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レジ 2021/07/29 2024/02/27

セルフレジとは?導入するメリットや使い方についてもご紹介!

最近ではセルフレジの導入が一般的になってきました。セルフレジを導入する主な目的は、
業務の効率化と顧客満足度の向上です。煩雑な会計業務などが自動化されることで、ミスが減り、待ち時間の短縮にもつながります。

とは言え、セルフレジの導入はメリットばかりではありません。導入を検討している方は、デメリットや費用対効果も理解しておく必要があります。

今回の記事では、セルフレジが何なのか、またセルフレジを導入するメリット・デメリットから使い方までを解説していきます。セルフレジに興味をお持ちの事業者の方は、導入前にぜひ参考にしてください。

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この記事の目次

 

セルフレジとは?仕組みも解説

近年ではスーパーや飲食店、洋服店、クリニックなど幅広く利用されているセルフレジ。身近なところで言えば、セブンやファミマ、すき家、マックスバリュ、イオン、UNIQLOといった店舗で導入が進んでいます。

セルフレジは、「フルセルフレジ」「セミセルフレジ」の大きく2つに分けられます。以下では、これら2つの特徴や仕組みについて解説していきます。

 

フルセルフレジ

フルセルフレジとは、お客自らが商品の読み取りから会計、袋詰めまで行うタイプのレジシステムです。

フルセルフレジでの会計の流れは、まず始めにかごに入った商品を指定の場所に置きます。その次に、商品をバーコードに通して、会計済みの商品を指定の場所に移します。最後にレジの案内に従って清算を行います。

最近では、バーコードの読み取りが不要な「RFID」というシステムが登場しています。RFID(radio frequency identification)では、RFIDタグと呼ばれる電子チップが埋め込まれたタグを使用します。このタグと無線通信でやり取りすることで、面倒なバーコードスキャンをすることなく自動で商品情報を読み取ることができます。

RFIDは普通のフルセルフレジと比べ少々値は張りますが、昔に比べ安価になったため、ユニクロをはじめ、続々と導入され始めています。

 

セミセルフレジ

セミセルフレジとは、商品バーコードの読み取りから清算までを店舗スタッフが行い、支払いはお客さん自身で行うタイプのレジです。

清算を行う部分と支払いを行う部分が分かれているタイプのものと、両者が一体化しているタイプのものがあります。

セミセルフレジでは、完全に無人化できるわけではありませんが、バーコードのスキャンと支払いを分けることで、分業化され、効率的にレジ処理を捌けるようになります。

 

セルフレジの普及率

先ほどご紹介したとおり、飲食店やコンビニなどの大手チェーンではセルフレジの導入が進んでいます。実際にセルフレジで会計をしたことがある人も多いのではないでしょうか。

ここでは、どのくらいセルフレジの普及が進んでいるのか、日本と海外の普及状況を紹介します。

 

日本における普及率

2022年に行われた「スーパーマーケット年次統計調査報告書」では、セルフレジ設置率が25.2%、セミセルフレジ設置率が75.2%という結果が出ています。設置率はいずれも増加傾向が続いていて、店舗数の多い企業ほどセルフレジ・セミセルフレジの設置率が高いのが特徴です。例えば11店舗以上を保有する企業では、セミセルフレジの設置率が80%以上となっています。

また、今後の設置意向として「新たに設置したい」と回答した企業の割合は、セルフレジが28.7%、セミセルフレジが18.5%でした。すでに設置済みの企業でも「設置数を増やしたい」という回答があり、今後さらにセルフレジの普及が進んでいくと考えられます。

参考:2022年スーパーマーケット年次統計調査報告書

 

海外における普及率

日本だけでなく海外でも、セルフレジの普及が進んでいます。日本のようにレジで会計するタイプのセルフレジだけでなく、レジを通さずに手元のスマートフォンで精算できる仕組みを導入している企業もあります。

例えば、アメリカのスーパーマーケット「サムズ・クラブ」では、自分のスマートフォンで購入する商品のバーコードをスキャンし、あらかじめ登録しておいたクレジットカードで決済する「スキャン&ゴー」というシステムを導入しました。

