Powered by

Home 店舗運営 小売店の開業の流れと準備方法を徹底解説|資金や必要なものは?

店舗運営 2022/06/30 2024/03/11

小売店の開業の流れと準備方法を徹底解説|資金や必要なものは?

雑貨屋や古着屋など、自分の好きなものを販売するお店を持ちたく、開業したいと考えている人もいるのではないでしょうか。小売店を開業するには、費用や各種手続きなど、覚えておきたいことがいくつかあります。

本記事では、小売店を開業する際の流れや準備方法を解説します。小売業の経営を成功させるためのポイントも紹介しているので、自分のお店を開きたい人はぜひ最後までチェックしてみてください。

¥0から始められる

小売店向け機能満載レジ

詳しく見てみる

 

この記事の目次

小売店の開業にかかる費用

小売店の開業に必要な費用は、店舗の規模や立地、取り扱う商品などによって変わります。例えば、東京の都心でお店を持ちたいと思ったら、開業資金は1,000万円程度必要だといわれています。

開業資金として必要となるのは、大きく次の3つです。

  • 物件の取得にかかる費用
  • 改装にかかる費用
  • 商品や備品などの購入費用

店舗用の物件を借りるときは、初月の家賃と敷金・礼金だけでなく、半年から1年分の賃料も別途必要となるケースが多いです。

コンセプトに合った内装にするには、改装費用も用意しなければなりません。改装費用を抑えたい場合は、内装をほぼそのままの状態で使える「居抜き物件」を探しましょう。

小売店は販売する商品が必要なので、商品を仕入れるための費用も必要です。そのほか、事務用品やレジ、インターネット環境など、店舗運営に必要な備品や設備も用意しなければなりません。

 

小売店を開業する際に必要な資格

小売店は、資格がなくても開業できます。ただし、取り扱い商品によっては自治体への申請や免許の取得が必要となるケースもあるので、注意してください。

例えば、古着などの中古品を取り扱う場合は、店舗所在地を管轄する警察署へ古物商許可申請の提出が必要です。食品を取り扱うなら、保健所へ営業許可もしくは営業届出の手続きをしなければなりません。

取り扱う予定の商品の販売に許可や免許が必要ないか、事前にチェックしておきましょう。

 

小売店を開業するときの準備や手続き

小売店を開業するときは、具体的に以下の流れで進めます。

1.資金を集める
2.店舗物件を探す
3.内装や外装の整備を行う
4.商品を仕入れる
5.レジを導入する
6.届出を行う

それぞれのステップについて、以下で詳しくみていきましょう。

 

資金を集める

先述のとおり、小売店の開業には多くの資金が必要です。すべて自己資金で用意できるならそれに越したことはありませんが、開業資金は高額のため自己資金だけで賄うのは難しいケースも多いでしょう。

開業資金の調達方法として、融資や補助金の活用が挙げられます。融資は返済が必要ですが、補助金は基本的に返還不要なので、まずは国や自治体のホームページを確認して受給できそうな補助金や助成金がないかチェックしてみましょう。

融資も補助金も審査があるため、しっかりとした事業計画書を作成しておくことが大切です。

 

店舗物件を探す

資金を集めたら、店舗物件を探しましょう。効率的に物件を探すには、事前に「立地」「広さ」「家賃」の条件を決めておくのがポイントです。駅からのアクセスや駐車場の有無、取り扱う商品に適した広さなどを意識して、適した物件を探してみてください。

店舗の場合、家賃の目安は月商の7〜10%といわれています。想定される月商から、適した家賃を算出しましょう。

物件を選ぶときは、改装の有無も大きなポイントです。改装の規模が大きくなるほど費用もかかるため、資金に限りがある場合は居抜き物件も選択肢にいれておくのがおすすめです。

 

内装や外装の整備を行う

借りる物件が決まったら、内装や外装を整備します。外装や内装は店舗の印象を大きく左右するため、お客さんから良いイメージを持ってもらえるようなレイアウトやデザインを考えましょう。

