管理機能を使えば、在庫数の推移から在庫切れになるタイミングを予測したり、常に最新の在庫数を確認したりできるので、複雑なアパレルの在庫管理もスムーズに行えます。
売れている商品が把握できるようになる
POSレジは販売に関するあらゆるデータを収集し、分析結果をわかりやすくグラフで表示してくれます。
どの商品がどのくらい売れているのかひと目でわかるので、売れ筋商品・死に筋商品の把握が簡単にできるのもメリットです。
先述のとおりアパレルの在庫管理は複雑で、売れ筋と死に筋を正確に把握して発注を調整しなければなりません。POSレジを使えば売上の傾向が目に見えるデータとして得られるので、より正確な売れ筋商品の把握が可能です。
商品単体の売上傾向だけでなく、セットで購入されやすい商品などもわかるので、店舗のディスプレイを検討するときの参考にもなります。
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