日本でも、ファミリーマートがカメラで商品をスキャンして顔認証で決済するセルフレジを導入するなど、国内外ともにさらに利便性の高いセルフレジが広がっていくと予測されます。

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セルフレジの導入事例

最近ではセルフレジが一般的になりつつあり、目にする機会も増えてきました。では、実際にどのような業種でセルフレジの導入が進んでいるのでしょうか。

以下では、セルフレジの導入が進んでいる業種の一例と各業種ごとの特徴をご紹介します。

 

スーパー・コンビニ

セルフレジの導入が進んでいる業種の中で最も身近なものといえば、スーパーやコンビニエンスストアです。大手コンビニチェーンのセブンイレブン、ファミリーマート、ローソンをはじめ、マミーマートやライフコーポレーションといったお店でもセルフレジの導入が進んでいます。

スーパーやコンビニでは、お昼時や夕方に客が集中します。スタッフの仕事はレジだけではありません。問題は、こういったピークのタイミングで適切な人員を配置することが難しいことです。セルフレジであれば、各レジの傍に人を置く必要がないので、従業員が少なくても問題ありません。これにより、人手不足によるレジの行列は解消でき効率よく業務にあたることができます。

 

飲食店

飲食店でもセルフレジは定番です。牛丼チェーン店のすき家や、すかいらーくグループなどが代表例になります。

飲食店はスーパーなどとは違い、1点ずつ商品をスキャンする作業はありません。会計は一括にまとめて行われます。会計処理のスピードが問題になることは皆無です。

飲食店にセルフレジを導入する利点は衛生面にあります。お金の受け渡しは決して清潔とは言えません。食事を提供するスタッフが直接お金に触れるのは避けたいところです。

セルフレジであれば、客側で清算処理ができるため、従業員はお金に一切触れる必要はありません。飲食店において清潔感のイメージはお客様満足度に直結します。

 

洋服店

洋服店もセルフレジの導入が進んでいます。とりわけ、UNIQLO、GUのセルフレジは従来のものとは比べ物にならないほど高機能です。

従来のセルフレジでは、人が会計を行うときと同じように、お客さんが一つ一つ商品をスキャンする必要があります。一方、UNIQLO、GUが導入している最先端のシステムでは、商品の読み取り工程も完全に自動化されています。

お客さん側で行うことは、買い物カゴを定位置に置くことだけ。レジは、指定場所の置かれた商品のタグ情報を自動で読み取り、一瞬にして面倒なスキャン作業を処理します。

ただし、この自動読み込み機能は完璧というわけではなく、商品の数に差異が出ることもあります。そのため、トラブルが生じた場合にフォローするスタッフを配置する必要はあります。

 

 

セルフレジを導入するメリット

実際にセルフレジを導入する際に、事前にメリット・デメリットを把握しておくのは大切です。ここではセルフレジを導入するメリットを深堀りしてお伝えしていきます。

 

人件費を抑えられる

セルフレジを導入することで人件費を抑えることができます。人件費を削減できる理由は、人が行うべき作業を減らせるためです。

通常のレジであれば、必ず1つのレジに最低でも1人のスタッフを配置しなければなりません。これだと、ピーク時は他の作業を中断してスタッフをレジに集中させる必要が出てきます。また、閑散としている時でも誰か1人のスタッフはレジに待機させなければなりません。

人力での会計処理では、このようにどうしても無駄が出てしまいます。セルフレジであれば、配備するスタッフの調整は不要です。スタッフの待機や他の作業が滞ることによる損失が無くなるので、結果として、人件費の削減につながります。

 

店舗側の業務が軽減できる

セルフレジを導入すると、店舗側の業務が軽減されます。従来のレジでは、必ず人が立って会計処理を行う必要がありました。お客さん一人当たりにかかる労力は、大したものではありません。しかし、それが積みあがることで膨大なタスク量になります。

セルフレジでは、会計処理という毎日のタスクを自動化できます。これにより、レジでのスタッフの作業が削減できます。加えて、混雑時にレジのサポートに向かうといったことも少なくなり、従業員は各自の持ち場で集中して業務に取り組むことができます。

 

精算時のミス防止が可能になる

セルフレジを導入することで精算時のミス防止につながります。 人間は機械ほど正確に処理することはできません。どんなにベテランのスタッフが集中して業務に取り組んでいても、長時間働いていると、ミスの1つや2つは出てしまうものです。