施工業者を決めるときは、費用だけでなく過去の実績もチェックして、イメージどおりに改装してくれそうな業者に依頼することが大切です。

スケジュールが決まったら、はやくオープンできるように改装工事と並行してオフィス用品や備品の調達も進めましょう。

 

商品を仕入れる

小売店にとって重要なのが、商品の仕入れです。お店のコンセプトやターゲット層に合った商品を仕入れられる業者を探しましょう。ボリュームディスカウントの有無や手数料・配送料などの金額、納期などの条件を比較して、長く付き合っていけそうな仕入先を選ぶことが大切です。

リスク回避のためには、複数の仕入先を持っておくのがよいでしょう。仕入先が1社だと、何らかの理由でその業者からの仕入れが難しくなったときに商品を調達できなくなってしまいます。

 

レジを導入する

小売店の運営には、レジが欠かせません。レジ業務を効率化するには、POSレジの導入がおすすめです。タブレットにアプリをインストールするタイプのPOSレジなら、簡単に導入できます。

タブレット型POSレの導入は、以下の流れで行います。

  • 使用するPOSレジアプリを決める
  • タブレット端末を用意する
  • タブレットにアプリをインストールする
  • 初期設定を行う

POSレジアプリは種類が多いので、プランやコストから自店舗に合ったものを選びましょう。アプリによってはAndroidに対応していないものもあるので、アプリの対応OSのタブレットを用意してください。

タブレットにアプリをインストールして初期設定をしたら、POSレジが使用できるようになります。必要に応じて、キャッシュドロアーやレシートプリンタなどの周辺機器も購入しましょう。

¥0から始められる

小売店向け機能満載レジ

詳しく見てみる

 

届け出を行う

小売店として営業するには、各種届出が必要です。取り扱う商品などに応じて、必要な届出を行いましょう。

小売店に必要な主な届出として、以下のようなものがあります。

  • 開業届
  • 事業開始等申告書
  • 健康保険など各種保険(スタッフを雇う場合)
  • 古物商許可申請(中古品を扱う場合)
  • 菓子製造業許可(焼き菓子やパンなどを製造して販売する場合) など
  • 開業届はその名のとおり開業するときに提出するもので、業種に限らず提出が必要です。事業開始等申告書は、新たに事務所や事業所を設けた場合に提出します。

そのほか、スタッフと雇うかどうかや取り扱う商品によって、それぞれ必要な届出をしなければなりません。

 

小売業で経営を成功させるためのポイント

小売業で経営を成功させるために、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 宣伝活動
  • セキュリティ対策
  • 売上管理

お店を新しくオープンする場合、宣伝活動に力をいれましょう。オープン前からチラシの配布やポスティング、SNSでの告知などを行って、一人でも多くの人にお店を知ってもらうことが大切です。

小売店では、万引きや強盗に備えたセキュリティ対策も必要です。事前に防犯対策を検討し、安心してお客さんに利用してもらえるお店にしなければなりません。

マーケティング施策の検討には、売上管理も重要です。時間帯ごとの売上傾向や顧客層などを細かく把握できる分析機能が備わったPOSレジアプリも多いので、タブレット型POSレジの導入も検討してみましょう。

 

小売店を開業したい人は一つ一つ準備することが大切!

小売店を開業して経営を成功させるためには、本記事で挙げたような一つ一つの準備を丁寧に行うことが大切です。特に、営業許可が必要な商品を取り扱う場合は、必要な手続きを忘れないようにしましょう。

小売店のレジには、POSレジがおすすめです。タブレット型POSレジの「スマレジ」は売上分析や在庫管理などの便利な機能が備わっていて、管理の手間が軽減できます。毎日のレジ締め作業も簡単になるので、ぜひ活用してみてください。

執筆 菊池 勲

複数事業が存在するスマレジの中で、全社横断的にWebマーケティングを展開する事業戦略本部にてマーケティングを担当。 主にオンライン広告の取扱をメイン業務とし、各ベンダー様と共に出稿後のパフォーマンス・予算管理・データ分析および検証に基づくプランニングを担当。

このページの先頭へ