しかし、1円のミスだからといって見過ごすわけにはいきません。

セルフレジであれば、機械なので単純な計算ミスや入力ミスをすることはありません。ミスが無くなることで事務作業が減るだけではなく、お客さんへの信頼向上も見込めるでしょう。

 

 

セルフレジを導入するデメリット

一方、セルフレジはデメリットがあるのも事実です。導入後に後悔しないためにも、デメリットについてもしっかり把握しておきましょう。ここでは、セルフレジを導入する上で解決が必要な問題点を見ていきます。

 

導入コストがかかる

セルフレジは、タイプや機能によって導入コストが大きく変わります。例えば、現金決済のみ対応のものとQRコードなどキャッシュレス決済対応の高機能モデルとでは、当然料金が違います。初期費用は1台あたり60~70万円が相場となっていることを覚えておきましょう。

加えて、電気代やメンテナンス代などのランニングコストもかかります。なお、サブスクリプションでのリース契約もあるので、懐事情に合わせて検討するとよいでしょう。

 

店側もお客さんも使い慣れるまで時間がかかる

セルフレジは店側もお客さん側も使い慣れるまでにある程度時間がかかります。

とくに高齢者の場合、張り紙などで説明書きをしていても、上手く操作できない可能性が高いです。そのため、初めのうちはレジ付近にスタッフを配置し、積極的にサポートする必要があります。

なお、セルフレジが普及してお客さんが慣れてくれば、サポートは不要となるので、この欠点は次第に解消されていくと考えられます。

 

万引きや精算忘れなどのトラブルが起こる可能性がある

セルフレジはお客様自身で精算するため、支払いを忘れて退店してしまったり、わざとレジを通さない万引が発生したり、トラブルが起こる可能性があるのもデメリットです。このような精算関連のトラブルの発生を想定して、対策やトラブル発生時の対応などを事前に考えておかなければなりません。

また、セルフレジの操作に時間がかかるお客様がいるとレジが混雑し、お客様同士のトラブルに発展するケースもあります。このようなセルフレジが原因となるトラブルが想定されることも、導入前に把握しておきましょう。

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セルフレジの使い方

セルフレジは機種によって多少、使い方が変わります。ですが、セルフレジの使い方の基本部分は同じです。ここではセルフレジ機能を搭載したクラウドPOSレジ「スマレジ」の使い方について解説していきます。

クラウドPOSレジ「スマレジ」の使い方は以下のとおりです。

  • 画面上の”お買い物をはじめる”をタップ
  • 商品のバーコードをスキャン、もしくは画面で商品をタップしてカートに商品を入れる
  • すべての商品をカートに入れたら”この内容で購入する”をタップ
  • 会員の場合は”はい”、そうでない場合は”いいえ”を選択
  • 会員の場合はポイントカードのバーコードをスキャン
  • 支払い方法の画面で”現金”、”クレジットカード”のいずれかを選択
  • 支払いが終了するとお釣りの画面が表示され会計が終了

他のセルフレジに関しても操作の流れは大差ないので、ぜひ参考にしてください。

 

便利で使いやすいセルフレジ!メリットとデメリットを比較して検討してみよう

現状、セルフレジをまだ導入していない店舗も多いですが、利便性が認知され始めており、導入事例は増えてきています。

しかし、決して安い買い物ではないので、導入は慎重に行うべきです。セルフレジには会計ミスの防止や人件費削減などのメリットがある一方、導入コストや使い慣れるのに時間がかかるといったデメリットもあります。しっかりメリット・デメリットを把握した上で、検討してみましょう。

当記事で紹介したPOSレジ「スマレジ」にもセルフレジ機能が搭載されています。スマレジの詳細が知りたい方は、ぜひお問い合わせや資料請求をご活用ください。

執筆 菊池 勲

複数事業が存在するスマレジの中で、全社横断的にWebマーケティングを展開する事業戦略本部にてマーケティングを担当。 主にオンライン広告の取扱をメイン業務とし、各ベンダー様と共に出稿後のパフォーマンス・予算管理・データ分析および検証に基づくプランニングを担当。

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